2009年09月05日
「同じ番手のオイルで、40℃の動粘度も100℃の動粘度も低いOILに変えたのに、エンジンのフィーリングが重くなった。なんで?」と時々訊かれます。
私の答えは決まって、「REDLINEとSUNOCOは2割柔らかいのにしないと合わないの。」
で、どこのオイルにしたのか聞くと、大概REDLINEかSUNOCOのフルエステル。潤滑性の高いといわれている「エステルに換えたのに・・・・・。」と不満なのでしょう。
「エーーー聞いてないよー。なんかに出てんのそんな事。ナンデナンデ。」
薀蓄を垂れんのもイヤなので、「昔からそうだヨ~ん。」
めんどくさいことは歳のせいにするところも、死んだ親父に似てきた。
Posted at 2009/09/05 20:02:56 | |
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オイル | クルマ
2009年06月28日
三角おにぎりがクルクル回り、小型で高回転高出力が望める希少なエンジン。ハウジング内に少しづつオイルを入れながら回すのも2ストに通じるものがあります。
ロータリーを積む車は、そのスポーツ性能をアピールするため、グリルがない。小型で高回転型高出力エンジンなので当然高発熱になる。ターボ付だと火の車状態。走行風をいかに効率よく冷却に使うかがポイントです。頻発するオーバーヒートでクルマを降りるハメになった方も多いと聞きます。冷却・廃熱には気を使わされるエンジンです。
オイル的に考えると、冷却が十分できないと油温が上がりすぎてしまい、へたりが早く油圧が下がって危険!
またターボ車はフルブースト下では高圧縮の混合気を逃がさずに着火点まで保ち、さらに高い膨張圧にも耐えなければなりません。
なので高温粘度の高い固いオイルに頼るしかありません。小さいエンジンで高発熱なのですから、油圧を保ち流量を確保しないと、いくらハウジングが丈夫なロータリーでも持ちません。
低回転負圧領域では比較的低温・低圧縮。低負荷でもブローバイが多くなりがちです。固めのオイルが有効です。ただし十分な暖気が必要。
FDには純正でオイルクーラーが2機掛けされ水温より油温が低く保たれていますが、部分的に高温にさらされている所為かレシプロより油圧のたれが早いようです。低回転の調整が難しいので回転上げ気味に走る所為かも知れません。一般的には冷却がうまくいき、油温が適温に保てればオイルのへたりも遅いはずです。
ロータリーはハウジング内に少しづつオイルを入れながら回すのでオイル消費が多いです。
場合によって足し油をしますが、油圧が低いからといって4ストのように粘度調整添加剤(ポリマー)を入れてしまうと、ロータリーにスラッジがべったり、排気管も真っ黒になります。ハウジングの中で焦げるからです。
ロータリーはカーボンがたまると、おにぎりの角についているシールの動きを阻害して、シールが反ったり割れたりしてブローします。
足し油の際は、高温動粘度の思い切り高い#70のオイルを入れるか、オイルを入れ替えてしまうのがよろしいようです。
街乗り車なら冬にかぶらせる車が多いので高温側やや高めの5W-40でまめに交換するのが良いのではないでしょうか。走り専用のターボ車で距離が出ず、ずぼらを決め込むなら夏のうちに10W-60。炎天でもトルクが乗りますし、2・3度使ってゆるくなってもまだ油圧が掛かります。10W-50は無難な選択です。5W-50と15W-50の組み合わせがベストでしょうか。
オイル交換のたびにフィルターも換えることを進めるショップもありますが、オイル汚れがひどくなければ2回に1度で充分です。バイパスが開かないうちは古い方が効果が高いからです。
逆にオイルが真っ黒なのに、オイル交換時にフィルターを換えないと新油にする意味がありません。油圧が乱れます。
ハードな走行をする方の中には、ガソリンに2ストオイルを混ぜる方もいらっしゃるようですが?。煙は出ないでしょうが、フケが悪そうです。パワーを控え目にする為でしょうか???オクタン価下げてませんか・・・・・まともなオイル入れてください。
キャッチタンクを付け、インマニ側に戻すパイプを付けない車がいますが、オイルの減りは少なくなっても、オイルのへたりは早くなります。負圧で気化したブローバイ(酸化物)を掃気出来ないからです。・・・・・キャッチタンクのオイル捨ててください。
Posted at 2009/06/28 05:47:58 | |
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オイル | クルマ
2008年11月02日
冬用オイルに衣替えしました。もたもたしてると年越してしまうので。
ブリル12.5W-40/4L+SUNOCO Racing Blend 0W-20/1L
TOWN MODE 3000回転以下で走る分には、不満も出ないんですが・・・。
高速の追い越し車線も十分流れに乗れます。煽るつもりはありません。
がぁ、ハイオクの値段も140円を切ってきたことだし、ローギアでキビキビ走しろうかい。となると、高回転の伸びが・・・。
5000回転までほぼ無音で吹き上げたエンジンが、いきなりギャーンと吼えます。粘度が足んないよとの御印。
ここは例のブツで・・・となると、夏用と変わらない粘度になるけど・・・いいのか?俺。
PS:早く高速1000円乗り放題にならないかなァ~。そしたら年末年始全国廻ったるでェ~。あっ雪のない所のみDE。
PSのPS:高速1000円乗り放題、年末には間に合いそうもありません。
経済対策はもたもたしていては対策にならない。ばら撒き給付金なんぞより随分経済効果が見込めるのに。使われない高速道路も減って一石二鳥なのに。
交通・物流コストが上がると経済廻らなくなるの、政治屋のみなさんどうか心に留めておいて。
Posted at 2008/11/02 23:54:36 | |
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オイル | 日記
2008年09月20日
車の走行距離が延びてきますと、微妙にオイルが合わなくなってきます。
多走行によるクリアランスの増加が原因です。
巷には多走行車用オイルや多走行車用添加剤など出回っていますが、
50,000KMとか6万㎞とか8万㌔とか10万キロとか書いてあります。
多走行って、いったい何キロ走ると多走行なの?と疑問をもたれる方の為に、
おぼろげな知識とつたない経験から、だいたいの感じで表を書いて見ました。
多走行の基準(粘度調整距離)
排気量別/オイル粘度 +5 +10 OH
650㏄ 40000km 65000km 80000km
1000㏄ 50000km 80000km 100000km
1500㏄ 65000km 105000km 130000km
2000㏄ 75000km 120000km 150000km
3000㏄ 90000km 145000km 180000km
4000㏄ 100000km 160000km 200000km
例)粘度表示/40℃動粘度-100℃動粘度
新車時5w-40/80-14 → 10w-45/100-16 → 15w-50/120-18
排気量によって、使用される回転レンジが異なるため、増粘が必要となるまでの距離が変わります。
表中の距離数は、機関がノントラブルの車が標準です。
トラブルでダメージを受けたり、度々レッドゾーンに突っ込んだりする車のエンジンですと、距離は短くなります。
走行条件がよく、適切なメンテナンスを受けたエンジンでは、距離が長くなる可能性が高くなります。
距離を乗った車に、重めのオイルを入れて調子が戻った。というのはよくあること。
『エンジンは、回せば回すほど減る。』という諸行無常なお話
Posted at 2008/09/20 18:38:01 | |
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オイル | 日記
2008年09月14日
近頃、ネットで米国のパーツ屋を見ていて、ついついため息をついてしまう。
老眼がすすみ目がかすむ・・・。それもあります。
読めない英語を、無理な翻訳ソフトで読んでいてつかれる・・・。それもある。
ガァ、それより何より値段が安いのですゥ。
もともと私の車のディーラーは、スーパーカーなみの殿様料金。
パーツ代も、同じメーカーの同じ部品なのに、ベンツ・BMの3割増なところ。
完成車の定価はほぼ同じなんですけど・・・。
マァ、その辺は徐々に慣れてきます。なれデス、慣れ・・・。
自由競争の国では、そんな殿様料金は誰も払わないと見えて、グンとお安くなっております。
わが国の強気なプライスの中古部品屋には、「運賃分ぐらいは安くないと。」と心の中でつぶやきます。
それは置くとして
近頃のため息の原因は一般消耗品であるオイルの価格差です。
ご存知のとおり米国は産油国。
鉱物オイルでは原産国ですから、彼の地のオイルスタンドでは1Q=1ドルが相場とか。
PAOも原料は石油ですから原産国になるのか?1Q≒$3~4
ホ~ゥ。USAはさすがだノ~。と感心。
超高級のエステルオイルが1Q=$10前後。
ホ~ゥ。エステルはさすがだノ~。と感心・・
イヤイヤそうじゃない。
エステルオイルは確か植物が原料のはず。
USばかりでなくEUROでも日本でも造られている。なのになんだこの値段の差は!
米国1G=4Q≒$40 VS 日本4L=壱萬五千七百五拾円(by SPEEDMASTER)
輸入物で比べると
日本レッドラインが1Q=3,675円 1G=13,650円 米国では1Q=$9.95
ADVANTAGE NEOが1Q=4,410円 1G=16,275円 米国では1Q=$10.50 1G=$37.70
エーッと、1ドルいくらでしたっけ?為替。431円70銭???
非関税障壁、高ケェ~!!。
ダレがポッポに入れてんねん・・・wwww。
個人輸入で10年分くらいこうたるか。運賃なんぼやねん。
どれにショウか・・・(オイルはずしとったらどないする)・・・。
あかん、10年は車がもたへんワ。沈
DE:「コストコぅ。エステル入れてくれェ~。1Q/4・500乗っけて1500円ならオイルマニアが群がる ぞィ。私2ケース予約します。NEOネ。」と思った次第。
*くるまの法則:日本では、車好きは貧乏になる。
Posted at 2008/09/14 17:53:57 | |
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オイル | クルマ