
だめ・・・
ここだけは、やめて・・・
旦那に悪いわ・・・
他の事なら、なんでも・・
するから・・
と、朝から激激しい妄想に駆り立たれている
欲求不満ではない、私w
では、本題に・・・
「魔の日曜日」 作 YORO
第一章 <予兆>
土曜のSNSドリミを終えた自分は、着替に自宅に帰る道中。
朝の五時に 一本の電話。
嫁からであった。
「今、どこ?」
「息子が下痢でベット中 うんこまみれなん・・・」
「どうしよ・・・」
と寝ぼけも入っているのか、心ない言葉が携帯から流れ出てくる。
「今、帰ってるから、もう少し待ってくれ。」
そこで俺の頭をよぎるのは、
本日 行われる大会への緊急棄権の恐れがあるからだ。
もちろん、ラジコンなんてもの趣味の世界だと理解しているつもり。
ただ、いつも一緒に楽しんでいる仲間やその他の繋がりは本当に大事にしたいと思っている。
特に今回は、遠征と言うこともあるので、一緒に名古屋に向かうメンバーにも、
悪い気持ちで一杯だ。
前回のJAMドリミも前日に緊急棄権した敬意もある。
「どうだ?なんとかなりそうか?」
「イケル?大丈夫?」
心配しながらも、自分の不安との戦いの中、
深夜の第二京阪の側道を自宅に向かい走り続けた。
そんなやり取りの中、徐々に東の山から朝日が昇ろうとしてきた頃、
再び嫁からの電話。
「なんとかするし・・・」
と寝ぼけた声で私を送り出してくれるようだ。
彼女も前回の事を気にしてくれているのだろう・・・。
「ありがとう・・・いってくるし。」と感謝の気持ちを電話越しに伝えておいた。
ただ、ここから不吉な事件の予兆であった事は 今は知る由も無かった。
第二章 <準備>
太陽が顔を出し、小鳥のさえずりも聞こえてくる頃
「ゆぅ氏」が自宅まで迎えにきてくれた。
彼は、自分がラジコンを始めた頃からの仲間で、人柄も良く、本当にラジコンが好きな先輩である。
「おはようございます!」
「おはようございます!」
と近所を気にして多少 小声で挨拶を済まし荷物を載せ、次の集合場所へと向かう。
車内では些細もない会話だが、遠征の嬉しさからか、テンションは高めであった。
車を走らせること20分弱。
次の集合場所の大きな駐車場につくと、すでに車の中で待機する、2人の男。
「ウッキー氏」と「まっちゃん氏」だ。
ウッキー氏は、自分がいつも一緒に走っていたチームに途中から参加してきたのだが、
いつものまにか、関西でも有名になるほどのラジコンの腕になっていた。
彼の生真面目な性格と努力の結果だと思っている。
まっちゃん氏も、ウッキー氏と同じくタイミングで一緒に走らせるようになったのだが、
彼とは・・何故か雰囲気が合うというか、一緒に居て居心地が良い
同じ空気を持っているのかと、思っているのだが・・・彼がどう思っているのかは自分では
判断できない。
そして、荷物をまっちゃん氏の車に載せ替え、そのまま京滋バイパスに乗り、
名神高速道路に乗り、名古屋に向かうのでした。
自分は前日の深夜までのラジコンが効いたのか、いつになくテンションは低め。
それも見越してなのか、 運転手をしていてくれた、まっちゃん氏が、
途中のサービスエリアに寄ってくれた。
自分はトイレに、他の方は、朝食を購入していたみたいだ。
先を急がないといけないので、早足で再び出発。
自分はかなり 眠気にも襲われていたので記憶もハッキリしない。
だが走行中の前方をみると、高速道路の分岐部分で停車しようかとしている車が・・・
「あぶな~い」
「なにしてんだ?」
「道まちがえてるんか?」
と皆で大注目していました。
そのまま、前方で迷っている車をみながら走行していると・・・
「あ!!」と運転手のまっちゃんの声。
意識モウロウとしながらもよく見てみると・・・
第二名神に入ってしまっていました。
予定では 名神高速の一ノ宮ICまで良く予定っでしたので。
完全に前方の車に気を取られ、全員 気がつかなかったようです。
「まぁ~ナビあるし、どうにかなるよ~」
「大丈夫、大丈夫。」
とそのまま 名古屋に向けて車をはしらすのですが・・
今 思うとコレも不吉な予兆だったのかもしれません・・・
続く。
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Posted at
2010/04/14 09:59:30