前編からの続きです。
①学生時代に木工経験がある。
②基礎の事をちょこっと知っている。
③軽井沢プリンスホテルで索道、ログハウスに関しての経験がある。
たった3点だけの理由を根拠に
無謀にも自作カーポートを作り始めるIMASARA。
柱には野外での耐久性が高いというサイプレスという木材を使用する。
しかしそれ以外はSPFという濡れない場所で使うことが前提の材木。
理由は
「安い」ただそれだけ。
全てサイプレスで作るだけの経済的余裕など無い。
SPFの野外使用に関してはネットでも結構意見が分かれる。
「防腐剤を定期的に塗れば10年は持つ」という意見と
「防腐剤塗ったって2~3年で腐る」とバラバラだ。
当時のIMASARAの頭の中では
「腐ったらその部分だけ取り替えてやればいい」
「大体この土地に5年も居ないだろう」
という思考を持っていた。
だけどその考えが甘かったと後で後悔する事に。
実際骨組みの下に車を置いてみると
今自分が作っているものが「大きい」事を実感する。
SPFが腐る事を自分が事前に察知出来るか?
気づかず折れたらプレの保護どころではない。
本末転倒である。
それに下手をすると10年此処に住むかも。
そんな心配で夜眠れない日々が続くケツの穴の小さいIMASARA。
天板にポリカーボネートの波板を張って終わりの予定だったが
SPFが濡れないように保護する為の壁を作ることを考えた。
つまり「プレを守る木材」を守る壁だ。
(●´艸`)フ゛ハッ
幸い90mm角の柱をSPFで挟んで作っていた関係で
柱はいくらでもふやせる構造だったのだ。
その頃偶然近所に・・・・
パーゴラを庭に作ろうとヒノキの角材を買ってきて
「クレオソートR」という防腐剤をそのヒノキに塗った方が居た。
「クレオソートR」は最強の防腐剤として有名なのだが
とにかく臭い
ことでも有名なのである。
そしてあまりにも臭いという理由でヒノキの角材を捨てようと思ったそうだ。
結構な本数らしい。
IMASARAが引き取って壁作りに利用することにした。
引き取って直ぐに思ったこと。
本当にクッサ!!
Σ(*゚Д`;)
しかし時間が経てば臭いはとれるらしい。
嗚咽しながらも作業は進める。
頭クラクラの作業なので垂直が出てない柱もチラホラ・・・・
耐水合板を張り、さらに透湿防水シートを張り。
屋根材はポリカーボネートの波板からオンデュリンのクラシックシートという物に変更した。
壁に杉の荒材を張る。
実際の雨からは透湿防水シートが防水を担当、
杉板はシートを直射日光から守る役目を担うのだ。
そして雨仕舞いと水切りを併用した金物を製作。
天井(屋根)の四隅に付ける物だ。
一枚もののガルバリウム板をハンマーでコツコツ叩き成形していく。
金物を四隅に取り付け、西日からプレを守る為にドアを付けてみる。
そして表には東からの日光をさえぎる為のシャッターを取り付ける。
本当は2700mm幅の物が欲しかったが
オークションで2200mm幅のシャッターが29,800円で売られていた。
しかも巻き取られたシャッターを格納するボックス部分が外側になるタイプの物。
そのようなサイズ、形状のシャッターを取り付けられる形状のカーポートではなかったが
安さには勝てないIMASARA。
カーポート側のデザインを少々変更して無理やり取り付け。
シャッターの取り付け経験は無かったが出品者が丁寧に教えてくれたので
割と簡単に取り付けることが出来た。
ところでシャッターが付いたところで重大な欠点に気づくのだが
後編へつづく
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車以外のDIY | 日記
Posted at
2017/01/23 00:32:27