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でんりきのブログ一覧

2011年10月20日 イイね!

そろそろまとめ。

あらためて印象的だったのは、
展示車両にはすべて燃費やCO2排出量が表示されていたことです。
それどころか、ボデイサイドにでかでかとステッカーを貼って
アピールしているメーカーも目立ちました。



と言うのも、すでにEUではCO2排出量の規制が始まっているからでした。
(参考HPはコチラ

景気が悪いので、
目標達成時期が延期されたり罰金の軽減期間が設けられたりしていますが、
それでもざっくり言うと、乗用車はメーカーもしくはグループ平均で、
120gCO2/kmにしなければなりません。
燃費でいうとガソリン車で19.3km/L、ディーゼル車で21.3km/Lです。
メーカー平均で、ですよ。そして、超過したら罰金!です。
(販売台数が多いメーカーが対象ですが)

最大車両総重量3.5t以下で車両重量が2.61t以下の軽量貨物車も、
175gCO2/kmの規制が施行されたようです。
そして2020年には乗用車で95gCO2/km、軽量貨物車で147gCO2/kmと、
手を緩めるどころかますます厳しくしていくことが決まっています。
EVを売ることは、とっても有利になります。平均値を下げられるので。
(ダイムラーがスマートを手放さないのもうなずけます)

EUはこれからの低炭素社会に向けて、明確な方向性を打ち出しています。
後ろ向きではなく、むしろこれを利用して、
世界の自動車業界をリードするぐらいのつもりでいるのでしょう。
「方向性」というよりは「戦略」と言った方がいいですね。
話には聞いていましたが、その本気度を肌で感じました。

ひるがえって日本メーカーを考えると、とても心配です。
(私が心配したところでどうなるわけでもありませんが・・・)
海外市場では円高で、割高になっています。果たして今の日本車に、
割高でも外国人が選ぶだけの魅力があるのでしょうか?
少なくともFT-86は、BMWがあるからいらないでしょうね。

フランクフルトショウで観た日本メーカーのブースは、閑古鳥が鳴いていました。
(私がみたときだけだったのなら良いのですが・・・)
(某雑誌の記事では「今年も日本車が主役!」なんてサブタイトルがついていて
 とってもビックリしましたが・・・)
しかしEUメーカーのブースは、熱気に溢れていました。
そのとき私の心に浮かんだ言葉は「EUではクルマは間に合っている」
すなわち「あえて日本車を輸入する必要はない」ということでした。

かといって国内市場では、特に若者のクルマ離れが進んでいる。
海外市場もダメ、国内市場もダメでは、
juumeiさんがコメントしてくださいましたが、
本当に日本メーカーは生き残れないかも知れない、と感じました。
少なくともEU市場は難しい気がします。

でもそれとは関係なしに、まず何よりも日本市場を大事にしないと!!!
そもそもグローバリゼーションなんて言い始めてから、
日本車がつまんなくなってきたように思います。

昔、ホンダS2000の開発責任者だった方のお話を聞く機会があって、
そのとき、日本でデザインしたものをヨーロッパに持っていったら
周りの風景に負けてしまった。なのでデザインを見直した。
というエピソードを紹介されていました。
日本は竹林、ヨーロッパは石畳だから、デザインが弱かったと。
それを聞いて、なんか引っかかっていたのですが、
その理由が今回ではっきりわかった気がしました。

ひよってどうする!いいじゃんか、竹林で!
これが日本なんだ!という路線で行った方が、
存在価値があるのではないでしょうか?
ヨーロッパ人が興味を持つとしたら、
自分たちにないもの、違うものを感じたときでしょうし。
だからかえって、思いっきり「日本」を突き詰めた方が
良いのではないかと思うのです。

そう考えると、日本のクルマ文化ってなんでしょう? 
ひとつは軽自動車ですかね。特に軽トラかな?
それを突き詰めるのも面白いと思います。
レクサスブランドの軽トラとか、見てみたいな(笑)。
それでワンメイクレースなんかやっちゃったりして!
しかもWTCCさながらの、激しいぶつかり合いのレースを!



・・・と、無責任な与太話になったところで、
フランクフルト話は終わりにしたいと思います。
長々とありがとうございましたm(_ _)m


(空港が近いからか、朝は飛行機の通勤ラッシュ?でした)




Posted at 2011/10/20 22:57:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車考 | 日記
2011年10月20日 イイね!

おまけ。

新車みたいなカルマンギアが展示してありました。


ん?なんかちょっと変?


そう、これペダルカーだったんです。子供用。

まったく、こんなに気合い入れて作っちゃって・・・と感心。


↓これ、最初何をやるのかわからなかったんですけど、

このあと大音響でミュージックスタート、ポールをしならせてのダンス!
まだ動画の上げ方をマスターしていないので、お見せできませんが。

これをブースの両サイド二カ所で同じように踊っていて、
まるでつながっているかのようにシンクロ。
観てて不思議な気持ちになりました。サーカスみたいで面白かった。 
Posted at 2011/10/20 21:09:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車考 | 日記
2011年10月20日 イイね!

いわゆるスーパースポーツカー

もちろんEVばかり観ていたわけではありません。
前にも書きましたが、イチオシはランボルギーニ・アヴェンタドール


ガヤルドより好き。特にこの辺↓に、カウンタックの流れを感じてたまらん。


かつ遊んでいるデザイン。こんなの思いつかないよー。



それ以外に惹かれたのは、アストンマーチン・ザガート。
写真はちょっとボディカラーの赤が変になっちゃったけど。
奇をてらってないのがいい。結局古風なデザインに弱いのかな?(笑


リヤビュー、なんか天狗の顔に見える(笑


フロントフェンダー、ばっくり開いてます。Zマークが浮いてます(笑



そしてド派手なヴェイロン。
特別好きなわけではないんだけど、このセンスに脱帽。
失敗するとただのゲテモノになっちゃいそうなんだけどーーー
Posted at 2011/10/20 19:06:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車考 | 日記
2011年10月19日 イイね!

その他のEVなど

↓これはニュルで当時の最速タイムをマークしたプジョーEX-1。

「ちょっとこういうの作ってみたいんですけど」
「面白そうじゃん。作ってみれば?」
「なんか思ったよりよく走るんで、ニュルアタックしてみたいんですけど」
「ほう。行ってくれば?」
「コースレコード出ちゃいました!」
「あはは、そうかい!」
・・・ていうノリを感じてしまうんですけど。
会社の上層部が走るのが好きで、遊ぶのも大好きで、すぐOKが出そうな。

この辺がEUと日本の違いかなぁ。日本はまじめ過ぎる気がする。
ま、あくまでも主観・・・というよりは偏見?に近いかも知れないけど、
登場するクルマをみていると、そうとしか思えない。
もっとクルマバカが作ったようなクルマが登場してほしいなぁ。


↓ブラバスもEVを展示する時代になってしまいました。


四輪に70kWのインホイールモーター。トータル280kW(380馬力)。
このカットモデルをみると、ハリボテじゃなくてホントに作ってそうでした。



スマートは、もうちょっと小さいインホイールモーターだったかな?
それとも1モーターだったかな?・・・忘れちゃった。



それからいろいろなブースでけっこう目にしたのが、
ドイツの新興メーカー・アルテガのEV版。



私の英語力が確かなら、まだプロトタイプだとのこと。
販売は未定、といったところでしょうか。


お次は、元TMGの社員が始めた?e-WOLF。
ニュル最速タイムを出したラディカルEVを作ったのはここのようですね。
どっちが主で従かはよくわかりませんが。もひとつリンク
商売としては、マットブラックに塗装された日産NV200の
コンバートEVなんかを展示していましたが、
スーパーセブンEVの試作車も展示していました。



このEVフォーミュラはネットニュースにも出てましたね。
まずはワンメイクレースをする予定でしたっけ。




あとはスペインのベンチャー企業?QUIMERA社のAEGT01。
EVレーシングカーです。作りは・・・手作り感満載でした(;^_^A

UQMのモーターを3個!使って最大525kW(700馬力)で最大トルク700Nm!
でもたぶんホントに走っちゃいますね、これ。
30万ユーロで売ってくれるそうです (-_-; 


最後に、クロアチアの1088馬力EVスポーツカー
会場でカメラの電池が切れてしまい、カタログの写真だけですが。

これはご安心ください、走りません(笑)。投資家集めのアドバルーンかな。


この大きさで、コントローラーもついて250kWは無理でしょう。
それにこれが4個だったら1000kWだから、1360馬力になるんじゃないかなぁ。
ま、どうでもいいけど。
Posted at 2011/10/19 22:35:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車考 | 日記
2011年10月19日 イイね!

EVで世界のトップメーカーに

ポルシェと対照的に、大々的にEVをアピールしていたのはルノーです。
プレスカンファレンスでも、八割以上EVの話でした(たぶん)。

(前列の後頭部はゴーンさん。ち、近い・・・)

これからはEVの時代で、
ウチはEVで世界のトップメーカーになるんだ!
と力説していました(たぶん)。
そのアツさは私からみても、言葉は悪いですが、
「頭がおかしくなったんじゃないの?」と思うぐらいの勢いでした。
しかし、前回のゴーンさんの時はほぼ全部EVの話だったそうで、
言い過ぎではなさそうです。ルノーのEV戦略は本気なんだ、と感心しました。
EVに一番熱心なメーカー、ルノー。それは間違いありません。


↑私の英語力が確かなら、
仕事でもプライベートでも使えることを目指したコンセプトカー。これもEV。
写真撮影用にゴーンちゃんが登場。相変わらず人気者。

↓これはルノー版リーフかな?

リーフは欲しくならないけど、こんなデザインだったらちょっと欲しいかも。

お次はタンデム2シーターのEV。
今EUは、メガシティビークル構想ということで、
このクラスのクルマ(主にEV)が、何社から提案され出展されていました。

ドアを開けた姿がちゃぶ台をひっくり返しているみたい(笑)。



しかしデザインが巧いよなぁ。配色といい、おしゃれだ。
日本だとコストを追求してコムスになっちゃうけど。

ドアなしバージョンもあって、それがこれ。
下駄グルマにいいな。ビッグスクーターがわりに。
横浜で日産バージョンが実証試験しますね。


でも何よりも嬉しかったのは、カングーのロングボディを観られたこと。
EVバージョンだったけど、やっぱり欲しくなる大きさだ。
日本に入ってこないかなー。




もちろんNewトゥインゴを発表したり、
新開発の省燃費エンジンである1.2Lガソリンターボや
1.5Lディーゼルターボも発表してたり、エンジン開発にも抜かりはない。
忘れがちだけど、F1では2年連続チャンピオンエンジンサプライヤーなのだ。

Posted at 2011/10/19 21:02:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車考 | 日記

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「ありもの利用だったりそうでなかったり(運転機能編) http://cvw.jp/b/398132/42909256/
何シテル?   05/31 19:32
エンジン車と電気モーター車の両刀遣いです。 どちらも人並み以上に愛しています。 環境破壊爆音車から電気自動車まで 幅広くクルマ遊び(仕事?)してます。 ...
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