2009年01月30日
フォグランプのHID化について考えてみる
ワタクシもビートルとワゴンR共にフォグランプをHID化しています。
HID化していますが、今まで殆ど点灯した覚えがありません。
最近妙に多い気がしますが、流行っているんでしょうね。
もともとのフォグランプの使用目的からすると、HID化はナンセンスです。
やっていて言うのも変ですが。
光が散りすぎますし、基本的には霧中では霧に乱反射して大変見難い。
しかも、6000Kや10000K、最近は30000Kなんて物も有るようです。
いつも書いていますが、ケルビン数が上がれば上がる程蒼くなってきます。
大体8000Kを超えると実用品ではなくなります。
当然車検にも通りません、ヘッドライトではなくても。
ケルビン数UP=ルーメン数DOWNと考えて基本的には問題ないと思います。
つまり、人間の目には見え難くなって来て暗く感じるようになります。
一方、対向車から見ればどうなんでしょうか。
この場合、光軸といったものに左右されます。
運転していてヘッドライトの光軸がずれていれば、ずれ方にもよりますが、かなり運転し難くなります。
対向車も迷惑ですよね。
当然車検時に引っかかります。
フォグランプはどうでしょうか。
運転している方は少々光軸がずれていても全く関係ありません。
元々光を拡散するようなレンズカットやリフレクター形状だからです。
ショップによってはフォグの光軸調整をする親切な所もありますが、殆どのショップは取り付けてハイおしまい!ではないでしょうか。
光軸テスターなんて、ファッション性や見栄えを重視しているショップに有るとは思えません。
これではちょっと問題でしょうね。
対向車から見れば、光軸の合っていないフォグランプほど鬱陶しいものはありません。
人間の眼と言うものは、波長が大体380nm~780nmの範囲で見ることが出来ます。
いわゆる可視光線というものです。
数字で言いますと、数字が小さい方が蒼っぽいのです。
紫外線はこれより波長が短いです。
一方数字が大きくなれば赤っぽくなってきます。
赤外線はこれより波長が長いです。
一番人間が眩しく感じる波長は400nm~500nmです。
この部分の光の量が多い=ケルビン数が高いと考えて良いと思います。
実際は違うのですけどね。
数字的な話はともかく、感覚的に蒼っぽい光のほうが眩しく感じるのはこういった数字の裏付けが有るからです。
眩しく感じるからと言って、明るく感じるかどうかは別の問題です。
以前にも書きましたLEDヘッドライトの自転車ですが、車を運転していると妙に光って見えますが、実際自転車を運転すると従来の電球ヘッドライトのほうが明るく感じます。
光軸の出ていない自転車のLEDヘッドライトって、どんだけ~ってくらい眩しいですよね。
妙に蒼いバーナーを入れている車を良く見かけますが、眩しく感じるのはこういった人間の眼の感度によるものです。
実際運転している方はそれほど明るくなく、実際純正バーナーのほうが明るく感じます。
フォグのHID化をユーザーに進めるのも良いですが、対向車からどの様に見えているのか、その色合いで良いのか、光軸はしっかり出ているのか、なぜ眩しく感じるのかといった根拠を持ってお勧め願いたいものです。
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くるまあそび | 日記
Posted at
2009/01/30 21:26:49
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