2009年09月25日
縦割り行政
ケミカルのお話なのに・・・なんで”縦割り行政???”
世の中には本当に色々な”化学薬品”があります。
手短なところですと、石鹸や洗剤の類ですよね。
どちらも、基本的には”界面活性剤”の類であります。
一旦お風呂場入れば、シャンプーやらボディーソープ、固形石鹸、秘密の・・・などなど、お風呂場だけでも非常に様々な物が置いてあります。
一旦お風呂場を出れば、そこには洗濯機の類が置いてあったりします。
そこには洗濯石鹸や柔軟剤、秘密の・・・(爆)などが置いてあると思います。
いずれにしても”汚れを落とす”類の物だと思います。
洗濯石鹸と歯磨き粉って一体何が違うの???
簡単に言いますと”味が違う”のです。
当たり前です・・・
でも、よ~く考えて見ますと、ここにはまさに”縦割り行政”が存在するのです。
ま、洗濯石鹸に関しては一般工業製品ですので”経済産業省”の管轄です。
一方、歯磨き粉の類の裏面を見てみると”医薬部外品”との表示があります。
一部”医薬品”の記載のあるものもあります。
コチラになりますと、いくら工業製品といえども”厚生労働省”の管轄となります。
”医薬品”と”医薬部外品”の違いは・・・
”医薬品=治療を目的とした物で機器類ではないもの”
”医薬部外品=予防を目的とした物で、機器類ではないもの”
だそうです。
一般的に、”顔から下の部分の体の表面を洗う物”は”石鹸=工業製品”となり、体の内部に入る物や顔や頭を洗う物に関しては”医薬部外品=薬用”となるようです。
じゃあ、固形石鹸はどうなのよ???
削って細かく砕けば粉石鹸として洗濯にも使えるし、頭も顔も洗えます。
固形石鹸は食用排油で作る事が出来ますので、別に体の中に入ったからと言って激烈に体に悪い影響があるわけではありません。
この差は一体なんなのでしょうか。
自然由来の原料を用いた作られた洗剤では、体も洗えるし食器も洗える、当然顔や頭も洗えると言った類の物があります。
有名所では”椰子の実洗剤”や”米ぬか石鹸”、最近ちょっとブームの”お茶の葉石鹸”などですね。
コレを販売しようとしたとき、パッケージの能書きに”洗濯石鹸”と記載する分に関しては特段何の許認可も必要ないのですが、”洗顔用”や”洗髪用”などと記載し、かつそれなりの効能を表記しようとすると”厚生労働省の許認可”が必要になってきます。
成分は全く同じで・・・ちょっとどうなんでしょうか。
そりゃね、”汚れも落ちるけど指紋もね・・・”なんて強烈なケミカルが存在する事も確かです。
誤った使い方をされたが故に・・・なんて事故も実際起こっています。
用心に越した事はないのですけど、ちょっとね・・・
さてさて、何でこんな事を書いているのかと言いますと・・・
良くメッキ部分や金属素地の汚れや曇り、また鏡面仕上げを行う場合に様々なケミカルが存在することは良く知られています。
いわゆる”金属磨きの類”です。
ワコーズのメタコンやシリコンルブリカント、ワコーズではありませんがブルーマジックやネバダル、仏壇磨きの王道”ピカール”など本当にいろんな種類があります。
バフ仕上げの最初は”青棒”や”赤棒”、白棒”で決まりですね。
でも、いずれの商品も”ケミカル=化学薬品”です。
特にネバダルなんか、思いっきり体に悪そうな香りまします。
”指先、大丈夫?”なんて心配もします。
そんな中、”歯磨き粉”と言う選択肢があります。
当たり前のように”メタコン並みのパワー”はありませんが、指先にも優しく格安で売っています。
しかも、深夜に急に何か磨きたくなったときでもコンビニに行けば売っています。
ステン素地の物に対して物凄く相性がいいです。
メッキ物には相性であまり良い感じに仕上がらない物もありますけど、変に強烈なケミカルを使うより体に優しいです。
つまり、家の中で使っても変な臭いが篭りませんし、心置きなく使えます。
歯磨き粉にも沢山の種類がありますので、色々試してみても良いかと思います。
最近はあまり見かけませんが、ヤニ除去用の歯磨き粉は結構強力です。
ステンマフラーのテール部分の磨きには良い感じです。
ただ、余計な物も結構入っていますので、磨いた後は綺麗に洗浄した方が変な焼き付きなどを起こさなくていいと思います。
歯磨き粉・・・意外な”金属磨き”ですよ。
元々、”ラッパ吹きの方々の世界”では有名な話です。
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Posted at
2009/09/25 23:03:48
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