何故ビーコンユニットはオプションなのか？

たまには車の事も書かないと・・・

カーナビがこの世に出てからかなりの年月が経ち、機能的にも数年前からは殆ど変わっていない位熟成の域に達しているようです。

個人的な見解では、あれだけ高価な品物なんだから、もっと何とかならないのか・・・なんて気もします。

値段を下げるか、軍需レベルまで精度を上げるか・・・
低価格化は大歓迎ですが、軍需レベルまでの精度は必要なしと判断します。


色んなセンサーが内蔵され、プログラム的にもかなり高機能になっているおかげで、最近のポータブルナビは車速信号を取っていなくてもトンネルの中でも走っていますよね。
測位の精度もかなり上がってきています・・・が、値段の割にはまだまだです、はっきり言って。
ミュージックサーバーなどの他の機能満載になっているおかげで、値段はどんどん上がって行く傾向ですけどね。

ガーミンのポータブルナビを使えばよく解りますが、GPS信号だけで全く問題無しのレベルまで上がっています。
ガーミンのポータブルナビを使うと、いくら高価なカーナビを買っても”この精度って・・・何年前のレベル？”って感じは否めません。

車速も取っていなければセンサーの学習機能もないし、車どころか自転車や歩きでもそのまま何もしなくても使える・・・こんな状態でも高価なカーナビより精度がいい・・・
ちょっと異様な世界です、さすが軍需大国アメリカで鍛え上げられているGPSメーカーです。



さてさて、カーナビを購入すると、メーカーオプションでもディーラーオプションにしても、量販店で購入の電機メーカー商品にしても、”ビーコンユニットは必ずオプション扱い”ですよね。
必要の無い方もいらっしゃるかと思いますが、一度使えば”必ず必要な商品”になってきます。
一度でも使えば”世の中にはこんなに色んな情報が流れているんだな”って言う事がよく解ります。

交差点を通過するたびに”ポ～ン”・・・高速道路を走れば10分おきくらいに”ポ～ン”ってな具合で情報が入ってきます。
交差点などの一般道路には”光ビーコン機能”、高速道路などでは”電波ビーコン”にて情報が入手できます。
この情報と”FM-VICS”の情報を繋ぎ合わせると、結構使える情報になります。


これだけ便利なのに・・・何故オプション扱いなのか？
システム自体は、当然我々の血税や通行料を使って整備されている訳です。
その整備によって多数の天下り官僚受け入れの訳の解らない組織があることも事実です。

じゃあ、実質何処が運営しているねん？ってな話ですけど、交差点などに設置してある”光ビーコン”は”各都道府県警”で、高速道路などに設置してある”電波ビーコン”は”各道路管理者”となっております、つまり”ねくすこ○●◎”や”○●県道路公社”等です。

この情報を繋ぎ合わせて、”この先渋滞が何キロ発生しており、通り抜けに何分掛かります”ってな情報hが流れてくる訳です。

この点を踏まえて、よ～く考えてみますと・・・
”通り抜けに何分掛かる・・・”この情報源は一体・・・

何らかの形で車両を特定しなければ、絶対出てこない情報ですよね。
だってさ、A地点を①という車が通りました、その後B地点を同じ①という車が何分後に走りました・・・
この情報からしか出てこない情報です。
つまり、車が特定されている訳です。


車を特定するといえば”Nシステム”ですよね。
しかしながら、光ビーコンや電波ビーコンでも”ビーコンユニット特有の管理番号”で車両を特定している訳です。

車両登録ナンバーまでは特定できませんが、管理番号によって”このビーコンユニットを積んだ車の走行軌跡”は容易に特定できる訳です。
その間に何箇所かの”Nシステム”に引っかかれば、車両登録ナンバーまで特定できて、車の持ち主も特定できる訳です。



こういったことを考えると、”何時まで経ってもビーコンユニットがオプション扱いの理由”が見えてきます。
任意で購入して、任意で設置しているものですからね・・・文句は言えません。

ビーコンユニットを搭載するが故に色んな情報を入手できますが、反対に色んな情報を吸い上げられているって事も肝に銘じておくべきです。


やたらとナンバープレートに関しては”プライバシーの侵害だ”などといっておバカなプレート隠しを取りつけるバカがいますけど、全然意味が無いって事をよく理解した方が良いかと思いますよ。


だいたいさ、車を運転していて”プライバシーもヘッタクレも無い”だろうに・・・

確かに昔のように、ナンバープレートから容易に所有者の情報を入手し難くなっては居ますけど、し難くなっているだけで”出来なくなっている”ワケではないのです。