JR東海の女性車掌が、エラい事やっています・・・
<JR東海>架線障害物を女性車掌が素手で除去 感電の危険
度胸があるのか、仕事熱心なのか、無知なのか、バカなのかは知りませんけど。
JR東海の東海道線上ですので、確か
直流1500Vだったはず。
最近は専ら”食べ鉄”なので、こういった知識は四半世紀以上前のまま進化していません・・・
一歩間違えれば、確実に死にます。
しかも・・・こういう状況ってのは確実に
”労災認定”です。
教育が足りないのか、徹底されていないのか・・・
多分どこの会社や現場でもそうだと思うのですが、どうも最近の
”仕事上の災害=労災”って、ひと昔前だったら考えられないような
”非常に初歩的なミス”で起こっている事例が非常に多い。
これ傾向は日本だけではありません。
一応
”外資”の会社ですので、毎日のように
世界各国にある事業所から災害報告が上がって来ます。
いずれも、
”過去に起こった災害”であり、
”普通、そんな事せんやろ?”ってな災害ばかりです。
今日も報告書が上がって来ていましたが、重量物を吊っているホイストクレーンの下で作業を行っていた時に、その一部分が落下してきて被災した・・・
吊り荷の下には絶対入らない・・・
こんな事、基本中の基本でしょ?
この地球上で生活している以上、
上にある物は必ず落ちてくるんです。
それが嫌なら地球から出て行ってください。
回転物に容易に手を出すとか、刃物の進行方向へ手を持っていくとか、空き手の位置が悪いとか、構内動力車の死角に入っていたとか・・・
非常停止装置を殺して作業をしていて被災したとか・・・
進入禁止区域内に侵入していたとか・・・
機械を止めずにトラブル処置を行っていたとか・・・
この傾向は、先日の
“リーマンショック以降の不況下”で頻発している事例です。
確かにそれ以前もこのような災害はありましたが、以前はこのような事例を起こす被災者は
”結構ベテラン”が多かったのです。
つまり、
”長年の慣れ”が起因する災害でした。
しかしながら、ココ最近は非常に経験の浅い、例えば新入社員とか派遣社員とか、派遣上がりの正規社員とか・・・
仕事を始めて非常に経験が浅い人物が引き起こしています。
経験が浅いって言うか、とんでもなく経験の浅い人、つまり仕事をやり始めて数日から1カ月位の人はまず災害を起こしません。
危険なのは、
1カ月を過ぎた頃から3年位までの人です。
この辺りが非常に被災する割合が高いような気がします。
この車掌さんも、どの位の経験かはわかりませんが、それなりに経験を積んでいることだと思いますが、
ベテランの域には達していないと思います。
架線にはどの位の電気が流れていて、もしトラブルがあった時には専門知識を持った人に依頼する・・・
こういう教育は徹底されていなかったのでしょうかね?
それとも何か?列車を止めて遅れが生じた分は、
以前どこかの鉄道会社でやっていたような回復運転をして時間を合わさなければ、日勤教育という名の懲罰が待っているのか???
それが嫌で、焦ってやってしまったのか?
怪我が無くて何よりなんですけど・・・
”撮って”を”取って”と聞き間違えるか?普通・・・
仮に指令所から
”取って”って言う指令が出ても、
普通は訊き返すだろ???
”本当に取るんですかぁ???”って・・・
運転士も運転士だわ・・・
普通は
”危険だからヤメとけ!”って言うだろ?
車掌の仕事には口を出せないのかもしれないけど、
個人的には止める事はできたはず。
どこかの鉄道会社の大事故の時でも、
”運転士と車掌は同じ列車に乗務していても、お互いの仕事の領域には立ち入らない”っていう風な変な拘りを感じたのはオイラだけでは無いはず。
ま、無事で何よりです。
再度教育訓練を徹底して頂きたいものです、
お客様の為だけではなく、会社にとっては”一番大切な資産”である従業員の為にも。
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ウダウダ | 日記
Posted at
2010/09/07 20:10:03