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イイね!
2010年10月13日

防災ヘリ

最近やたらと防災ヘリの出動回数が各地で多くなっています。

防災ヘリや警察ヘリ、消防ヘリ、海上保安庁ヘリ、自衛隊ヘリ、民間ヘリなど様々な物が飛び交っています。
お手軽で費用対効果が物凄く高いという事で非常に重宝されています。

ただ、この世界も”量の増加は何とか・・・”で、出動回数が増えるに従い墜落などのトラブルも非常によく聞くようになりました。


先日の埼玉での遭難事故・・・
皆さんよくご存じのように、最初はよくある山岳遭難事故だったはずです。

それが、その遭難者を救助しに行った、あの時は諸般の事情で民間機だったようですが、女性登山者の滑落事故、その救助活動中のヘリの墜落事故、その後取材に出かけたTV局取材クルーの遭難事故と、いわゆる”3重事故”となってしまいました。

ただ、コレだけでは終わっていない事は、超有名な話・・・かな?

埼玉で墜落したヘリをサルベージしに行った同じ会社(確か某警察ドラマで有名な会社だったはず)の、まさにサルベージ作業を行った同じヘリが、先日屋久島で工事資材を運搬中に強風にあおられ墜落しています。



でですね、昔は”一遭難すれば、家族生活が崩壊する”と言われるほど、非常に高価な救助費用だと言われていました。

時代も変わり、自治体が独自でヘリを購入し運用し始めると、実際のところその費用は税金で賄われるようになり、大した金額では無くなったようです。
オイラも嫁が山登り大好きババァ人間なので、損害賠償保険にそれなりの救助費用を担保しています。

昨今の山登りブームの中、やはり簡単にヘリを要請する事例が後を絶たないようです。
埼玉県ではこのような条例が出来るようです。
山岳遭難者にヘリ費用請求…埼玉県、条例成立へ


携帯電話を持って手軽に山登りを行い、何かあったらすぐに救助を呼べる環境にある・・・
しかも、携帯GPS機能で、ピンポイントで居場所が分かるがゆえに救助する方も、”探す”のではなく”迎えに行く”といった感じなんでしょうか。

もっとも、先日発生した兵庫県下のとある場所でのおばちゃん3人組の遭難事故・・・
一人だけが迷子になり携帯で助けを要請したが、古臭い携帯電話だった為、どのアンテナ基地局が受信しているかしか分からず、半径3km内、つまり直径6kmの範囲を人海戦術で捜索したようです。
本当にハイキングコースだったため、麓まで半径3kmも無い場所でした。

この時、捜索活動を行った地元消防団員の方が、帰宅後心筋梗塞で倒れお亡くなりになりました。
もちろん遭難した人は無事でしたが。



このような環境下では、当たり前のように”不要不急の要請”が出てくるのは目に見えています。
しかも、ほとんど費用がかからない・・・

莫大な費用は掛かっているのですが、それが救助者に請求されないだけなんですけど。
”タクシー救急車”と一緒です。


オイラ自身は全く山登りなんかしませんので、一体今の山登りの現状がどうなのかは全く知りませんが、嫁の話を聞いていると素人のオイラだって”それ、ちょっとマズくね?”って感じです。

もっとも、そう言っている嫁が一番危ないのかもしれませんけど・・・


本当に必要な時はどんどん要請してもらって結構ですし、そのために税金を払っているのです、お互い様ですから。

でも、やはり安易な要請はちょっと・・・という感じです。


兵庫県下も、六甲山をはじめ氷ノ山界隈、海も山も多数存在する地域ですので、神戸市消防局所有が2機、兵庫県所有が1機、豊岡病院にドクターヘリが1機(京都府と鳥取県で共同運航)、兵庫県警に確か2機あったと思います。







神戸市は政令指定都市であるがゆえに、独自の消防組織を構築しておりますが、防災ヘリその他多くの部分で兵庫県と共同で運用しています。


コレだけの数で県下全域をカバーしているのですから、安易な要請をされると必要な時に出払っていた・・・なんて事にもなりかねません。

今は某所選出の国会議員で、以前は長野県知事だった田中康夫氏がこんなコメントをしています。
「救助ヘリ出動要請」に疑義あり

自治体所有のヘリが出払っている時は、民間機で賄うのですが、その場合”費用が発生します”と告げた途端に”もういいです・・・”なんて返事がある事もしばしば・・・


田中康夫氏が唱えるように、やはり入山料を徴収してそれを保険料として賄う・・・
これこそ”受益者負担”であると考えます。


埼玉県の場合も、条例では決められる様ですが、実際本当に費用が請求されるかどうかは非常に微妙な感じですし、本当に請求されたかどうかなんて誰も解らない。
しかもその請求基準が、多分・・・非常に曖昧であると思う。

たとえば、こんな事考えたくないけど、地元の有力者や永田町でお仕事をされている方々の身内や知り合いなんかだったら、間違い無く”無料”になるんでしょうな。


そんな不公平感を招かぬように、”入山料として徴収する保険料”には大賛成です。

ただ・・・相手は”山”です・・・登山道以外から入る事も可能な訳で・・・


こう云った場合に発生した救助費用はやはり”自腹”にして頂かないと・・・

それが嫌なら、きちんと保険料を払うべきなんでしょうね。
ブログ一覧 | ウダウダ | 日記
Posted at 2010/10/13 19:38:00

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