2011年07月21日
価格交渉
何やら訳の解らない機能が追加されたようで・・・
物には適正な価格ってものがあります。
今は部署が変わったのでやっていませんが、以前は原価計算がオイラの”メシの種”でした。
当然原材料のコストや従業員やその家族の人件費、資産償却費、エネルギー費などなど様々な要素があり非常に難し話です。
物によっては原価がそのまま販売価格に反映出来ない物、今の世の中の様に原材料は海外から、販売先は地球上すべてってな物になって来ると、為替レートや世の中の動向なども販売価格にオンされる場合もあります。
為替レートは物凄く大きな要素を占める世の中になっています。
昔は”価格”とう物が企業側から提示され、それに基づいて人々はお金を支払っていました。
でも、オープン価格と云う物が世の中に出現し、販売者と買い手が交渉して価格が決まるという、一見非常に平等なシステムが出来ました。
でもね、よ~く考えてみると、このオープン価格の出現直後から世の中がおかしくなってきたと思いませんか?
声のデカいヤツ、ヤカラ、クレーマーなどに販売する側が惑わされて、極端な低価格で一部の人間に販売する。
そうやって手に入れた物を、自慢げに周りにさも自分が偉いかのように自慢する。
昔から居ますよね・・・”ミスターX”氏。
車の値切り雑誌によく出てくる人物なのでしょうか。
勘違いしないで欲しいのは、TVや新聞、雑誌等に掲載されている話は”珍しい出来事”だから取り上げられているのです。
日常茶飯事に起こっている出来事なんか載せていたら、朝起きたら広辞苑より分厚い新聞がポストに入っているよ、毎朝。
珍しい話だから雑誌の記事になる・・・これを忘れないで欲しい。
雑誌に載っている記事やネットの情報を販売店に持って行って、この値段にしてくれ!なんて言ってもそりゃ無理だ。
なぜなら、そこは実店舗があり販売に携わっている人間が居る訳だし、それなりの展示車両や見本の製品も置いてある。
そう言う物や人間のコストが掛かっているんだよ。
一方ネット販売オンリーの販売店は、実店舗も無ければ在庫も無い。
実物を見ないで買う・・・このリスクがネット価格と実店舗価格の違いと言っても過言ではない。
地域によって価格は異なる訳だし、季節によっても変わる。
そりゃね、企業努力が足りないんだよ!って言われるかもしれないけど、もう既に企業努力ではどうにもならない所までコストダウンは来ている。
何処かの電化製品メーカーの社長が言っていたけど、”乾いた雑巾を絞っている”状態なんだよね。
この言葉の意味を履き違えている人が多いので説明する。
この言葉の本当の意味は、”乾いた雑巾をいつまでも絞っていると、そのうち雑巾がねじ切れますよ!”ってことなんです。
少しだけこのバカげたシステムの中身を見ましたが、アホくさいね。
見積書なんか画像処理でどうでも出来るんだし、販売店のサクラだったらどうするんだよ。
物には適正な価格がある。
欲しいけど高いな・・・なんて感じた時は、それは身分不相応な物って事。
身分不相応な物を値切ってまで所有すると、後々歪みが出てくる。
本当に欲しいのなら高いの安いのツベコベ言わずに”コレください!”って言いましょう。
それが”漢(おとこ)”ってモンです。
ちなみにオイラは”口べた”なので、何を買う時も価格交渉は一切行いません。
でもね、変なオーラが出ているんでしょうか、向こうからかなり良い条件を出してくるのは気のせいでしょうか?
もちろん”おおきに”といってハンコ押しますけどね。
だいたいさ、交渉術でモノの値段が決まるこの世の中、おかしいよな。
買い手よし、売り手よし、世間よしの”三方よし”の近江商人は何処っへ行った???
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ウダウダ | 日記
Posted at
2011/07/21 19:47:02
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