2011年10月16日
救急車の適正利用について考えてみる
皆さんは車で移動している時や街をぶらぶらしている時、消防署の前を通る時があるとおもいます。
カッコいい救急車や消防車が並んでいますよね。
とくに都会へ行けば、排ガス規制の関係もあり殆どの車が最新型の車両となっています。
一方田舎に行けばまだまだ旧型の車両がメインです。
先日新聞にこんな記事が出ていました。
兵庫県芦屋市の芦屋市消防本部が、排ガス規制で登録出来なくなった消防自動車を、釜石市だったとおもいますが、寄贈したって記事です。
この様な車両って本当に沢山存在していると思います。
公用車ですので、さすがに車庫飛ばしをして・・・なんて出来ませんしね。
しかもそれほど酷使されていない車両ですよね、車両の登録が出来ないだけで背中に背負っているポンプ機能やはしご機能など消防車の本来の機能については全く問題は無いのだと思います。
それを排ガス規制だけで・・・
ちょっとどうなのかと思いますよ、安いもんじゃないんだし、国民の税金で購入された物が多いですし。
一部は寄贈されていますが・・・
で、消防署の前を通ると赤い消防車は殆どの場合停まっていますが、白い救急車はどうでしょうか?
オイラの自宅近くって言いますか、通勤途中に消防署がありますが、確率的に1/3は出払っていますよね。
ひょっとすると半分位かも?
それほど救急車の稼働率は高いんだろうな~なんて思います。
でですね、こう云った状況を少しでも減らそうと国を挙げて救急車の適正利用が叫ばれています。
当然と云えば当然ですよね。
知り合いの救急隊員に聞くと、結構な割合で到着すると入院の用意をしてお待ちの方がいらっしゃるようです。
さすがにこれはまずいと思います。
でもねオイラ思うんですよ、こう云った場合はもってのほかですが、一般市民に救急車が必要か否かの判断って出来るのでしょうか?
って云うか、そんな判断をさせて良いのでしょうかね?
119番通報して通信指令が詳しく状況を聞き、出動させるかどうかの判断を行うべきだと思うんですよ。
状況によってはその場で通信指令が断ればいいんだと思いますよ。
それにはしっかりとした状況説明が必要なんですけどね。
実際各消防の通信指令室には119番以外にも普通の固定電話回線があり、ちょっとどうなのかな~って時はこの番号に電話してくださいね・・・ってPRされています。
また自治体によっては別回線で看護師さんやお医者さんが出てくれて相談にのってくれる回線もあります。
まぁね、断ったら断ったで後々何かあった時の判断ミスを問われたりしますので、お堅い公務員としては電話してくる前に各自で判断して欲しいってとこなんでしょうけど。
でもね、素人判断でどうのこうのして、救急車を呼ぶ事をせずに・・・なんて事になったら、それこそ本末転倒だと思うんですよ。
救急車は消防車と違い人の体に関わる事なので非常に判断が難しいと思います。
消防車は火が出ていれば呼べばいいんですが、苦しそうにしているからと言ってただ単に笑いをこらえているだけかもしれないですし・・・
この問題に関しては呼ぶ側・呼ばれる側双方に改善の余地があると思います。
また夜間や休日の診療体制にも問題があると思います。
自家用車で行っても観て貰えない、えっらい長い時間待たされるなどなど。
たしかにお医者さんも看護師さんもその他の検査の方々も手が一杯な事は解りますし、そう云う方にも休日は当然必要です。
過労でいい加減んな診療をされたらたまったもんじゃありません。
これは消防の方にも言える事です。
こう云った神経を使うお仕事だからこそ、十分な休息が必要なんですが、今の日本の現状を見てみるとどうもそうではない。
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ウダウダ | 日記
Posted at
2011/10/16 13:12:41
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