先日、
某週刊誌に
JAFの天下り事情や、
公益法人にもかかわらず
かなりの蓄えや利益があるといったことが掲載されていました。
公益法人は、
財団法人と社団法人なのですが、
いずれにしてもあまり利益を上げてはならない代わりに税制上の優遇措置が取られています。
身近で話題になった例では、
”日本相撲協会”や
”日本漢字能力検定協会”等が当てはまります。
いずれにしても、
儲けすぎや蓄えすぎ、理解できない支出があるなどで問題になりました。
ちなみに、
JAF日本自動車連盟は
”社団法人”です。
さてさて、
JAF=日本自動車連盟・・・ですが、こちらも
ただならぬ香りがします。
一般的に言いますと、
JAF=ロードサービスなのですが、
そればかりではありません。
入会金¥2000と年会費¥4000でキーの閉じ込めなどは無料で対応していただけますし、もっと重篤な場合でも
会員料金での作業を行ってもらえます。
この
会員費収入で
約600億円位あるようです。
ま、
週刊誌の書いていることなので数字的な部分はあまり信用は出来ないと思いますが、数字はともかくとして
今の時代こんな話があっても不思議では有りません。
この600億円のうち
約半分が人件費です。
普通の営利企業では有得ない数字です。
一方、
本業のロードサービスに掛かる経費は
1/10の60億円くらいです。
どう思いますか?この数字。
組織のトップは元警察庁長官、
ナンバー2は
国土交通省OB・・・
他にも多数の警察組織OBや国土交通省OB達・・・
こちらがこの組織のお偉方の名簿です。
このPDFファイルを見ると、あることに気がつきますが、後で書きます。
本組織自体は
公益法人のため
露骨な営利活動は行えませんが、
今現在日本で販売されている”定期刊行物”の中で、
最大の発行部数を誇っている物ってなんだかご存知ですか?
そうです、
”JAF MATE”なのです。
年間約100億円の収益があります。
公益法人の為に
2つの子会社を作り、印刷と販売を行っております。
これって、どうなんでしょうかね。
ま、これ位はあまり驚きませんし、官僚の天下りもある意味いたし方が無い事でもあると考えますが、
ちょっと他に方法は無いのかって感じもします。
ちょっと露骨な天下りです。
4輪レースの世界において、
日本国内を始めそこから世界に羽ばたいていこうとすれば、
何が何でも”JAF会員”であることが
必須条件となります。
つまり、
原則JAF経由でしかライセンスが発行されないのです。
ライセンスが無ければ、
マトモな競技には絶対参加できません。
これって、
ちょっとマズいんじゃないのかな?
ある意味
”独占禁止法違反”に当たるんじゃないのかな?
だって、
他の組織の参入を完全に妨げているし、ライセンスが欲しけりゃJAFにお金を払え!ってな感じでしょ?
しかも、
そのお金は
ロードサービスを受ける為やJAFMATEを買うお金。
ライセンスの発行料や登録手続き代金は別です。
JAFホームページによりますと、
公道を使用した競技会のスムーズな運営を行う為に・・・ってな記載がありますが、この
スムーズな運営って部分で
”天下りパワー炸裂”か?
また、
公的な機関を名乗るのなら、自動車衝突テストも本気でやって欲しい。
でも、
本気で出来る訳がない。
なぜなら、
各自動車メーカーからの天下りも多数見受けられる。
上で貼り付けたPDFファイルの通りです。
一体、何の為の組織なのか?
今の時代、ロードサービス会社も
複数存在し、
競争しているのに・・・なんて思っているのは
世間知らずです。
某社も某社もあの組織の関連会社だったりします。
自動車保険会社の付録でロードサービスが付いていますので、
直接加入されていない方も多いかと思いますが、
保険会社経由でロードサービスを依頼してもやってくるのは結局”青色のレッカー”だったりします。
なぜこんな事を書いているのかと言いますと、
4/1からロードサービスの値段が実質値上げになります。
儲けているはずなのに、何故値上げ?
しかも、
会員費収入の1/10しか掛かっていない本業のロードサービスの部分で。
天下り役員の年収数%カットで十分補填できるんじゃないの?
この組織、絶対おかしい!!!
Posted at 2009/03/20 19:21:37 |
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