色々弄っていますと、必ず経験するのが
”ネジ・ビス・ボルト類のナメ”ですよね。
経験を積めば積むほど
”ヤッバ~”ってな時がわかるようになります。
超えたら絶対まずい一線も、仕方なく越えてしまうのが”漢(オトコ)”なのでありますが、冗談では済まない場合もあります。
対処方法としてはここで書くほどのことは無く、様々な方法が存在します。
また、種類や場所、素地の具合などによっても対処方法が変わってきます。
一般的には、ビスの場合でしたら
インパクトドライバーで一発
”ガツン!”だと思いますが、素地が柔らかかったり絶対傷をつけられないもの、物理的にインパクトドライバーが直角に挿せない場所など使用できない時もあります。
エンジニアのネジザウルスに代表される
ネジプライヤーも効果的ですがこれも使用できないときがある。
スリーピークス技研の小ネジプライヤーもかなり使い勝手がよろし。
タップを立てて専用の引き抜き工具で取り出す方法や本当に様々な方法が存在します。
最終手段はグラインダーやタガネで”はつる”・・・
専用の特殊なドライバーで新しい溝を作ってそこを回す方法も。
でも、ちょっと一般的ではないです。
この場合の一般的というのは、工具など触った事も無いといった方々の事です。
そういう方は最初に思いつくのが
”CRC-556”に代表される
潤滑剤の塗布ですね。
プロでもこの作業は基本中の基本です。
ただちょっと考えてみたいのは、
固着したねじ山には有効ですが
ネジの頭までかかってしまった場合、ドライバーのカムアウトの原因となりかねません。
あくまで潤滑剤ですので・・・当然滑る方向で潤滑油は機能していきます。
ねじ山に浸透する分に関してはある意味最強の潤滑剤なのですが、カムアウトの原因を作ってしまっては元も子もありませんね。
潤滑油を吹いた後は、
再度パーツクリーナーなどの脱脂材で綺麗に洗浄してからドライバーを当ててください。
当然、ドライバーの使用前にはドライバー自体の先端部分の洗浄も怠らないようにしてください。
カムアウト防止のミゾやダイヤモンドチップを埋め込んだドライバーもあり、かなり有効に機能します。
ただ、コスト的に一般的ではないので・・・
先端精度も重要です。
私のお気に入りは”PB”、”WERA”、”KTC”、”ANEX”ですね。
多分アソコの物とアソコの物は全く同じです。
あと、
こういう滑り止め剤の使用もかなり有効です。
単価自体安いので、工具箱に一個入れておくと大変重宝します。
以前やっていたブログでも書いたことがあるのですが、同じ”+”でも何種類もの規格があります。
規格に合ったドライバーを使用してください。
また、あまりに固着しそうな場所は、あらかじめ
スレッドコンパウンドなどの固着防止剤の塗布も有効ですが、使用方法を誤ると緩みの原因にもなります。
ビス、ボルト自体もある一定期間が来れば交換してください。
金属疲労や外圧によるクラックなどが入っている場合があります。
Posted at 2008/06/19 19:44:29 |
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工具バンザイ! | 日記