2009年02月25日
最近、この言葉を良く耳にします。
そろそろ春闘も本番に入ってくる時期ですし、世の中の情勢がイマイチ芳しくない状況ですので、経営側は賃金抑制を、組合側は雇用の確保を前面に出してくると思われます。
難しいことは良くわかりませんので、適当に流します。
その中で、双方の言い分の中間を取る案としてこの言葉が必ず出てくると思います。
要は労働時間の共有とワークライフバランスの確保ですね。
つまり、みんなで仕事と賃金を分かち合いましょう!ってな感じでしょうか。
経営側からすれば、仕事もしていない人に同じ給料は出せない・・・ごもっともです。
よって、経営側がこれを推奨する理由の一つに上げられます。
そりゃ、各企業の従業員へ支払い可能な総賃金額って物は決まっていますので。
その総額を”何人で””どのように”分けるかだけなのです。
さてさて、ちょっと考えてみたいと思います。
一応サラリーマンをやっていれば”年次有給休暇”という素晴らしい制度があります。
これを導入している会社では、殆どの所が新入社員や病気などを理由に長期欠勤されている方を除き年間20日程度付与されると思います。
この制度自体は”権利と義務”の関係にあり、会社から指示されたとおりに滞りなく業務を遂行すれば与えられる訳です。
この年次有給休暇ですが、殆どの人が半分も使わずに次年度に繰り越した後複数の年度を経て消滅しているはずです。
消滅する期間は各企業によって異なると思います。
この年次有給休暇を利用して、ワークシェアリングを行えばどうなるでしょうか?
仮に従業員1000人の会社があったとします。(何人でも良いのですが)
その企業は年間120日の休日を付与し、日勤のみ実働8時間とします。
一人アタマ(365-120)日*8.0時間=1960時間/年間の総労働時間となります。
企業によってや勤務体系により変化はありますが、大体こんなものでしょう。
で、1960時間*1000人=1960000人・時となります。
これがその企業の年間持ち工数です。
仮に、1000人全員が年間15日間の年次有給休暇を取得したとしましょう。
15日*8時間*1000人=120000人・時の工数が必要となります。
上に書いたように、一人の人間が年間1960時間仕事をします。
120000人時/1960時間=61.2人・・・
つまり、非常に単純な計算方法ですが、1000人規模の会社で全ての人が年間15日間年次有給休暇を取得すれば、61.2人の人がリストラされなくて済むのです。
非常に単純な計算ですので、実際はこれより少ないかとは思います。
なぜなら、人を一人雇うと厚生年金や労災保険料、退職金の積み立て、その他モロモロの手当て類がありますのでこういった単純な計算方法では無理があります。
ただ、全く違うのかと言えばそうではないと思います。
経営側からしても、元々付与している年次有給休暇ですので、15日取ろうが20日取ろうが、一日だけでも何の問題もありません。
元々20日全部取るといった予算を組んでいますので。
非常に大きな企業は、リストラした後に景気が回復しても、すぐに人材は確保できますが、中小の企業と成るとそういうわけには行きません。
どんなに苦しくても”人”は絶対に手放せない!といった町の社長さんも多いことと思います。
ただ、1000人の従業員全てに年間15日の年次有給休暇を取得させようとすれば、それなりに教育訓練も必要です。
あの人が休んでいるから、この業務は出来ない。
お客様から問い合わせがあるのに、担当者不在で誰も何も出来ずにお客様を怒らせてしまった。
これではいけないと思うんですよね。
全員のスキルアップほど難しい事はないのです。
歳をとってくると、頑固になりがちで若い者の教育が出来ずにいつまでも自分が現役で居ようとする・・・
これでは何時まで経っても自分の後釜は育たない訳で・・・
そりゃ、若い衆のやっていることに不満はあるのかもしれませんが、引き際が肝心なのです。
自分の引き際をしっかりわかっている人には、若い衆や周りの人もついて来ると思います。
Posted at 2009/02/25 20:57:00 |
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ビミョーにシゴト | 日記
2009年02月25日
復刻版らしいです。
そういえば、
うす味と
チーズ味しか見なかったような気がします。
関西限定の
”和田アキ子”バージョンも有りましたけど。
あれって食べた事ないけど、
お好み焼き味だったかな?
さすが、復刻版の
”カレーがけ”だけあって、
昔のオリジナルそのままです。
大変美味しく頂きました。
ごっつぁんです!
Posted at 2009/02/25 19:58:24 |
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食い物バンザイ! | 日記