オイラの
行きつけの散髪屋さん、
10分1000円です。
そうです、今ハヤリの
”QB HOUSE”です。
こんな記事がありました。
1000円カット専門店の秀逸ビジネスモデルを解剖 5000円の美容院より儲かる理由
利用すればわかるのですが、随所に
”コストカット”の
”技術(ワザ)”が見受けられます。
例えば
完全チケット制、しかもお釣りの要らない一律1000円。
従業員=理容師さん(美容師さん)は
お金は一切触らない。
5000円札や10000円札しかない人等”1000円札”をお持ちで無い方は
何処かへ行って両替をしてもらってきなさい・・・
洗髪・髭剃りは無し、できる限り
ハサミでのカットはしないなどなど、よ~く観察してみると
”なるほどな・・・”って感じがします。
考えてみれば、
オイラのような人間にとっては”散髪に時間やお金を掛ける”って言う事は
いかに無駄な事をやっているかと言う事です。
売り文句は
”10分1000円”です。
お店のコンセプトは
”低コストですがその分回数来て下さいね、その方がオシャレですよ~”ってな感じです。
髪の毛の本数も少ないのに
大体月一で
散髪に行っているオイラ。
年間のコストは
”2時間12000円”ってなところでしょうか。
だって、
上は伸びないクセに
横は元気よく伸びてくる。
”波平さん”状態です。
さてさて、この
”10分1000円”ですが、
本当に安いのでしょうか。
もう
十数年いや二十年以上普通の散髪屋さんには行っていません。
今一体幾らするのかは知りませんが、
多分3500円~4000円程度だと思います。
当然
カット+髭剃り+洗髪の料金ですので、
パーマなど他のメニューを加えればもっと高くなると思います。
普通に散髪をして貰うと、
大体一時間位掛かる筈です。
60分で4000円とすると
1分当たり66.7円です。
コレに10分を掛けると
667円/10分となります。
基礎工数や設備投資の減価償却費などがありますので単純計算は出来ませんが、
普通のカット+髭剃り+洗髪の所の方が実はお安かったりします。
10分667円で髭剃り+洗髪がついているのです。
そりゃこちらのほうがお安いですが、普通の散髪屋さんで
”カットだけ10分でしてクレ!”なんて言っても
普通は無理です。
先日、某TV局の特集でやっていましたが、
この1000円散髪屋さんを排除しようとする動きがあるようです。
なにやらこの
理容業界って保健所が絡んでいるんですか?
そういえば、あの散髪屋さんの前でクルクル回っている
”赤と青の渦巻き模様”は、
血管とカミソリに関係があるって聞いたことがありますけど。
当然
理容組合なるものがあって、
昔は料金一律&休みも月曜日・・・なんて決められていました。
月曜日の日にスキー場に行くと散髪屋さんばっかり・・・水曜日に行くとダ○エーの人ばかり・・・木曜日に行くとジャ△コの人ばかり・・・なんて揶揄されていましたが、
実際の所ありえた話です。
どうやら
都道府県条例で
理髪店にはシャンプー台の設置が義務つけられている自治体が多いようですし、
義務付けようと条例改正に乗り出している所も多いとか。
これって、
どこぞの圧力ですかぁ???
既存の散髪屋さん曰く、
公衆衛生のためにシャンプーは絶対必要・・・らしいです。
切った髪の毛がその人の帰り道に落ちたりバスや列車のシートに付着したら不潔だとか。
また、毛虱が云々って言っていましたが、それじゃあ散髪屋さんに来るまではどうなのよ?ってな感じです。
それに、
自然に抜け落ちている髪の毛はどうなのよ?
どうも言っている事が
後付けの理由チックで、
理解に苦しむ。
ぶっちゃけ、こうなんでしょ?
新規参入に、旧態依然とした組織で挑む組合が潰される危機にある
元々、
組合で一律料金や営業日を決めていること自体既におかしいわけで・・・
既存の1000円散髪屋さんは、
苦肉の策として
従業員の控え室にある”給湯場”を改修して
シャンプー台モドキの物を設置して
対策しているようです。
当然そこでは洗髪はしませんけど。
消費者からすれば、みんながみんな
既存の散髪屋さんのやり方を望んではいないのですよね。
オイラのように
散髪みたいなクダラネー事にお金や時間を掛けたくないとか、
普通の散髪屋さんに行きたくても行けない人も居る筈です。
なんか
クダラネー事やっているよね、あの組合って。
ただの談合じゃん。
だから
組合に入らない散髪屋さんが続出して、
そこに目をつけられたんでしょ?
この世界も、
何か後ろでゴソゴソやっている”ヤカラ”が居るようで・・・
Posted at 2009/05/05 19:42:44 |
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