先日、近所の某コンビニでの写真です。
この写真、どう思います?
車種は日野の
現行プロフィアです。
自家用でこんな車に乗っている人はそう多くないと思います。
当然この車も
地元では少しばかし名前の通った運送会社の物です。
よく見ていただくと解るのですが、
黄色い線を跨いで駐車していませんか?
この黄色い線・・・
そうです、
主に視覚に何らかの障害があったり、視覚に障害が無くてもこれを頼りに歩行する方々の為に路面に埋め込んである
”点字ブロック”です。
最近は何処の自治体も企業も積極的に
”バリアフリー化”に努めています。
当然ですし、当たり前の事ですし、今更どうのこうのといったことではありません。
ただ、私は
車を運転して飯を喰っている人が、
こんな事で良いのか?と思います。
見えなかったとは言わせません、何故なら
バックで駐車しているのですから当然幾ら箱バンでも
ミラーを使って入れていると思います。
別にこの車に限った事ではありません。
例えば
歩道の駐輪自転車、歩道へ乗り上げて停めている車、何も考えずに点字ブロックを跨いで停めているバイクなど、
皆さんあまり気にしていないような気がします。
スーパーなどの
車椅子マークの駐車スペースに、本来なら
そこを使う必要の無い人が車を停めている時には、
やたらと冷たい視線で見ますよね。
じゃぁ、
点字ブロックの上は良いのか?
点字ブロックの上に車を停めたって誰も冷たい視線では見ません。
車椅子マークの場所に本来停めるべきでない人が停めている事と、点字ブロックの上に車を停めている場合と、法的な部分は抜きにして
どちらの方が問題なのでしょうか。
私は点字ブロック上に車を停めている方が問題だと思います。
点字ブロックは
視覚に障害のある方々にとって、白い杖と一体となってその方々の”眼・目”となるのです。
私も含めて、車や単車を運転する人間は、視覚に障害のある方々の辛い気持ちなんて絶対わからないのです。
何故なら・・・
かなり問題のある書き方だとは思いますが、あえて書きます。
車を運転するという事は、
まず視力なんですよ。
昨今の
車体メーカーや各種団体の努力により、
かなりの障害の重さでもどうにかして車を運転する事が出来ます。
当然下肢や上肢、そのほかの部分に障害があっても、例えば手だけで運転が出来るように車を改造したりすると運転可能となります。
聴覚障害の方も、先日の法改正により多くの人が運転できるようになりました。
ただ
視覚に障害のある方々は、
車の運転に関しては物凄くハードルが高いわけです。
別に視覚に障害のある方々に門戸を開いて欲しいとは思いません。
私が言いたいのは、
そういった方々の気持ちも少しは解ってあげて欲しいという事です。
こんな事を書いている私も、例えば白い杖をついて歩いている方の手を取って、案内をしてあげているのかというとそんな事はありません。
エラそうな事を書いている割には、何も出来ません。
ただ、
点字ブロックの上に車を停めるような愚かな事だけは絶対していません。
往々にして
車椅子マークの駐車スペースの事ばかりが
問題視されていますが、
私はこちらの方が大切ではないのかな?と思います。
Posted at 2009/05/20 19:35:12 |
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ウダウダ | 日記