衆議院の解散総選挙も時間の問題となりつつあります。
前にも書きましたが、
別にタローさんが決めることでは無いのですが・・・
天皇陛下が海外に行っている間に・・・なんて考えているのかもしれませんが、多分もう少し先でしょう。
で、
各党マニフェスト作りに追われているようですが、自民党は
消費税問題について言及するようです。
「3年後に消費税」 自民PT週明けにマニュフェスト素案
消費税増税の使い道は社会保障というところだと思うのですが、すこ~し考えてみましょう。
現在我が
日本国のGDP総額は約486兆円ほどあります。
一方、
国と地方自治体の債務残高は
816兆円程度あります。(有るらしいです・・・
恐)
債務残高対GDP比を単純に計算すると、816/486=
168%となります。
先進国ではダントツに悪い数字です。
アメリカやイギリスなどでも60~70%台です。
次に
80兆円の歳入うち、
30%は国債等の発行で
国民等から借金をして賄っております。
一方
歳出の方は、借金返済に24%使っています。
返済額より借入額の方が多いのです。
つまり、
幾ら国民が汗水たらして一生懸命働いてきちんと納税しても、借金は増える一方なのです。
非常に難しい話ですが、例えばこの自民党のPTが言っている
”3年後に消費税上げ”ですが、
現在より3%上げた程度ではどうにもならない状態なのです。
借金は増える一方です。
仮に
12%、つまり
現在より7%上げると、
20年後くらいに現在増え続けている借金の額が
現在と同水準となります。
同水準・・・つまり今の借金の額とは全く変らないのです、金利のみ返済している状況に近いものがあります。
増えなくなるだけでもいいのかもしれませんが。
12%にすると、
社会保障が充実して国民生活が豊かになるような錯覚に陥りますが、元々借金の少ない国でしたらそういったことも可能でしょう。
ここは借金大国ニッポンです、当然夢の話です。
仮に、
7%の上乗せをした分をそっくりそのまま社会保障費に回すとします。
そうすることによって、
借金返済に回すお金が無くなり新たな借金が増えるのです。
借金を返済しないのに何か高額な物を買ってしまった・・・こういった状況です。
完全に
”自転車乗り=チャリンカー”状態です。
漕ぎ続けないと倒れる・・・アブナイ話です。
自民党のPTも、いっそうの事
”借金返済の為に消費税を上げます”なんて本当の事を言えばいいのにね。
選挙前に絶対口が裂けても言えませんけど。
今の状態を後世に負の遺産として残すのか、一度キッチリとカタをつけるのか・・・
まぁ、
前世から押し付けられてきている物もあるのですけどね。
少なくとも、消費税が上がったからと言って、
今の生活より良くはなりません。
当然
見かけ上の”良くなる点”ばかりを表に出してくるとは思いますが、
騙されてはいけませんよ。
多分、
消費税30%台程度にして無駄な遣い方をやめれば、
それなりに借金も減り生活もある程度はよくなるのかも知れませんけど。
エコカー減税や買い替え優遇措置やエコポイントなんていっている場合じゃないんですよ、本当は。
そのために更に借金をしているということをお忘れなく。
Posted at 2009/07/04 17:50:42 |
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ウダウダ | 日記