今年で30歳・・・
当然オイラの事ではありません。
←コイツらの事です。
日本の物造りのの結晶”SONY・Walkman”の事です。
音とデザインを追及し続けた”ウォークマン”
限定版やプロトタイプ、非売品などを含めると
星の数ほどモデルが存在します。
とにかく
大きさと性能に拘り続けていた・・・と言って良いと思います。
残念ながら”過去形”です。
そもそも、
カセットテープというカテゴリーが
実質この世の中からなくなってしまいました。
一部のマニアや過去の音源で存在している位でしょう。
当然オイラもこの
”マニア”なる一部の人なのかもしれませんけど。
5月の終わりに
”至上最強のウォークマン”と銘打って、新製品が発売されました。
NW-X1000・NW-X1060シリーズです。
写真の商品です・・・買うたんかい!
ここで、
”最強”とは何か、検証してみたいと思います。
当然
”天下のソニーサマ”が、
会社の看板製品でもある(あった?)
”ウォークマン”に
”史上最強”と銘打って発売したからには、使う側としても検証する義務があります。
オイラの考え方が古いのか、はたまた考え方が変なのかはわかりませんが、天下のソニーが
こういった製品に対して”史上最強”と銘打つ事自体、既に
”ソニーではなくなった”ような気がします。
ワンセグTVを試聴できるし、無線LAN経由でネットにも繋がる、ノイズキャンセリング機能なるものが付いている・・・
外観やパネル表示に妙に拘る・・・
メーカーHPを見ても、そういった便利機能の事や外観の事にしか触れていない。
ちょっと違うだろ?
ソニーが最強と言ったら・・・性能でしょ?それも音的・音楽的な。
確かに
便利さやカッコ良さを追求するモデルも絶対必要だと思いますけど、
一台5万円以上もする高級機でっせ。
本筋の音については各自の拘りや聴く音楽によっても変りますのであえて書きませんし書く必要もありません。
ただ一つ言える事は、
アナログ音を意識し過ぎていないか?
具体的にいますと、カーオーディオで言うところの
アルパインの”初代F#1”に
”CDA-7990J”という機種がありましたが、先代の名機
”juba7909”を意識しすぎて
”妙にアナログ臭い音”と一緒です。
カセットウォークマンに負けないように・・・なんて
変な拘りを感じます。
このXシリーズが
”史上最強のウォークマン”なら、
”WM-D6・WM-D6C”や”WM-DD9”などと言った
”Walkman Professional”の存在は一体なんだったのでしょうか。
当然”Professional”の名前が付いていなくても負けない位に高性能な機種も沢山ありました。
こんな事ではいつまで経っても
”王座奪還”は無理でしょう。
これでは誰でも”iP●d”を買いまっせ。
Walkmanにしか出来ない事、appleには真似の出来ない事をしないと。
まぁ、
”王座奪還”の矛先が
”apple”って言う事自体間違っているのかもしれません。
もっと言えば、
”王座奪還”なんて言っていること自体、
会社として”弊社は王座には居ません”って言っているような物ですけど。
中にはこのXシリーズについて
”なんで電話機能が付いていないの?”とか
”iP●dではこんな機能が付いているのに”なんて訳のわからないコメントもたくさん見かけます。
なんか
”最強”の意味を、
メーカーもユーザーも間違えているような気がしてなりません。
当然オイラが履き違えているのかもしれませんけど。
Posted at 2009/07/06 22:02:00 |
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道楽 | 日記