2009年07月12日
Posted at 2009/07/12 18:33:18 |
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今週のスマスイ | 日記
2009年07月12日
昨日、高校球児を乗せたバスが雨の中横転し、一人が亡くなり多数の重軽傷者が出ました。
ご冥福をお祈りし、怪我をされた方は一日も早い回復を望みます。
小学校~大学まで本来の勉強をそっちのけでクラブ活動に専念してきたオイラにとっては、非常に悲しい出来事です。
今回、一部マスコミが問題視している”教員や部長による部員の送迎”についてですが・・・
ごもっともだと思いますし、今までこれが問題視されなかったこと事態、異常なことだと思います。
今回の事故は”大型バスによる横転事故”ですので、運転するには当然”大型免許”もしくは”大型二種免許”が必要なわけでして、今回の事故に関しては運転していた人間が”副部長=教員”でしたので、”大型二種免許”は必要なく”大型免許”で制度上は運転可能です。
必要に迫られて取得した免許だと思いますが、もしこれが”大型バス”では無しに”普通乗用車”だったらここまで大きな騒ぎになるでしょうか?
クラブ活動の場合、野球だけではなくどの体育会系や文科系でもそうですが、強豪校になればなるほど大会や遠征や他校との交流等で出かける機会が増えます。
大所帯のクラブなら大型バスによる一括移動になると思うのですが、少人数のクラブの場合、教員の自家用車による移動が主になります。
場所にもよると思いますが、公共交通機関が発達していない地域ほどこの傾向が強いですし、大きな荷物や使う機材も一緒に移動しなければなりません。
湯水のようにお金を使える組織なら、タクシーや営業バス、運送会社を使って移動すると思いますがどこも火の車です、実際は。
そうなってくるとやはり”自前の運転手で自前の車”が主になることはある意味仕方の無いことだと思います。
駅から近い競技場やホールの場合なら頑張って公共交通機関を使うのが筋ですが、たとえば”山岳部”や”カヌー部”、”天文部”などはそういうわけにもいきません、大会の行われる場所自体公共交通機関とは縁の無い場所です。
こういった移動の場合、事故が発生すると”教員”も”一般人”も関係ありません。
いったい誰がどのように補償するのか、運転している人間について”将来のある生徒や学生”を乗せるだけの技量があるのかどうかなんて事は、誰が判断するのでしょうか。
乗せていく車の保険の掛け方や補償額などもしっかりと確認しているのか?
もといえば、最近流行の”無免許運転”は無いのか?
勤務体系について考えると実際クラブ活動に対する教員への賃金は”ゼロ”です。
一部の”プロ化”している組織の場合は”それ専門の人間”を雇っていますので、こういった時間外の賃金も含めての賃金体系だとは思いますけど。
多少の手当はつくようですが、あくまで手当てであって”賃金”ではないのです。
クラブ活動を”学校教育の一環”として位置づけるのなら、こういったあまり表に出てこない現実的な部分の話も詰めて行かないといけませんよ。
今の現状を見ると、指導に当たる教員の勤務体系も含めて見えない部分のリスクが大きすぎると思います。
まぁ、一部の競技が”実質プロ化している”ということも問題なのですがね。
”学校教育の一環”を逸脱している感は否めません。
Posted at 2009/07/12 09:22:37 |
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ウダウダ | 日記