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神戸市立須磨海浜水族園


イラストレーター　山崎　秀昭氏
the rocket gold star

若田光一さんが、無事に帰還されました。

体調もすこぶる良い様子で、この”元気さ”についての研究が各所で盛んに行われることでしょう。


さてさて、これはもう歴史に残る名言だと思います。
”ハッチが開いた後、草の香りがシャトルの中に入ってきた時に、優しく地球に迎えられた感じがした”
もう”地球は青かった”以上の名言だと思います。
多分ですけど、色々考えておられたんでしょうね、インタビューに対して。
マラソン選手がゴールが迫ってくると”どんなポーズでテープを切るか・・・”と同じで。

この言葉は長期間宇宙に滞在した人にしか口にすることの出来ない言葉だと思います。
この”草の香り”は、よくよく考えてみると地球上でしか体験の出来ないことなんですよね。
しかも、4ヶ月以上にも上る”外界”での生活。
こういった”本来人間が普通に何気なく体験していること”が妙にうれしく思うんでしょうね。

”シャバの空気は美味いわ！”なんて塀の向こうから帰還された方々は口にするようですが、宇宙空間に長期滞在なんて、これ以上の辛さがあるんでしょうね。
塀の中はいくら厳しいといっても、”空気”は外界と共有しているんですから。

いくら科学技術が発達しても、この”匂い”や”味”、感触”なんてものだけは、ネットでは配信できないんでしょうね。
こう思っていること自体が、オイラ自身が最先端技術から取り残されているんだと思いますけど。

盛んに宇宙空間からの非常に美しい映像が配信されてきますが、アポロが月面着陸を果たした頃とは雲泥の差です。
もう”ハリ▲ッドの技術”では対処できないでしょうね。（意味深）


この言葉に対していろんな捕らえ方はあると思うんですけど、常に後ろ向きなオイラとしては、若田さんのこの言葉をこう理解します。
”やっぱ地球が一番でしょ！”
旅行から帰ってきた後で、自分の家の良さが再認識できるように。