2009年09月22日
最近妙に野菜が高騰している事は、ニュースや新聞でも報じられているとおりです。
天候不順などの影響かと思います。
なにやら、政府自体もいわゆる”曲がりきゅうり”などの、一般には通常品として市場に出回らない物も出荷するように業界団体にお願いしているようです。
さてさて、我が家から少し離れたところに、”野菜のジャンク市”と銘打ったお店が出来ました。
ちょっと覗いてみたのですが・・・
結構な人気で、たくさんのお客さんで賑っています。
ま、”ジャンク市”と銘打っていますので、売っている物は確かにちょっと傷の付いた物や大きさが不揃いな物、曲がっている物や色の悪い物など、それなりに”ジャンクな物”を売っています。
でもね、オイラ昔から思うんですよ、どちらかと言えば”大手百貨店の地下食料品売り場に売っているような、きちんと大きさの揃ったピカピカしている野菜の方が気持ち悪い・・・”
畑で野菜を作ればよく分かりますが、まっすぐに育つきゅうりなんて普通はありえません。
当然消費サイドがそれを要求しているのなら、そのような商品を作って市場に出す事が”商いの基本”です。
よって、消費サイドが”まっすぐなきゅうりが欲しい・・・”となれば、作って売る側はいかなる努力も惜しみません。
しかしながら、まっすぐなきゅうりを消費サイドは本当に求めているのでしょうか。
オイラ思うんですよ、本当は”まっすぐなきゅうりの方が、高い値で取引されるから・・・”コレじゃないんでしょうかね。
消費サイドは、スーパーに行けばまっすぐなきゅうりしか売っていないので、仕方なく何の疑問も持たずに買っている。
もっと言えば”買わされている・・・”コレじゃないんでしょうかね。
だいたいさ、”野菜のジャンク品”て一体何なんだよ。
”きゅうりはきゅうり”じゃないの?
”トマトはトマト”じゃないのかな?
卵にしてもそうなんですよね。
大きさの揃った”Lサイズ”や”Sサイズ”ばかり10個入ったパック品ばかりですが、とあるスーパーでは”混合サイズ”といった卵パックが売っています。
卵なんて、料理によって使う大きさが違うんですよね。
Lサイズ1個だったら小さすぎるし、Sサイズ2個だったら大きすぎるし・・・
色んな大きさの入ったほうが便利なんですよね。
野菜もそうです、曲がったきゅうりや変な形をしたトマトも、使い方次第なんですよね。
人間も一緒です、適材適所といった言葉があるように、いろんな性格や考え方の人が居るから、世の中幸せに回っているワケですし、面白いのです。
だいたい曲がったきゅうりに対して”ジャンク品”とは、失礼極まりない!
人間も、曲がらずに真っ直ぐ育った人間がいい人だとは限りません。
少しくらい曲がった人の方が、面白かったり世の中の道理をよく分かっていると思います。
本当は、まっすぐなきゅうりを必要としているのは”消費者サイド”ではなく・・・なんじゃないのですかね?
オイラの様な田舎モンには、”虫の喰っていない野菜”や”魚肉ソーセジばりに真っ直ぐなきゅうり”の方が気持ち悪くって食べられないんですけど・・・
Posted at 2009/09/22 21:56:30 |
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ウダウダ | 日記