2009年11月06日
世の中には沢山の道具があります。
殆どが”道具”といっても過言ではないでしょう。
オイラの大好きな”ハンドツール”から、料理に使う道具、移動するための道具、楽をするための道具、人間を手助けする道具、などなど。
皆さんが使っているパソコンも”道具”の一種です。
道具は人間に様々な可能性を与えてくれます。
人間だけでは出来ないような事も可能になりますし、道具の開発や製造を生活の糧にしている人も沢山居ます。
ひょっとすると、ある意味”被服類”も道具の一種かもしれません。
自分を素晴らしく見せるツールであったりしますのでね。
全ての道具といって過言では無いと思いますが、本来道具は人間の役に立たなければいけないものだと思います。
しかしながら、昨今のこの寂しい世の中、道具が”凶器”に変わることが多々あります。
例えば包丁・・・本来なら”素晴らしい食材を美味しく食べるために使用する道具”であるべきだと思いますが、どうも使い方を間違える人が沢山居ます。
バットや竹刀等で”ケツバット”なんてやられた時もあります、小さい頃。
今だったら大変な事になるんですがね。
これも本来の使い方とは全く異なる使用方法です。
原子力・・・コイツも良からぬ使われ方がされているようですし、ダイナマイトもそうです。
本来の使い方をすれば、本当に人間に素晴らしい幸福を与えてくれますが、一歩使用方法を間違えると大量殺人兵器と化します。
”道具”と”凶器”・・・紙一重なんですよね。
全ての道具が”凶器と化する可能性”を秘めています。
だって、元々は同じなんですから・・・
大げさな事を言わなくても、例えば身近にある”はさみ”・・・
昔から”バカとはさみは使いよう”なんて言葉がありますが、はさみだからと言ってナメていては絶対怪我をします。
はさみもれきっとした”刃物”なんです。
往々にして日本人は非常に手先が器用故に、なんでも流用します。
本来の使い方では無い使い方をしますし、暫くするとそれが当たり前になってきます。
こういった背景が、あまり日本の工具産業が発展しなかった理由の一つです。
ただ、最近はこういった日本人の考え出した”横着ツール”が、欧米で大人気です。
それが喜ばしい事なのかどうかは良くわかりませんが・・・
欧米で工具産業が非常に発展したのは、ある意味”欧米人の不器用さ”だといわれています。
”10MMのナットを取り外す作業”を考えると、普通の考え方では10MMのスパナか最悪モンキーだと思います。
日本人は”プライヤー”や”ペンチ”で取り外す事も考えますが、欧米人は”オラ、10mmのスパナが無けりゃ、仕事はしね~よ!”なんですよね。
まぁ、こういった”想定外の使い方”をするから、チョコチョコした怪我が多いんですけどね、日本人は。
ま、全ての道具が本来の使われ方、そして全ての人間・動物・植物・環境にとって良い使われ方をする事を切に望みます。
ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルも、人間を殺すために発見したワケではないのです。
原子力もそうです。
練炭もサンポールも温泉ハップも・・・
全ての科学者は、殺人兵器を作るために一生懸命研究をしている訳では無いのです。
ひょっとそると、何かの都合でそういった事をされている方も居られるのかも知れませんが、本心では無いはずです。
”道具”は”使う人のモラル”が問われる物なのです。
何か事件が起こると、それに使われた道具が注目されます。
でもね・・・道具に罪は無いんだよね・・・
Posted at 2009/11/06 19:57:44 |
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工具バンザイ! | 日記