2009年11月18日
先ほど”おくりびと”が、一応終了してフリーになりました。
携帯で書き込んでいる位ですので、オヤジとかオフクロや兄弟が亡くなった訳ではありません。
長い間”特養”に居たバァサンが亡くなりました。
ま、個人的な出来事ですので、別にここで書くようなことではありません。
田舎の長男坊ですので、こういった時には喪主のオヤジの後ろを付きまわって”勉強”をしなければなりません。
知っている事も当然ありますが、知らない事だらけです。
今回は長い間”特養”に入っていた関係もあり、オヤジやオフクロ、オヤジの兄弟の意向で”自宅葬”としました。
歳が歳ですので、最後は自宅から・・・といつも言っていたようです。
近所の自治会の方が殆ど取り仕切って行ってくれるのがオイラの集落の伝統です。
いわゆる”隣保の葬式”ですね・・・会社を休む口実の・・・第一番目・・・
ま、一部葬儀屋さんも入るのですが・・・
特にこれと言ってすることは無く、出されてくる食べ物を、ひたすら腹の中に収める事がある種の仕事だったりします。
田舎造りの家での自宅葬です、当然”正座”のオンパレードです。
今回のこの葬儀を通して痛感したのが、”脚や膝の悪い人の多さ”です。
当然バァサンの葬儀ですので、訪れてくる人達も必然的に同世代が多く、親戚関係もかなりの高齢化・・・
あれだけ元気だった親戚のおっちゃんやおばちゃん達も、暫く見ないうちに、やれ”膝が痛い”やら”正座は勘弁してくれ”のオンパレードです。
若いモンでも正座はきついのに、歳を取るにつれ、当然起こって来る事です。
別に不思議でもありません。
この問題は、葬儀会館で執り行う葬儀ではあまり出てこないことです、だって、殆ど椅子に座っての葬儀ですから。
オイラ自身も、そりゃ葬儀会館で行う方が楽だしこういった問題もあまり気にならないと考えますが、当の主役はどう思っているかです。
殆どの人の場合、出来たら”最後は自宅から・・・”と考えていると思いますし、オイラもそう思っています。
でも、来てくださる親類やご近所、ご友人の事を考えたり、ぶっちゃけ”自分の楽さ”を考えた場合・・・葬儀会館もアリなのかな?なんて気もします。
多分こういった”ジレンマ”は、誰しもが通らなければならない道なのかもしれません。
街の方ではあまり考え難い問題なのかもしれませんけど、田舎で生まれて田舎で育って田舎で暮らしている人間にとっては、結構切実な悩みだったりします。
オイラ宅は、今のところオヤジもオフクロもそこそこ元気ですが、いつ何時・・・こういった機会が訪れるか解りません。
詳しくは書きませんが、オヤジがそうでした・・・ジィサンの葬儀。
元気元気といっても、オヤジもオフクロも”オイラにスネを齧られ過ぎている”関係か、最近少しずつ”膝が痛い”やら言い始めています。
少々の事ではびくともしなかった”親のスネ”ですが、そろそろ齧るのもいい加減いしないと・・・ね。
知らない事だらけで勉強の毎日でしたが、若くして葬儀を出された方々はしっかりとやられていますよね、感心します。
オイラがそういった立場になったとき、きちんと出来るのか???
しっかり勉強せなアカンで!・・・な~んて”遺影のバァサン”が言っているような気がします。
Posted at 2009/11/18 18:12:33 |
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