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本日ストップ安の”37円”で終了したみたいですね・・・



あのヒコーキ会社の株。



日航株、ストップ安のまま取引終了　売り注文７億株超残る

まだ7億株も”売り物”があるんかい・・・

以前にも少し書いたことがあるのですが、少々ありまして・・・
雀の涙程度なんですが、それでも半期に決められた数量だけ”株主優待券”なるものがやってきます。

一部の新聞には”株主優待券目当てのヘタレ株主が山ほど居る・・・”なんて報道されていますが、こういった事を”流行らしたのは”、アンタ方マスコミじゃないのかな？
バブル終了後、景気が悪いし株も安い時に何とかお得に買い物をしたり乗り物に乗ったりできるんですよ～なんて、かなり騒いでいましたよね・・・バカマスコミが。

実際、オイラも何度か某有名百貨店の株主になったり、某電鉄会社の株主になったりしたことはあります、当然”株主優待目的”で。
すでにそういった目的で入手した株は全て売り払っていますので手元には無いですが、親から貰った物や先祖代々受け継がれているもの、嫁が嫁入りして来た時に向こうの家から財産分けで持ってきた物等、本当に雀の涙程度ですが何種類かあります。

でもね、こういったものは昔から何処の家でもある株券でして、いわゆる”財産株”と言われるものです。
家の財産の一部として、貯金代わりに”超安定している、まず潰れる事は考えられなかった会社”の株券を持っていると思います。
当然”財産”ですので、流行の”投機目的＝投機株”と違い、売り買いはまず行いません。
家を新築するとか、次男坊や嫁に出す娘に分け与える時くらいしか動かさないものです。
もっとも、”超安定株”と言う事は、裏を返せば”値が動かない”と言う事ですので、売っても何の得にも損にもならないのです。

このヒコーキ会社の株なんて、”財産株の筆頭”です。
市中にどの位有るのか・・・
本当に”100％減資＝上場廃止”となれば、パニックが起きるんじゃないのかな？


今回のこのヒコーキ会社の騒動で、この”財産株”と言う、いわば”日本独特の風習”が見直されるんでしょうね。

このヒコーキ会社や、分割民営化された鉄道会社、東西に分裂した電話会社、電気を造っている会社やガス屋さんなどなど・・・

あのヒコーキ会社がこうなった以上、これらの”安定株”と言われている会社の株もわかりませんよ、これから先。


今回上場廃止でカタが付きそうなこの騒動、”株主にも責任を！”という厳しい言葉が出ています。

あの世間を騒がせた”M上ファンド”を率いていたあの方が、”物言う株主”として脚光を浴びていましたが、あの人の行っていた事はある意味”正しい事”だとオイラは思います。
ヤカラを言うのでは無しに、きちんと意見をして会社経営を盛り立てていく・・・

”出資・投資”と言う”株式購入の本来の目的”から見れば、当たり前の事だと思うんですよね、あの人のやっていた事は。
ただ、ちょっと”キツかった”だけで、それに慣れていなかった”経営陣がアタフタしただけ”なんですよ。

往々にして、株主総会で意見しようとした時、”総会屋と間違われそう・・・”なんて躊躇するのが今の風潮ですが、きちんと筋道を立てて意見をするのは当然の事だと思うし、それが株主の仕事なんですよね。

株主総会に行けない時は、その会社の製品やサービスを買って、一体どういう風な仕事をしているのか知っておく事が株主の責任なんですよね。
その為に”株主優待券”なる物が配布されているのです。

出張旅費を浮かしたいからとか、安く遊びに行きたいから、安く物を買いたいから・・・
当然これも大切だと思いますけど、そういった手段で安くお得に活用できた分、きちんと冷静な目で優劣を自分なりに付けなければいけないんじゃないでしょうかね？
それをやって来なかったから、あのヒコーキ会社はこんな風になってしまったのです。


今回、この騒動で”ただの紙切れ（今は紙じゃないですけど）”になってしまおうとしているこの会社の株券。
”株主の責任”と言う言葉が、なぜか妙に心に沁みます。

まだ本当にそうなるのかどうかは決定していませんが、ちょっと辛いですし、寂しいですね。


でもね・・・
年末の”大納会”の日に”64円程度で終了”していましたが、年が明けて”大発会の日・・・”
”95円位”まで上がっていましたよね・・・

ボロ儲けした奴がかなり居るらしい・・・
これぞ”投機”です。