先日、ちょこっと新聞に載っていた記事です。
救急車また故障 病院到着11分遅れ たつの市
年末の
救急搬送時に起こった出来事ですが、
夏にも故障して止まっています。
夏の時は、
新型インフルエンザの患者を姫路市内の病院へ
搬送中に故障したようです。
搬送開始時には既に心肺停止状態だったようですが、結局お亡くなりになられました。
街の方では、
現行ハイエースが主流ですし、大きな自治体になると
キャンターやエルフ等のかなり大きな救急車もあります。
でも、田舎に行くと未だに
”初期型エルグランド”や、
”グランビア”、”ハイエースレジアス”ベースの救急車が走っています。
田舎に行けば行くほど、
地元の医師会やライオンズクラブ、医療法人、企業などから寄付された救急車がかなりあります。
珍しいパトカーと同じで、結構
”寄付による車両”が存在します。
今回故障した救急車がどの車種ベースだったかは知りませんが、
夏のラジエター液漏れ、今回の燃料ポンプ故障等は、あまり走行距離には関係ない
”エンジンを掛けた状態の時間数に比例”する箇所です。
救急車や消防車を見てみますと、
何十万キロも走る車両は少なく、車両交換サイクルはかなり長いような気がします。
だってさ、未だに
田舎の消防団では
”ボンネット消防車”が活躍しているところがありますからね・・・
しかも、
走行距離数千キロ・・・
その殆どが、
日曜日の訓練を終えた後の”喫茶店詣”ですからね。
しかしながら、走行はしていなくても、毎日始業点検を行い車両のチェックをしているわけですから、走行距離による部品交換サイクルよりも、期間による部品交換サイクルを優先するべきだと思います。
フォークリフトや重機のようにね。
一日何度チェックするのかは知りませんが、少なくとも毎日一度はチェックしていると思います。
新車購入するにしても、
莫大な費用が掛かります。
いくらするのかは知りませんが、
多分数千万円すると思います、最新の機器を備え付けたものだと。
十年位前に一度”一台四千万円”って聞いたことがあります。
確かにベース車両だけなら数百万円ですが、
今使っている備え付けの機器をそのまま移植する訳にも行かず、結局
”吊るし+αの特装車両”を購入する事になるんだと思います。
価格が価格だけに、
そう頻繁に買い換えるわけにも行かず、買い換えるのなら古い救急車を残しつつ”増車”という方法を取るのだと思います。
オンボロ救急車でも、無いより有った方が役に立ちますからね。
そういう感覚で
”旧車が存在”しているのかもしれません。
年末の騒動では特に患者さんには影響なかったようですが、少し気になりますよね。
救急搬送中の事故はよく聞きますが、
故障はあまり聞きませんよね。
記事の中に
神戸市消防局との頻度比較がされていますが、
この発生頻度はかなり酷いとは思います。
でも、
圧倒的に使用条件が違うような気もしますし、
点検しろ!整備しろ!って言っても、
ディーラーや整備工場から”代車”が出るわけでもないんですよね。
多くの車両を保有している大きな自治体だと、一台くらい念入りに
”ドック入り”させても
他の車両で賄えると思いますが、田舎に行けば行くほど、
車両の数は少ないわ、受け持ち範囲は広いわ、年寄りは多いは・・・
車両一台当たりの受け持ち人口は少ないのかもしれませんが、
車両一台当たりの受け持ち範囲は圧倒的に田舎の方が広いですから。
”たつの市”と言えば、兵庫県南西部、姫路市の隣にあるかなり広い自治体です。
同じ県民として、このままでいいのかな?なんて気がしますけど。
Posted at 2010/01/18 18:47:12 |
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