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2010年01月20日 イイね!

スピードメーターの怪

よく言われる話ですが・・・

車のスピードメーターって、本当に正確なの???

正確と言えば正確ですし、違うと言えば違います・・・ハァ?


オイラが以前乗っていた、台湾ヤマハの”グランドアクシス100””シグナスX125”ですが、こいつ等のメーターは酷かった・・・
なにせ”弄り大好き人間ににとって非常に都合の良い”、いわゆる”ハッピーメーター”でした。
排気量も小さく、当然パワーも少ない、おまけに乗っている人間メタボふくよか”ときている・・・
少しゴソゴソしただけで数キロ~十数キロ速くなります。
原チャに乗る方ならわかると思いますが、少し伏せただけでかなりスピードアップしますよね。
それだけ”抵抗”が大きいと言う事であり、パワーが無いと言う事です。
ハッピーメーターとは、【指しているスピード>>実スピード】と言う事です。

台湾平行輸入車両では、メーター自体が台湾仕様で、物凄く誤差がありました。
反面、全く同じ車両がヤマハが正規輸入して正規物として販売していましたが、そのメーターはかなり”厳しかった”みたいです。
どちらの車両も国内正規部品で国内メーターを装着して走ったことがありますが、最高速で20km/h以上の誤差がありました。
つまり、100km/hを指しているのに、80km/hしか出ていない・・・
要するに、100km/h出ていると思い込ませる”ハッピーなメーター”と言う事ですね。


さてさて、同じ事は車のメーターにも言えます。

平成18年12月31までの製造分に関しては・・・(二輪などを除く一般的な自動車)
10(V1-6)/11≦V2≦(100/90)V1 ・・・・①

平成19年1月1日以降製造分に関しては・・・
10(V1-6)/11≦V2≦V1 ・・・・②

両式ともに、V1=車のスピードメーター、V2=検査機の表示・・・です。
こういった数式で誤差範囲が決められています。


仮に、一般的な検査スピード、時速40km/hをこの式に当てはめますと・・・
①は、30.9km/h以上44.4km/h以下が合格となります。
②では、30.9km/h以上40km/h以下となります。

つまり、平成19年以降製造の車に関しては、オーバー側は認められませんよ!って感じですね。
そうなってくると、インチアップなどでタイヤの外径が大きくなると、はみ出ていなくても”車検不適合”となる可能性が出てきます。
ただ、この辺りは”検査受験者の自己申告”と言う名の”テクニック”がありますのでどうにでもなりますが、少しだけ気に留めておいたほうがいいと思います。
ま、持込ならどうにでもなりますけど、Dでは間違いなくアウトですね。


さて、それじゃあ、GPSレーダー探知機のスピードメーター精度は正しいのか?
これはよく話題になります。

オイラ的には”メチャクチャ正しい”と思いますし、ある意味”それが今走っている瞬間のスピードですよ”と言っても過言ではないと思います。
GPSレーダー探知機が、数あるGPS測位方法でどのシステムを採用しているのかは各社まちまちだと思いますが、オイラが今現在使っているハンディーGPS”ガーミン Oregon550+”は、一秒間に数十回の計測を繰り返し、車速など無くても非常に正確な位置を示します。

地図表示でも、複数車線のある道路ですと、どの車線を走っているのかまで表示可能です。
直進中や交差点を曲がる時に、少しでもハンドルをぶれさすと、きちんとその軌跡まで記録しています。
当然車線変更をした時も完全に把握していますね。
使っていて、ちょっと怖いくらいです。

パイオニアのカーナビでも、一秒間に10回程度計測していますよね。
今のGPS精度は、民間機でもこれくらいが当たり前なのです。
速度が正しくなければ、経緯度表示も地図表示もつじつまが合わなくなってきます。
つまり、安モンGPSレーダー探知機でも、車のスピードメーターより遥かに正確って事です。

これが測量屋さんや軍事利用を念頭に置いた製品ですと、誤差はミリの単位と言われています。


ちなみに、オイラのワゴンR、インチアップして結構純正より外径は大きくなっています。
純正  165/55R14=536mm
ぴよ? 165/55R15=563mm
外径で”27mmUP”となっております。

この状態で、先日ワンタンク分約400km走行しました。
車のトリップメーター403kmを指していた時に、ハンディーGPS422kmを表示していました。

どちらが本当に正しいのかは微妙ですが、このことから解る事は、”外径が大きくなると、それなりに誤差が出る”と言うことでしょう。
大体、純正より5%程度大きくなっていますので、走行距離も5%程度メーターより余分に走っています。
ま、余分に走っているのではなく”トリップメーターが少なく表示している”といった方が正しいのですけど。
トリップメーターは速度計より計算していますので、常時5%程度”低めに表示”していたのだと思います。


道端で日向ぼっこしている県職員や、ストーカーパンダや白馬には気をつけなければなりませんけど。
でもね、彼らは”誤差と云う言い訳のできない領域”に達しないと、赤旗を持って飛び出してきませんからね。
よって、一般的に15km/h以下程度では捕まらないって事です。
ただし、岡山管内は・・・大変厳しいです。


純正オプションやグレードの高い車で、外径の大きなタイヤが設定されている車種が多いですが、この場合は基本メーター設計”最大外径”を基準にしていますので、下位グレードの外径の小さなタイヤを装着しているモデルは、概ね”高めに表示”されていると思います。
つまり、ハッピーメーターですね、表示速度>実速度。
ご自身の車で外径の大きなタイヤが装着されているグレードのある方は、その外径までならOKです。

GPSレーダー探知機のスピードメーターとの差異は、こういう理屈で起こっているのです。
設定の一番大きな外径のタイヤを装着して走行すると、殆ど差異はないと思います。
ただ、溝も5mm以上ありますからね~・・・両端で10mmです。
新品タイヤとスリップサインの出ているタイヤとでは・・・


あと、もう一つスピードを知る方法として、故障診断コネクター(OBDⅡ等)に来ている車速信号から読み取れます。
しかしながら、ココの信号はあくまで”基本的に車両スピードメーター表示と一緒”ですので、あまり意味は無いと思います。
スピードメーター自体は、この信号に少し細工をしてパネルに表示しているだけですから。


そうそう、一部の方々が騒いでいる、”純正より外径が大きくなれば車検不適合”と言う話ですが、正しくは”平成19年1月1日以降製造の車”に適用される事項です。
別に外径が大きくなったから車検不適合となるのではなく、あくまで”スピードメーターに関する検査で不適合”となる可能性があるだけです。

ちょっと認識が違うような気がしますね、あの騒ぎは。
Posted at 2010/01/20 19:06:25 | トラックバック(0) | くるまあそび | 日記

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