2010年01月24日
たまには車の事も書かないとね・・・
一般論として、車両オリジナルの”エアクリーナー”を社外キノコ型や純正交換タイプにすると、給気効率が上がってパワーアップすると言われています。
社外メーカー能書きにもそう書かれている製品が大多数を占めますし、特にキノコ型なんかは給気音自体が車内まで到達するくらい大きくなり”何となくレーシーな雰囲気”になります。
純正交換タイプもそれなりに給気音は大きくなりますが、キノコ型ほど大きくはなりません。
キノコ型に交換すると、ブローバイガス処理の為にオイルキャッチタンクなどを装着しないとエンジンルームがエライ事になったりします。
当然、このブローバイガスを大気開放なんかした時には、絶対車検には通りません。
さてさて、じゃあこのキノコ型や純正交換タイプも含めて、エアクリーナーに何らかの小細工をするとパワーは上がるのか・・・
答えとしては、上がる事もあるがほとんどの場合どちらかと言えば下がる・・・
ふた昔くらい前の”キャブ仕様のエンジン”なら、キャブのセッティング自体でどうにでもなります。
時代は変わり、最近はエコブームのおかげもあり、あの日本の名車”ホンダ スーパーカブ”も電子制御のインジェクション仕様となりました。
車も殆ど全てといっていいくらい”電子制御インジェクション”です。
こういった時代の中、高々エアクリ交換だけでパワーアップするワケも無く・・・
殆どが”エアフロ等のセンサーにより、ECU自体が何らかのトラブル、もしくは正規燃料噴出量に対して流入エア量が多すぎる”と判断し、セーフモードまでも行かなくても補正を掛けてしまっています。
大体、燃料と空気の混合比は”理論空燃比”としてある程度決まっており、それを大きく外れると最悪エンジンブローやカブリ、ノッキングなどの現象が起きます。
こういったことを事前に察知して補正をかけるのがある意味”ECUの一番大きな仕事”なワケでして。
エアクリ交換したくらいでパワーが上がったりするほど、今の車はおバカじゃありません。
ただし、ECU内のマップを書き換えたり、燃料の変更などを行った上でのエアクリ交換は当然パワーアップの一つの要因になります。
そこまでしないで、ただ単にエアクリ交換をしたからパワーが上がった・・・
今の車は絶対上がりません。
そんな単純な物ではありません。
ECUが純正ならエアクリには手をつけない・・・今の車の常識です。
純正交換タイプなら、まぁ殆ど問題は無いでしょうけど、キノコタイプは・・・
純正交換タイプのメリットは、K&Nの製品のように”洗って再使用可能”な事です。
純正品は汚れたら”とりあえずエアで吹いて再使用かな~・・・”ですが、吹いた事のある方ならお解かりだと思いますが、なんかヤバそうな汚れが付着しています。
”う~ん・・・交換しちゃえ!”ってなるのは普通の人の考え方です。
交換するにしても結構高価・・・
それならいっその事、洗濯可能な社外品に手を出すのも賢明かと思います。
純正交換タイプの社外エアクリーナーのメリット・・・
それは、ズバリ”洗濯できる事”です。
パワーアップなんてするワケ無い!
殆どが誤差の範囲であり、体感的に変化したのは”お金を払ったから”と言う事と、”ただ単にある部分がパワーダウンしているからそう感じる”だけなのです。
Posted at 2010/01/24 20:00:24 |
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くるまあそび | 日記
2010年01月24日
Posted at 2010/01/24 00:43:04 |
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今週のスマスイ | 日記