ここ1~2ヶ月の間によく耳にするようになった言葉・・・
”総量規制”
一体何者なのか・・・
オコチャマには関係の無い話です。
皆さん、多分殆どの方が
”クレジットカード”をお持ちですよね。
オイラも当然持っていますし、ネットショッピングでも使います。
ただ、情報漏えいなど一抹の不安もありますので、
ネット決済専用のカードを持っています。
最近流行の
”ETCカード”も、基本
”クレジットカードに付随するサービス”ですので、基本となるクレジットカードが必要です。
ま、クレジットカードの嫌いな方もいらっしゃいますので、そういった方々向けのサービスもありますよね。
さてさて、この
”総量規制”ですが・・・
もうすぐ施行されるであろう
”改正貸金業法”によって、基本的に
”年収の1/3を超える借金が出来なくなる”事を指します。
この話は
自民党政権下で
”全会一致で可決”された法改正です。
それの最終施行期限が
2010年6月になっているようです、もうすぐです。
この法改正の対象になるものは、いわゆる
”クレジットカードにおけるキャッシング”、
”消費者金融”等が対象となってきます。
反対に
銀行系のカードローンや
”萬■金融系”は
規制の対象外です。
”■田金融系”はそもそも
法の外の世界ですので、規制のしようがありません。
色々と条件はありますが、簡単に書くと・・・
”日本貸金業協会に登録加盟している業者の、個人向けの消費性無担保貸金”ですね。
つまり、
クレジットカードのキャッシングも対象です。
銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行などは”日本貸金業協会”には加盟していませんので対象外と考えていただいて結構です。
要は、昔流行った言葉で言う所の
”ノンバンク系”ですね。
預け入れ業務を行わずに、貸し出し専門の業者・・・
で、この
”改正資金業法”ですが、先に書いた
”年収の1/3未満”と言う規制と
”一箇所の業者が50万円以上貸し出す”ことなどが規制されています。
簡単に書くと・・・
年収300万円の人がお金を借りようとすると・・・
トータルで
”100万円が限度”です。
数箇所から借りる場合も
”トータルで100万円”です。
ただ、Aと言う業者から80万円、Bと言う業者から10万円借りるとしましょう。
この場合でも規制の網が掛かってきます。
”一箇所から50万円”と言う規制に”業者A”からの借金が規制の対象となります。
反面、上限金利が20%に下げられたり、
”貸金業務取扱主任者”の設置が義務付けられたりします。
この試験の試験会場の雰囲気って・・・ちょっと気になる・・・”銀ちゃん”みたいなのばっかりやろか・・・
いわゆる
”グレーゾーン金利”がこの世の中から無くなるということです。
もう最高裁判所の判例もヘッタクレもありません。
クレジットカードの
キャッシング枠が
”50万円超え”しているカードなんて、クソほどありますし、別に使っている人が希望してどんどん上げているわけでもないんですよね。
カード会社がある一定の期間が経過し、その間に
事故などが無かった場合は勝手にどんどん融資可能額を上げているのが現状です。
最近よく話題となっているのが、
”カード会社から源泉徴収票や所得証明書を提出しなさい”という書類が来たんだけど・・・と言う話です。
一体何事かと不安になりますよね、特に一度も使ったことのないカードだと・・・
それは、
お持ちのカードの”キャッシング枠”が50万円を超えているからです。
こればかりはカード会社の意向ではありませんので仕方が無いのですが、何か腑に落ちない部分があります。
書類を提出するしないは任意なのですが、
提出しない場合はキャッシング枠を引き下げられる可能性があります。
使わないのでどうでもいいんですが、ちょっとイヤですよね・・・なんか信用が無くなったのかと勘違いしそうで・・・
でもね、クレジットカードを持っている人の中で、
キャッシングを利用している人は半分を超えています。
”利用した事のある人”では無しに、
”現在進行形”の人です。
その半分の中の”6割以上”が、年収1/3を越えているようです。
本当なのかどうかは判りませんが、貸金業協会の調べみたいです。
よくこの総量規制について問題提起されているのが、じゃあ、
”主婦(主夫)や学生はお金を借りることが出来なくなるのか?”・・・
今のままですと、
”内緒で”借りることは難しくなるでしょうね。
源泉徴収票なり所得証明なんかを提出するのだから、内緒では無理です。
システム自体がよくないと思いますよ、今のカード社会。
引き落とし通帳だけ有れば、スーパー系のカードなんかその場で発行されますよね。
しかも、家族カードも発行可能・・・
申し込みの時に
勤務会社などを書きますが、
今の時代数年経ってもその会社で仕事をしているなんて何の保証もないんだし、会社自体があるかどうかも分からない。
無職の人間がバンバンカードを使っているのを見ると、端から見ていても非常に滑稽なものです。
”credit(クレジット)”=”信用”なんですよね。
海外に行くと
”現金よりクレジットカード”って言われる所以です。
でも、
その信用自体の根拠は
”何処にお勤めですか?持ち家ですか?”なんですよね。
極端な言い方をすれば、
会社と邸宅を
”担保”にしているんですよね、ある意味。
だから申し込みの時に訊かれるんです。
今回のこの総量規制によって、
キャッシングを利用しない人にも影響が出るかも?
それは、ネット決済や店頭でのカード使用時に発生している
”カード利用料”です。
基本的にこれは店側の負担となっているのですが、
”カード利用時には5%の手数料が発生します”なんて言うお店はまだ沢山ありますし、そうは言っていなくてももともとの販売額に5%上乗せしているお店もあります。
これはクレジットカード会社から何度と無く止める様に通達が出されているのですが・・・
よくよく考えてみると、
カード発行手数料も無料、年会費も無料、幾ら1ヶ月程度だと言っても金利は付かない、ボーナス払い金利なしってな物もあります。
酷いカードだと”ボーナス払い2回まで金利無料”なんて物もあるようです。
しかも、
利用額に応じて”ポイント”が貯まる・・・
じゃあ、
クレジットカード会社ってどこで儲けを出しているの???
クレジットカード会社って
”慈善事業”???
クレジットカード会社の儲けは、
”キャッシング利用の金利”で賄われていると言っても過言ではありません。
この金利が上限20%となり、しかも利用出来なくなる人も大量発生・・・
そうなってくると、
自ずと年会費の負担や金利無しのサービスの廃止、ポイントシステムの終了などが出てきて当然だと思います。
なんだかな~って感じぃ~!
商工系や住宅購入者への”モラトリアム”も非常に大切ですけど、コチラの方が・・・
少なくとも
”激変緩和措置”をしないと、とんでもないことになるよ、
亀サン!
なおこの話は、物品のローン購入、例えば家とか車とか、カードでのお買い物は対象外ですのでご安心を!
家や車のローンの上限額を”年収の1/3”なんて規制したら、誰も買えなくなるよな・・・
車は良いにしても、
キャッシュ即金で家を買うって人、あまり居ないでしょうし。
それにキャッシュがあっても
ある程度ローン組んだ方が税制上トータルで安かったりしますので。
でも、
クレジットカードでのの物品購入も、この先規制するような動きがあるんですよね。
Posted at 2010/03/21 17:21:40 |
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