最近、何か急に騒がれだした
”ライター”・・・
昨日も幼い命が奪われています。
車内に放置されたライターが原因にみたいですが、まだはっきり分からないようです。
その前も同じような事故が・・・
年間3桁以上の同じような事件や事故が起こっているようです。
すべてが死亡事故につながってはいないようですが。
事件はともかく、
事故は絶対防ぐことが出来る筈です。
昨今の火災の第一原因は、実はタバコの不始末や天ぷら油火災といった類の
”失火=過失”ではなく、
”放火という名の事件”なのです。
しかも、
半数以上・・・
さてさて、このライターですが、
こういった事故を反映してかライター自体の回収や着火方式の変更などが検討されているようです。
「対象限定を」「すべてで」ライター規制で火花
最初に少しツッコミを入れておきますが・・・関西人ですから仕方ありません。
ライター規制の話で、火花散らしてどうするんだよ!・・・
確かに危ないです、
規制はするべきだと思います。
ただ、いくら規制をしても、いくら小さいお子さんでも、
”何らかの方法を使えば必ず着火する道具”である以上、
必ず火はつきます。
火のつかないライターなんて、ライターじゃあ~りません。
すべての事故や事件がそうなのですが、
対策は後手後手にまわります。
事前に予測されていたにもかかわらず、対策せずに製品化した・・・
これは間違いなくメーカー側の責任です。
ただ、想定されていないような使い方をされて事故が起こっても、
製品に非のあるようなことを言われます。
たとえば、皆さんの身近にある
自動販売機・・・
例のPL法が施行された後から本体にこんな
警告シールが貼られていることをご存知でしょうか
“転倒の危険がありますので、本体の上で遊ばないでください”・・・
自動販売機の上で遊ぶ・・・転倒したら自動販売機自体が危なかったといわれる可能性があるので警告しておく・・・
オイラ的には
自動販売機の上で遊ぶほうが絶対悪いと思いますが、
現時点の法解釈ではそうとも言い切れない、なので警告しておく・・・
なんだかおかしな感覚です。
ライターにしても自動販売機にしても、包丁にしてもピストルにしても、
別にその道具に罪はないのです。
これらはすべて
”道具=ツール”なのです。
包丁やナイフ、物を切断したり切り刻んだりする道具です、誰でも知っています。
お肉を切っても罪にはなりませんが、
人間のお肉を切ると罪になります。
ライター・・・
タバコのに火をつけたりする場合に使用しても罪にはなりませんが、
人間や家屋に火をつけると大きな罪に問われます。
つまり、別に今更書くほどのものではありませんけど、
使う人がどのように使うかによって道具であったり凶器であったりするわけです。
以前コチラに同じような事を書いていますが・・・
道具と凶器
使う人がどのように使うかによって・・・
つまり、今回のライター騒動の場合、
使い方を知らない者がすぐに手にできる場所に置いてあった・・・
ココが
一番大事だと思いますよ。
いくら
構造的にロックをかけても、こういったことを理解していない”アホ大人”がいる以上、
全く以って根本的な対策にもならないとオイラは断言します。
大体さ、
タバコが二十歳以上という規制がかかっているのは、なにも
健康上の理由だけではないんですよね。
“火”という、
何かあれば人間の手では到底制御できない代物を扱う行為なんです。
そういう責任も含めての
”タバコは二十歳になってから”なんです。
そういうことも理解せずに、
ただ単に年齢が二十歳になったからというだけで、タバコに手を出している
”エセ二十歳”が多すぎる。
道具に罪はないんだよ!
ま、タバコとライターをすぐに関連付けること自体が単純なのかもしれませんけど。
Posted at 2010/04/24 19:03:09 |
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