2010年05月09日
近くに有名なタケノコの産地があります。
オイラの”ムラ”は、同じ山なのにその反対側・・・
つまり、”住所地が違う”のです。
よって・・・余り高値がつきません。
もう殆ど終了ですが、この季節になると、村には”にわかタケノコ組合”が出来ます。
各自所有の山=竹やぶからタケノコを掘り出して市場へ出荷するのですが・・・
まぁ、山といっても”ひと山丸々”なんて大地主はオイラの村には居ません。
朝早くからイソイソと出かけるのですが、お昼前後になるとなにやら見かけない面子、しかも完全にファミリー御一行様を見かけます。
手にはいわゆる”移植ごて=小さなスコップ”、大きな剣先シャベル、中にはつるはし持参の方も・・・
どう見てもこの村の人間じゃないし、親戚関係でも無さそう・・・
それに、そんな物でタケノコは掘りませんよ・・・
オイラの親父や近所のおっちゃん連中と掘りに行くのですが、一応”にわか組合結成”ですので、このメンバーでしたらどのメンバーの竹やぶのタケノコを掘っても文句は言いません、それが組合ですから。
シーズンが終わった後、諸経費などを差し引いて売り上げを山分けしますからね。
で、この見かけた事の無い連中、当然“不法侵入&窃盗”になるのですが、はっきりいってあまり厳しくは言いません。
所詮昼前後に掘りに来ても、大したタケノコは残っておらず、売り物や美味しく食べる事の出来るものはすでにオイラ達が掘りつくしていますので。
言い方は悪いですが、”ゴミ”しか残っていません。
ま、竹やぶだけ荒さないんでね!なんて感じですわ。
でもね、一応”不法侵入&窃盗”ということを明確にするために、見かけると必ず”ここは個人所有の山林ですので許可なく立ち入らないでください、またこの場所にある物を無断で持ち帰らないでください。”と”笑顔で主張”をします。
カタギのファミリー相手にムキになっても仕方がありませんのでね。
にもかかわらず、こう言い返すバカがいます・・・
”山って国の持ちもんやろ!お前らが勝手にそういう主張をするのはおかしいやろ!わしらも税金払ろうとるんや!”・・・
腹の中では・・・”お前アホやろ?なんなら土地の権利書持ってこか?”ですけど、そういう子供みたいな対応は絶対しません。
”この近辺の山林はすべて個人所有となっております、国有林の類ではありませんので我々が綺麗に山を育てております・・・”
優等生ですね・・・言っている時は気になりませんが、文字で書くと少し顔が赤くなります・・・ハハハ・・・
そうです、土手に生えている土筆を採っているのとは訳が違うのです、タケノコは。
竹やぶ自体を綺麗に管理しておかないと、良いタケノコは採れません。
この管理に一体どれくらいの労力が費やされているのかご存じないんでしょうな、こういう人間って。
まぁ、こんな苦労、コンクリートの上でしか生活をした事の無い人間には理解出来んのでしょうな。
Posted at 2010/05/09 11:37:24 |
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ウダウダ | 日記