こんな記事がありました。
コメ作りはあと5年で破綻する!? 高齢化進み崩壊寸前
事実高齢化が進んでいる事ですし、農村部には若者も少ない。
まさに記事のとおりです。
でもね、この記事を書いた人間やコメントをした人間、現在の農村の実情を知っているのか?
また、
なぜ若者が農業から離れてしまったのか、そこまで考えた事があるのか?
単純に
”若者・後継者が居ない”で片付けていいのか?
”文屋”なら、
なぜそういった事になってしまったのかという根本的な部分を斬らないといけないのでは?
だからいつまで経ってもオイラみたいな
”エセ農家の跡取りボンボン”に、
”ヘタレマスコミ”って書かれるんだよ。
田んぼの土も触った事の無い人間が、グダグダ書いてんじゃねーよ!
実際オイラも田舎に住んで先祖代々から受け継がれている
“猫の額程度”の、ご先祖様には悪いけど
”作れば作るだけ赤字”な農地を世話しているわけです。
同じ地区の同級のツレは、昔から結構農業のやり手で、さすがのオイラも
農業に関してはそいつに一目置く存在なのですが、最近はどこの家もあまり農業をやらなくなっており、数多くのそういった農地を管理しています、サラリーマンをやりながら・・・
”しんどいだけや!”なんて言っているその笑顔の奥には、
”結構美味しいぞ!お前もやれ!”なんて言っているような気がします。
手広くやれば結構美味しい商売だとオイラも思います。
ただ、やはり、幾ら作っても
”他人の田んぼ”なんですよね。
オイラいつも思うんです、
日本の農業を衰退させている一番の原因はココだ!ってね。
”農業委員会”・・・
これは各市町村単位で設置されている、
”行政委員会”です。
都会の方々にはあまりなじみの無い言葉だと思いますが、わかりやすく言うと
”教育委員会”みたいなものです。
地方自治法や各種条例によって運営されている、いわば
”農業版市議会”みたいなものです。
目的はいろいろありますが、一番ネックだとオイラが思うのは、
”農地の無秩序な開発を監視・抑止する役目”を担っているという所ですな。
聞こえは非常にいいです、実際。
でも、
新規参入を認めないとか農地の宅地への転用時に個人のプライバシーまでも犯す勢いの強烈な審査・・・
元々田舎です、近所の人間は地獄耳ですしすぐに噂は広まります。
当然農業委員にはそれなりの守秘義務も生じているわけですが、やれ
”どこそこの家はあそこの田んぼをつぶして大きな屋敷を建てるみたいだ・・・”とか、”あの家の田んぼ、不動産屋へ売りに出たみたい・・・”とか、”養子さんの旧姓名義になったで・・・”とか・・・
こういった情報は、はっきり言って
全て農業委員からのリークです。
農地の宅地への転用や一般不動産業者への譲渡は、事実上すべて農業委員会経由でなければだめです。
こんな制度だと、
誰も農業やらなくなるよ。
また、幾ら若者がやりたいって言っても、
どこの誰だか分らんような奴に、地区の農地なんか譲れるか!な~んてね。
大体さ、オイラ思うんだけど、
オイラも含めて農業に関する事を行っているすべての人間に言えることだけど・・・
オマイら、尻の穴、ちいせぇぞ!!!・・・ったく・・・
Posted at 2010/07/23 21:24:04 |
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