
兵庫県明石市と淡路島・岩屋を結ぶ
明石淡路フェリー、通称
”たこフェリー”。
昔は国道28号線の国道フェリーとして、24時間運行していました。
繁忙期になると一時間に2便以上運航していた時もあった記憶が。
これが、明石海峡大橋の開通や高速道路1000円により、乗船数は激減していることは周知の事実です。
確かに、昔は明石のフェリー乗り場って言ったら、淡路島や四国を目指す車やトラックで大賑わいでした。
盆正月は
”2時間3時間待ち当たり前”の世界でした。
それが今では・・・そこで働く職員さんの方が多い状態です。
先日乗った宇高国道フェリーも同じような状況でした。
現在は周辺自治体と福山に本社のあるツネイシホールディングスによって細々と運行されていましたが、どうやらついに撤収・会社清算の打診があったようです。
確かに車やトラック、人間様だけなら、極端な話明石海峡大橋を使う事も可能ですし、ジェノバラインなどいくつか航路は存在します。
しかしながら、淡路島~徳島間と同じように、
125cc以下の原動機付自転車は、この撤退によって事実上明石海峡を渡る事は出来なくなります。
オイラのような
”趣味で乗っている人間”は、
特段問題はありません、はっきり言って。
でも、
仕事で使っている車両も沢山ある地域です。
こう云った問題、どうするのでしょうか?
同じ兵庫県内なんですよ。
あのフェリーは、結構そう言った使われ方が多いんですよね。
あと、淡路島から明石界隈の学校へ通っている学生さんや、淡路島にある企業へ通っている方などなど・・・
第3セクター的な経営方式でやっていたのだと思いますが、やはり
”役所の考えるフェリーの存在”と、
営利目的である民間企業の考えるフェリーの存在は、
少し温度差があるようです。
民間企業である以上、
”営利目的である”ことは
当たり前だと思いますし、一方
”役所にしか出来ない考え方”がある事も当たり前です。
こう云った問題は多分どこのフェリー会社でも一緒だと思います。
どんどんフェリー航路が無くなっていく・・・ちょっと寂しいです。
まだフェリー自体が無くなるとは決まっていませんが、後を継ぐ企業が出てくればいいのですが・・・
淡路島って言ったら、もうすぐ名前の無くなる”SANYO”の発祥の地ですし。
あと、県内には船を造っているあの会社やあの会社もありますし・・・
慈善事業のつもりで、少しずつお金を出し合って存続させる事は出来ないのかな?
ま、
東西方向に往来の激しい明石海峡を、”そこのけそこのけ!たこ様のお通りだい!ごめんね、ごめんね”って言いながら、
大きな橋の下南北に横切っていく”たこ柄のフェリー”・・・
いなくなったら、ちと寂しい・・・
Posted at 2010/09/03 20:08:10 |
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ウダウダ | 日記