2010年11月06日
ラフェスタのリコールが来ていますが、嫁は放置状態です・・・
さっさと行かないと、また止まるよ・・・
もう助けに行かないからね。
でですね、今回のこのリコール、ラフェスタだけではなく、NOTEやキューブ、マーチやセレナまでもが対象の、ちょっと大きなリコールです。
メーカー発表の資料を見ますと約84万台が対象のようですね。
ま、部品自体の単価はさほど高価な物でもなく、掛かる工数もリレーの差し替えだけみたいですので高々しれています。
もっとも差し替えだけで終わるとは考え難く、ECUリセットによる色んな設定のセットアップなども付随作業として出てくるのかな?なんて思います。
最近の車は”電化製品”ですので、電装系の整備を行うと後が大変です。
かといってバッテリーを外さずに行う事はご法度ですし、カタギの整備工場のやる事ではありません。
さてさて、このような大量のリコールについて少し考えてみたいと思います。
どういう事を考えてみるのか・・・
リコールお知らせのお手紙についてです。
一般に今回の様に封筒を用いた場合、一通当たり80円の郵便料金が掛かる事は誰でも知っています。
郵便事業会社のHPで確認しますと、大口割引と云う制度があり、今回のように100万通程度出すと、一通当たり”65円”に割引されるようです。
ちょっと計算してみますと・・・
65円×1,000,000通=65,000,000円・・・
”ろくせんごひゃくまん円”也・・・
郵便料金だけで”六千五百万円”掛かるのです。
これに、発送用封筒代と中に入っているお詫びと説明の紙が一枚。
これを封筒詰めする工賃・・・
ま、大体一通当たり郵便料金も含めて80円程度は掛かっていると思います。
車一台につき一通ですので、大体80,000,000円程度かかる計算です。
八千万円です・・・
ただし、車のリコールの場合、メーカー側発表の数字はあくまで車台番号からの予測数字ですので、実際それだけの車が存在しているかどうかは不明です。
当然、お亡くなりになっている車もあると思いますし・・・
多分今回の交換する部品自体は原価数十円程度の物だと思います。
なんとなく、交換する部品代より、お知らせのお手紙代の方が高額な気がします・・・
それにしても、お知らせの手紙だけで一億円弱の費用が掛かるんです、リコールって。
おバカな方々が、絶対リコールにならないような事を”これはリコール対象だ!”なんて騒いでいるのをよく見かけますが、メーカーもそう簡単にはリコールなんてしないんですよ、コレだけ費用が掛かるんだから。
もっとも、傾向として“下請け部品メーカーの問題”の時は、速攻でリコールやっているような気がしますけどね。
だって、費用は多分下請けメーカー持ち・・・
悪くても折半・・・
でもね、オイラ思うんですよ、下請けもバカじゃないから、元請けから仕様書を発行された時に”これでは後々トラブルになるからダメ!”って言っていると思う。
でも最近の納期重視&コスト重視故に、元請けは無責任な要求をして来るんだと思います。
それを突っぱねるだけの根性も下請けにはあまり無く、”切られるのが怖い”がゆえに仕方なく納品・・・
そのうちリコール発生で費用負担・・・
なんだかな~って感じ、この風潮。
Posted at 2010/11/06 21:57:53 |
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くるまあそび | 日記