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ゴタゴタしていた明日12月10日のノーベル平和賞授賞式出席云々の話。

何やら近隣巨大国の圧力で・・・なんて言われています。

実際はどうなるのかは解りませんが、ノルウェーに大使館のある44カ国中19カ国が欠席の見通しだとか。
2カ国は態度保留・・・


朝日新聞のWeb版です。
ノーベル平和賞授賞式、１９カ国欠席へ　異例の多さ

確かにかつてない位の欠席多数のようですが、本当に某大国の圧力だけなのでしょうか？


今年は中国の民主化運動家・劉暁波氏が晴れて受賞となった訳です。
昨年はイワク付きでオバマアメリカ大統領。

獄中での受賞、一体どういった気持ちなのでしょうか。
今まで身を粉にして頑張ってきた事が報われたのですが、出来れば普通に受賞して欲しかった。


実は某大国にとって、某大国に在住している人の受賞は長い歴史の中で初めてなんですよ。
某大国生まれや某大国国籍の方は他の地で受賞された方は居ますが。
普通ならドンチャン騒ぎで大変な事になるのですが、今回はちょっと微妙な感じです。


ノーベル賞委員会も、様々な圧力をものともせず、賞を授与した・・・
すごいの一言です、こうでなくちゃいけません。
少し”漢（おとこ）”を感じました。

昨年のオバマさんへの授与は、”これからの世界平和をお願いします”とのお願いだったと言われています。


で、今回の欠席国を見てみますと、旧社会主義国や某大国と非常に緊密な関係のある国、某大国から多大なる援助を受けている国等が主です。
そりゃ、圧力を掛ければすぐに従う国ですな。


でもね、オイラ思うんですよ、本当に某大国の圧力だけなのかって。

実は欠席を表明している国の多くは、実は劉暁波氏の様な方を、同じような状況下にしている国だったりします。
収監までは行かなくても、民主化を否定している国・・・そんな国が多いんですよ。
にもかかわらず、民主化運動家への平和賞授賞式典に出席すると言う事は、民主化運動自体を肯定する事になります。
当然これが自国内に知れ渡ると暴動にもなりかねません。
そら、出席出来んわな・・・危なくって。


ま、世界が平和になればいいんですけど、こんなしょうも無い事でギクシャクする今の地球って、一体どうよ？


今まで平和賞を受賞した方で、本人が出席出来なかったもしくは出席しなかった例は4例あります。
そのうち、身内が出席して代理受賞した例は3例。
残りの1例は代理人が賞金のみを受け取った例です。

ノーベル賞委員会の規定で、賞状は本人もしくは身内にしか授与しない規定のようです。
賞金は弁護士を始めとする代理人でもOKのようです。

今回劉暁波氏自身は獄中ですので、本人は出席出来ません。
また奥さまや身内の方も監視下に置かれているがゆえに出国できません。
代理人になるべく弁護士さんも監視下に置かれているが故に出席出来ません。

つまり、賞状はおろか賞金も受け取る事が出来ません。
委員会では”預かり”という形を取るようですが、今までこれほどひどい例はありません。

代理人が賞金のみを受け取った例は旧ナチスドイツの時代の事です。
ナチスドイツですら賞金を受け取る弁護士の出国を認めたのです。

にも関わらず、某大国はこんな酷い事をしやがる・・・
こう云った事、許されるのでしょうか？

世界各国はもっともっと声を大にして抗議しなければなりません、某大国へ。


セコイのは、自国”ニッポン”です。
先日開催されたAPEC終了まで態度を保留していました・・・
終了後出席の意思を示したようですが、ちょっと酷いよな。

確かにAPECを無事に終わらせたい、某大国と微妙な関係の時期に波風立てたくない気持ちは良く理解出来ますが、それとこれとは別だろ？