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2010年12月12日 イイね!

究極の安全運転について考えてみる

車には・・・車だけではありませんね、様々な物には”安全装置”と言う物が付いています。
まず人間の安全を第一に・・・これが本当に一番最初に、かつ一番最後まで考えるべき事だと思うんですよ、物の製造はおろか設計や企画、販売に至るまで・・・

よく”安全第一”という言葉を耳にします。
でもね、昨今”本当に安全第一なのか?”なんて頻繁に思うんですよ、”コスト第一”や”効率第一”、”利益第一”になっていないか?
考え方を変えればこう云った事も人間が生計を立てて行く上では”安全項目”なのかもしれませんが、ココで言う”安全第一”はそんな事を言っているんじゃないんですよ。

また、良からぬ連中がこの”安全”をビジネスにしているんですよ・・・
オイラの会社でも安全講習などが開かれますが、蓋を開けてみると”ただ単なる営業”だったりします。
別に安全でお金儲けをしている人々を否定する訳じゃありませんが・・・


昔、聞けばだれでも知っている某ヘルメットメーカーが、経営上窮地に陥り民事再生法の適用を申請して再建した事があります。
再生を請け負ったとある方のコメントは素晴らしいと思って今も覚えています。
”安全の為のヘルメットを製造している会社の内部は、全然安全じゃ無かった”・・・

つまり、内部はもちろん従業員への安全啓蒙活動を始めとする教育や5S活動などが全くなされていなかった。
この管財人は”こんな事だから経営も安全じゃなかったんだ、潰れて当然です!”とまで言いました。



車にもさまざまな安全装置が装備されています。
運転者自身へのダメージを和らげる装置、相手へのダメージを和らげる装置、事故その物を防ぐ装置など種類は様々です。
車一台のコストのうちで、この安全に関わる部分のコストって一体幾ら位なんでしょうか?
計算した事はありませんので良く解りませんが、ものすごい割合を占めていると思いますよ。
だって、ボディー自体が安全装置の塊ですから。

でもね、幾らこんな安全装置を沢山装備しても、使う人間が何のためにこれが付いているのか、なぜ事故は起きるのか、事故を起こすと後々どういう事になるのか・・・
この辺りを十分理解していなければクソの役にも立ちません。

ひと昔前の車に比べれば劇的に安全のレベルは上がっていますが、事故は減っていますか?
減って居ないでしょ?
確かに年間の交通事故による死亡者数は減っていますが、これは何も車の安全装置のレベルが上がったからではないんですよ、ただ単に救急医療のレベルが上がったからだけです。
受け入れ態勢や救急車のレベル、救急隊員のレベル、一般市民への心肺蘇生法を始めとする応急手当法の教育などなど、この部分が殆どです。

確かにシートベルト装着の義務化云々やエアバッグ、耐衝撃性の向上等も当然あります。
でも事故件数でみればどちらかと言えば増えています。
いくら高度な安全装置が装備されても、運転する人間が昔のままでは何の役にも立たないのです。
そんな事言われなくても・・・なんて思われると思います。


じゃあ、どうすればいいのか?
取り締まりを厳しくするのか?
事故を起こし時の罰則を強化するのか?
それも確かに抑止力と言う意味合いでは効果はあると思います。


でもね、オイラ思うんですよ、一番の抑止力って言うのは事故を起こしたあとどうなるのか・・・これです。
事故を起こすと、単独事故を始めとして必ず何らかの被害が出ます。
それは物的被害であったり人的被害であったり様々です。

当然”過失”と言う物が発生します。
相手が居れば、事故を起こした時に良くモメる”過失割合”です。
単独事故の場合は100%自分の過失です。

この過失割合と言う物は、単純に計算される物ではありません。
確かに”レッドブック”等と言われる過去の判例や事例に基づいて計算されている基準書みたいな物が存在しますが、現実的には”保険屋の力関係”や”当事者同士の力関係”で決まります。
”一定のたたき台”の基準はありますが。


誰も事故を起こしたくって起こしている訳ではありません。
中には良からぬ連中が保険金目当てに仕組む事もあるようですが。

全員が常日頃から”いかに自分の過失を少なくするか”考えて運転していれば大部分の事故は無くなります。


例えば”流れに沿った運転”という、非常にばかげたルールがあります。
ばかげたルール・・・本当にばかげているんでしょうか?
意味を履き違えた連中の解釈により、この言葉の意図する所が変な方向へ行っています。
”周りの車の流れを乱してはいけない”の本当の意味は、”周囲も見ずに突っ走るんじゃない!”って言う事なのですよ。

現在の主流の考え方は”トロトロ走って流れを乱すんじゃない!”だと思いますが、これは全く違った解釈です。
それは事故を起こした時に良く解ります。


どういう事かと言いますと、例えば制限速度40km/hの道を流れに沿って60km/hで走行していたとします。
現実的には極々普通の光景だと思いますし、こんな事書いているオイラもこんな感じです。
わき道から、たまたま自分の車の前へ人が飛び出し来て、ぶつかってしまいました。

刑事罰と行政罰、民事上の責任が発生してきますが、3種類すべてにおいて”流れに沿って走っていたので過失は無い!”と言い張っても、100%認められる事は絶対ありません。
数字上20km/hオーバーが証明される以上、この部分についての過失が無くなる事は絶対ありません、幾ら流れに沿って走っていたと主張しても。
現実はこうなんです。


”全員がいかに過失を少なくする運転が出来るか”・・・
これが”究極の安全運転法”だと思っています。

0:100の過失割合で話が決着するパターンの一番多い例の”オカマ事故”。
確かに追突された方には防ぐにも限界があります。
なるべくそういう事にならないような運転をすべきだとは思いますが。
でも追突された方も、実は”明日は我が身”なんですよね、車を運転している以上。
追突した方も”明日は我が身”なんですよ、いつ追突されるかわかりません。

つまりどちらも”追突されないような運転”をすべきですし、”追突しないような運転”をしなければなりません。


こんな事オイラが書くまでも無くみんな知っていますが、本当にそういう運転していますか?



また、安全装置や装備を自慢げに宣伝している今の車メーカーって、一体どうよ?
そんなの当たり前じゃないのかな?
どんな車を買っても、現時点で考えられる安全装備や安全装置は”全部載せ”で付いて来るのが当り前な世の中になって欲しい。

装備されていても、わざわざ外すアホタレもいますけどね。
Posted at 2010/12/12 12:27:51 | トラックバック(0) | くるまあそび | 日記

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