アメリカンドッグ・・・
メリケンのお犬様ですかぁ???
コンビニのHOTスナックのショーケースに入っていて、なんとなく買ってしまうアレですね。
フランクフルトといつも迷うんですが、こちらの方が腹が張りそうなので・・・
こう云う事をするからメタボになるんですよ。
冷静に考えたら、めっちゃカロリー高いんですよね。
さてさて、小学生がアメリカンドッグをのどに詰まらせ、亡くなったというお話。
アメリカンドッグのどに詰まらせた小3男児が死亡 東京・墨田区の学童クラブ
この年齢だと、ほとんどが
”慌てて食べていた”事が原因みたいです。
高齢者やもっと年齢の小さな方だと、
”嚥下力(えんげりょく)=飲み込む力”が弱い為に、飲み込みきれずに詰まらせてしまうといた所です。
詰まらせる物の代名詞として、今からの時期は
お餅を良く聞きます。
確かにそうなんですが、意外と
普通のご飯やパンも多いんですよね。
年齢別に見てみると、意外と多いのが
高齢者によるお粥を喉に詰まらせたという事例。
お粥・・・意外です、こんな物、喉に詰まるんかいな?
普通は詰まりませんが、
高齢者で嚥下力が衰えて寝たきりの状態の方に多いんですよ。
確かにオイラなんかでも、
寝た状態で物を食べるって、意外と難しいんですよ。
特に
”仰臥位(ぎょうがい)”と呼ばれる、いわゆる
”仰向け”の状態での飲食は、
普通の人でも詰まらせる危険が多いので避けるべきです。。
もちろん、
”伏臥位(ふくがい)”と呼ばれる、いわゆる
”うつ伏せ”状態での飲食も避けるべきです。
詰まらせた時、詰まってしまった人を見かけたときは、握り拳で背後から手を回し、お腹のあたりを突き上げる方法
(ハイムリック法)や、背中をたたく
”背部叩打法”等を用いて除去します。
ハイムリック法に関しては危険も伴う為、適用できない事例があります。(例えば妊婦さんや乳児など)
さてさて、こう云った気道の異物除去を行う場合、昔からよく言われているのが
”掃除機を使った除去方法”です。
果たしてこれは有効なのでしょうか?
もちろん有効ですが、あくまで
”正しい手順を踏めば有効”といった所です。
また、あくまで
”最終手段”と考えて貰った方が無難です。
じゃあ、どうすれば有効になるのか・・・
まず、掃除機の口を口腔内に差し込む訳ですが、
出来るだけ吸い込み口を清潔にして入れてください。
掃除機の口ですので、良からぬばい菌が沢山付いています。
差し込む時は、
歯や口腔内に傷をつけない様、細心の注意を払ってください。
きったない掃除機の口を口の中に入れて、その状態で口腔内に傷を作れば、ソッコーでそこから感染が広がります。
あと、
掃除機のスイッチ入れずに差し込んでください。
やった事のある方なら解ると思いますが、あれだけの圧で吸い取っているのですから、
口に入れた瞬間にまず”舌”に襲い掛かります。
スイッチを入れずに口に差し込み、きちんと気道の場所にセットしたうえで、
鼻も摘まんでください。
鼻を摘ままずにスイッチを入れると、
鼻から空気がどんどん入って行き、何をやっているのか解らなくなります。
鼻をつまんで、唇も掃除機の口に密着させる・・・
その状態で初めて
スイッチオン!です。
実際にそれで取れるかどうかは
”イチかバチか”の世界です。
ま、実際のところ、
よほど上手くやらないと取れません。
でもね、
”取ってナンボ”の世界ですから、
試す価値はあると思います。
当然、
掃除機を使う前に119番をして救急車の要請は必須です。
異物除去作業を行いつつ、当たり前のように
CPR作業(心肺蘇生作業)を行ってください。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う過程で、
胸腔内圧(肺の内圧)
が上がり、その影響で異物が出てくる可能性があります。
決して指を喉に入れたりして異物を引き出そうとはしないでください。
素人では無理です、余計に状況を悪化させます。
それより、
脳が酸欠や栄養不足になって脳細胞の死滅を防ぐ為にも、脳への血液循環を行うCPR作業に重点を置いてください。
喉に物が詰まった・・・よくある話ですが、
症状的には非常に急を要する事例ですのでお気を付けください。
Posted at 2010/12/17 19:20:46 |
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