最近本当によく見かけるようになりましたね、
福祉車両と呼ばれる車。
本当に様々な物があり、送迎用はともかくとして、個人使用の物に関しては本当に一品一様の造りとなっています。
各自動車メーカーの特装部門や、それ専門のメーカーが手掛けている訳です。
日産ですと、オーテックが手掛けています。
トヨタは非常に力を入れています。
田舎の小さなディーラーでも、一台は必ず展示車両や試乗車を置いているって聞いた事があります。
ま、原則一品一様ですので、使う人の要望によっては遠くのディーラーまで見に行かなくてはいけないと思いますが。
福祉車両開発の取り組み…開発要件織り込み、ライン生産
こう云った事は、日本のお家芸ですな。
ただ、使う人が本当に使い易くなっているかどうかは別の話ですが、トヨタは積極的に
対話型開発を行っているようです。
本当に素晴らしい事だと思います。
体が不自由になると、自宅に引きこもりがちになります。
こう云った車両の積極的な開発は、
引き籠りがちな人をお日様の下へ連れ出す大きな役割も果たします。
どんどん続けて、もっともっと市場の拡大を希望します。
特殊な場合を除き、
”福祉車両”なんて
仰々しい名前をつけなくても、
普通に売っている車がもっともっと使い易くなればいいのですが。
五体満足の人が使い易い物は、体の不自由な方にとっては使い難い物かもしれません。
しかし、
体の不自由な方にとって使い易い物は、そうでない人でも使い易いのです、当たり前ですが。
視点を変えればもっともっと良い物作りが出来ます。
さてさて、こう云った中、
福祉車両の盗難が相次いでいる事をご存じでしょうか?
送迎用の車は基本的に運転手が居ますからそうでもないらしいですけど、
運転者自身が不自由な方の車。
盗難件数全体に占める割合自体は本当に少ないのですが、ここ数年で激増しているようです。
病院の体の不自由な方専用の駐車スペースに停めて、車いすを車外にだして乗り移って・・・こんな事をしている時にやられるようです。
また、普段から目をつけておいて、堂々と持っていくようです。
追いかけられてこない事を知っているのか、
非常に劣悪かつ卑怯なやり方です。
体の不自由な方は世界中どこにでもいらっしゃいます。
やはり需要があるのでしょうか。
送迎用福祉車両でも大人気のあの車、ベース車両が
”その筋の人気車種”ですので当然狙われる可能性は高いのですが、個人使用の車が非常に多くなっています。
体の不自由な方の車が盗難に遭うと、その人ははっきりいって生活出来なくなります。
それほど大切な
”足”であり、
”体の一部”なのです。
そこいらの車好きが本当の意味も理解せずに使う
”人馬一体の喜び”なんて云う様なのん気なもんじゃありません。
とにかくお金になるから・・・いったいどうよ?
数的には微々たるものかもしれませんし、普通の人からしたら
”ただ単に車を盗まれただけ”なのかもしれませんが、
当事者は・・・
余り出てこない話ですので、少し皆さんに知っておいて頂きたく書いてみました。
Posted at 2011/01/05 19:05:15 |
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くるまあそび | 日記