今月末に
東京マラソンが開催されます。
一時は陸上競技に染まって居た身としては、走る走らない、走れる走れないは別として、やはり興味があります。
一応今でも陸連に登録していますので、競技をやろうと思えばやる事は可能です。
競技者にも興味はありますが、オイラ的にはその裏方が妙に気になります。
昔からそうなんですよね、やたら裏方に興味を示す・・・
挙句の果てには、この近辺では少しばかり裏方では名の通った人間になっていたりしていました。
遠い昔の話ですけど。
さてさて、こう云った市民系の大会だけではなく、本物の競技会でも体調が思わしくなく競技中に倒れる人が出ます。
別に珍しくもなく、裏方稼業としては”ホラ来た!”って感覚だけです。
しかしながら、長距離の大会になればなるほどその症状は既に非常にまずい状況になっていたりするんですよ。
プロの選手はそうでもないんですが、市民ランナーは無茶しよります。
止め所を誤るって言うか、ムキになるって言うか・・・
その気持ちは良く解りますが、自分自身の体なんですし、素人ランナーなんだから無理するなって。
倒れる原因には概ね二つあります。
一つは怪我などで倒れて走行不能になるパターンです。
骨折やアキレス腱断裂などでしょうか。
こむら返り等もこの中に入るでしょうかね。
もっとも、内蔵系から来るこむら返りもありますし、多くは脱水症状でしょうか。
もう一つは、明らかに心肺系に何らかのトラブルが起こった場合です。
前者は別として、後者はおおむね確率が決まっているそうです。
一般的な市民マラソンの場合、
出場選手に対して0.1%の方が倒れるそうです。
それは心臓疾患が原因の心室細動であったり、その他の原因だそうです。
中には給水所の水を飲み過ぎて
”水中毒”になる方もおられるとか。
つまり、1000人走れば1人倒れるようです。
それがAED使用の対象になるかどうかは不明ですが。
東京マラソンの場合、フルマラソンで32000人、10kmコースで3000人走ります。
多分この0.1%という数字はハーフマラソン以上の距離に適用される数字と思います。
10kmコースで3人も倒れられたら大変な事になります。
フルマラソンで32000人走行・・・
多分30人位は何らかの原因で倒れる計算になります。
もちろん先に書きましたように怪我などは除きます。
この数字が本当にあっているのかどうかは良く解りませんが、
感覚的にはこんな物だと思います。
出場される方、長丁場となりますし意外と気温は高くなると思われます。
十分な事前トレーニングはもちろん、既に始められているとは思いますが
それ相応の食生活も必要不可欠です。
一見のんびりと走れば7時間で帰って来る事が出来るって思われがちですが、
無理や無茶をせずやめる勇気も必要って事も十分認識してください。
走りだせば、走り出す勇気よりもやめる勇気の方が簡単には出てこないって事が良く解ると思います。
ご自身の人生です、ご自愛ください。
次回挑戦すればいいんですよ。
Posted at 2011/02/16 21:36:32 |
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ウダウダ | 日記