溺れた男児に
ペットボトルを投げて助けたというニュースです。
<ほっとするニュース>男児が池に転落 主婦機転、ペットボトルで救出/和歌山
ま、
あっぱれ!なんですけど。
でですね、別にオイラが今更書かなくてもご存じだとは思いますが、一応書いておきます。
ペットボトルや空のポリタンク、一斗缶でもいです、もっと言えばバケツも救助道具になります。
バケツは別ですけど、ペットボトルやポリタン、一斗缶などで救助する時は、少しだけ水や何かを入れて投げてくださいね。
別に
小石でも良いです。
少し重量を与えた方が投げやすいし受け取った方も処理し易いです。
できれば数本束ねて紐をつけて・・・なんてのが良いんですけど、そんなの急に無理ですよね。
ペットボトルもキャップをつけた方が良いですけど、無ければ無くても良いです、とりあえずは。
バケツやキャップ無し容器は受け取った方(助けて欲しい方)が少し工夫する必要がありますが、当然パニックって居ますのでそんな余裕はありません。
投げた方が指示してあげなければいけません。
バケツや蓋無し容器は、逆さまにして使用します。
色々な救助方法はありますが、
決して助けに行こうとして飛びこんだりしない事です。
特に河川の場合は
自分も流される危険性が非常に大きいです。
あとね、
溺れちゃったな~なんて状況になったら、
少し落ち着きましょうよ。
そう言う状況だからこそ、落ち着きましょう。
人間は良く出来た生き物なんですよ。
溺れる時の格好って、ほぼ間違いなく
”水面に立っている状態”なんですよ。
つまり大体肩から上が水面上に出ていて、その下は水面下。
水中で足をバタバタさせて手で水を掻いている状態。
ほぼこの状態です。
これをするから状況はどんどん悪い方向に行くんですよ。
落ち着いて水面に仰向けに寝ましょう。
そうすればまず沈みません。
そうすれば
”沈む”という恐怖感から解放され、少し精神的に余裕が出ます。
その状態になってから次を考えましょう。
その後のやり方は今日は書きません。
よくね、
海水浴場やプールに行くとこんな事を言われたり看板が出ている事があります。
”溺れたら大きく手を振って大声で助けを呼んでください”
コレ、
間違いです、ハイ!
だいたいね、先にも書いていますように
溺れている人の手って、必ずと言っていいほど水中にあるんですよ。
必死で
”立ち泳ぎをしている状態”なんです。
この状態で
手を水面に出して大きく振った瞬間、一気に沈みます。
それに、
口も出来るだけ呼吸をしようとしています、大声なんて出せる訳がありません。
これから先、暑くなってきますと水の事故が増えてきます。
一番大切な事は、
何かあった時の事を考えておく事は当然なのですが、
そう言う状況をいかにして作らないか、そう言う状況を事前にいかにして排除するかが大切なのです。
極端な話をすれば、
そう言う場所に行かないとか・・・
ま、そうも言っていられませんから、
くれぐれも事前準備、状況の把握をしっかり行ってくださいね。
今回のこの水事故も、どうせ対策が甘かったんだろ?
あと、水への教育も・・・
別に学校のやり方をどうのこうの言うつもりは一切ない、
こう云う問題は地域と家族の問題だ。
救助法や応急手当法は、準備不足や不安全行動をカバーするものではないという事をしっかり知っておいて欲しいです。
何かあった時はこういう知識を使えばいい・・・
確かにそうです、間違いありません。
でも、
救助法や救急法を知っているからとか、知識があるからとか、安全用品を身につけているからとか、もっと言えば何かあったら救急や警察を呼んで助けてもらえば良いって言った安心感故に、不安全行動や認識不足、準備不足が目立ちます。
Posted at 2011/06/04 20:15:21 |
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