2011年08月07日
爆弾・・・人々に恐怖を与えたり殺めたりするもの
ダイナマイト・・・人々に利益をもたらすもの
中身は一緒でも、人間の使い方によってまるっきりその効果は正反対。
原子力も一緒じゃないのかな?
昨日は第66回目の広島原爆死没者慰霊式・平和祈念式が開催され、その中で様々な要人がお言葉を述べられた。
福島第一原発と話を絡めた物が多かったような気がするが、それはそれで当たり前のことだと思う。
また絶対に議論もしていかなければならないこと。
でも少し考えて欲しい。
原子力も使い方によっては人間を殺めるものになるし、”上手く使えば”人間に莫大な利益をもたらす。
こんなこと誰だって解っていること。
この”上手に使えば”がクセモノで、今の所お世辞にも上手に使っているとは思えない。
ドキドキハラハラ・・・”危ない橋を渡っている”感は否めない。
”安全”ありきで語られてきた原発政策。
”想定外”だらけの”想定”。
その一番大きな”想定外”が、宮城県沖・茨城県沖では地震の起こる可能性は有るが、福島県沖ではその危険性は極めて少ないと言った、誰が考えても首を傾げる話。
少なくともそんなピンポイントで予測できるような代物では無い事は、予測している科学者自身が一番良く解った居ること。
なぜ広島・長崎に投下された原子力爆弾と、原子力発電を一緒のステージで語るのだろうか?
オイラにはその意味が全く解らない。
先日、某私鉄駅前でその地域の市会議員さんだと思うけど、朝早くからこの問題について熱い演説をされていた。
時間が有ったので数本の電車を見送り陰で聞いていたが、どうも原爆と原発を同じステージで考えている。
確かに”原子力”というエネルギーを利用して何かを行うことには変わりないが、どうも違和感を感じる。
原爆を議論する前に”戦争”を議論しなければならない。
原発を議論する前に”危機管理”を議論しなければならない。
原爆や原発、もっと言えば原子力に罪は無いのよ。
それを使う人間が浅はかなだけだ。
バカに包丁を持たせるのと一緒って言うこと。
使い方を間違えればすべての物は凶器になる。
Posted at 2011/08/07 21:41:10 |
トラックバック(0) |
ウダウダ | 日記