2011年10月01日
昨日の朝早く、新名神の鈴鹿トンネル内で、JRバス関東の青春エコドリーム号が大事故を起こしました。
確か片道4500円だったかな?
JRバス関東所属のエアロキング(DD車=2階建て)の前面部が大破しております。
運転手や二階部分の最前列の乗客はよく死ななかったと思います。
3列仕様では無く格安便ですので4列詰め込み仕様のバスです。
よって48人ものけが人が出た模様です。
全員ですね。
まぁ、前方を走っていた大型トラックに過失があるのか、はたまたJRバス側に過失があるのかは良く解りませんが、多くの方々が怪我をされた事は事実です。
でですね、ちょっと考えてみたいと思います。
まず、怪我をしている運転手=当時ハンドルを握っていた運転手ですが、この方の所属は西日本JRバスの運転手さんです。
つまり車体の持ち主と運転手の所属は別です。
しかも詰込み型フル乗車のエアロキングですので、乗務員用の仮眠設備は無い筈です。
3列シートの車両だと、1階部分を乗務員さんが占領している会社もあります。
普通のSHD(スーパーハイデッカー仕様)等でしたら、荷物室の横に狭い仮眠室が有るんですよね。
つまり、この手の夜間高速バスは運転手一人で運転しているのです。
じゃあ、東京を出て大阪まで一人で運転?
そんな事はありません。
東名高速の三ケ日インターを降りた所にJRバスの営業所があります。
一旦高速を降りて、その営業所で乗客が寝ているのをいい事に、こっそりと乗務員交代が行われています。
多分昼の便で大阪から三ケ日まで運転して、夜中の便まで仮眠して夜中の便を運転して大阪まで帰ってくると云ったパターンでしょうね。
同じような交代は都市間高速ツアーバスも行われています、海老名サービスエリアで。
あのSAって宿泊施設もあるしお風呂もあるんですかね?
もってこいの場所だと思います。
JRバスは三ケ日で乗務員が”JRバス関東←→西日本JRバス”の様に交代します。
ですので、今回の様なバスの所属と運転手の所属が異なる訳です。
東京-博多間の新幹線と一緒ですね、JR東海の新幹線車両を新大阪以西ではJR西日本の運転士が運転している状態です。
以前乗車した昼特急博多号では、山陽道の沼田PAで乗務員が西日本JRバスからJR九州バスへ乗務員交代をしていました。
ここでも大阪から沼田PAまでは車体はJR九州バスの車体、運転手は西日本JRバスでした。
もっとも、西日本JRバスは一人で運転、JR九州バスは2人で運転と云った風に、同じJRグループでも組織の違いでやり方が違うんだなと思った事があります。
安全意識の感覚の違いとか・・・
今回の事故もJRバス関東は何人で運転していたのかは知りませんが、少なくとも西日本JRバスは一人で運転していた模様です。
三ケ日で交代したのならたぶん午前2時前後の話だと思います。
事故を起こしたのが午前4時半頃。
鈴鹿トンネルを抜けた土山PAか甲南PAで運転停車をしていったん休憩・点検の筈。
乗客は降りられませんが。
多分あと少しだったんだと思います。
別にバスの運転手さんが・・・していたなんて言っていません。
トラックの運転手が・・・していたのかもしれませんし、両方とも・・・だったのかもしれません。
でもね、あの大破の状況を見ると、相当の速度差のある物にぶつかったとしか思えません。
80km/hで走行中の物に100km/hでぶつかったなんて到底思えません。
どちらが悪いなんてどうでもいい事です。
大切な事はなぜそう云う状況になってしまったのか、今後どう対策をしていくかです。
その時点で自ずと誰が悪いのかなんて見えてくるんですよ。
すぐに誰が悪いのかと云った”犯人捜し”をする事しか考えないんですよね。
そんな事ど~でもええやん!
Posted at 2011/10/01 16:15:50 |
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ウダウダ | 日記