ちょっと偏っているとか色々言われている番組ですけど、”NEXT”になる前から観ています。
今日の特集で、何度か特集を組まれている奈良県在住の
谷口明花さんの事が、本日も特集されていました。
一段としっかりされていて、非常に嬉しい限りです。
直接お会いした事は当然無いのですが、ぜひとも頑張って頂きたいです、本人にも、周りの方々やご両親、関係者共々・・・
中学校入学に際し、ちょっとゴタゴタしていた関係でオイラも知るようになったんですけどね。
あのゴタゴタがなければ、オイラは絶対知らないと思います。
さてさて、実はオイラが高校に通っていた時にも、同じような事案がありました。
かれこれ30年近く前の出来事ですけど。
学校自体が山の斜面に建っている状態の学校でした。
当たり前のように地域の様々な中学校から進学してくる訳ですけど、
車椅子をお使いの方がいました。
今回問題となった中学校どころの騒ぎじゃないくらい、
健常者でもかなり苦痛な校内でした。
当然高校に入学して初めて彼の存在を知ったのですが、失礼ながら最初は”ホンマに大丈夫なんか?”って思っていました。
そうこうしているうちに、彼の持ち前の明るさで一気に学校内の人気者に・・・
言い方は悪いと思いますけど、明るさゆえの人気者という事以外に、興味本位的な部分があったことは確かです。
当然入学に際し、特別仕様のトイレやスロープ等が設置され、学校自体がその当時ではまだあまり聞き慣れない言葉だった
”バリアフリー化”されていました。
でも、根本的に山の斜面に建っている学校です、
バリアフリー化といっても限界があります。
そうなってくればやはりオイラの大好きな
”人海戦術”です。
最初は躊躇っていた者も、だんだんと自然にお手伝いが出来るようになってきました。
最初は言い方は悪いですが”興味本位”や”珍しい人を見る感じ”だった事は否めません。
しかしながら、半年もすれば彼の存在自体が”全く気にならなくなってきた”感じですね。
存在自体が気にならない・・・つまり”普通の人”なんです、当たり前ですけど。
お手伝いする事自体が、全く普通になってきてしまうんですよね。
”一日一善”ではないですけど、一日一回位は何かお手伝いをしないと気が済まなくなってくるんですよね、不思議なもんです。
朝と夕方には、両親のどちらかが車で迎え来ていましたが、そこまで送っていくのも”誰とは無し”にやっていましたね。
同じクラスとか同じ学年とかそういった類の”誰とは無し”にではなく、学校中で”誰とは無しにやっていた”状態でした。
今考えると、一緒に生活をした3年間で、
授業では教えてもらえない、教科書には絶対書いていない”非常に大切な何か”を勉強させてもらった気がします。
あの時代に、あのような経験が出来て、
オイラは非常に幸せだったんだな・・・なんて思います。
今でこそそれなりに意識が変わってきていますけどね。
で、彼はさすがに
腕を脚代わりにしているだけあって、
上半身と腕のパワーは凄かった・・・
オイラもクラブ活動のせいでそれなりに腕はゴツかったですが、腕相撲では彼には両手でも勝てなかった・・・
今何処で何をしているんだろう・・・Sクン・・・
なにせメチャクチャ勉強が出来たので、
なりたかったお医者さんにでもなっているのかな?
Posted at 2009/11/07 22:22:08 |
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