量の増加は、質の低下を招く・・・
昔から盛んに言われている事です。
今回のトヨタ騒動も、
”こども社長”サン自身が、
会社の急成長が原因の一つだと認めるコメントを出しています。
もっとも、庶民にとって
”お値段据え置き、20%増量キャンペーン”なんてものは大変有難いものなんですけど。
さてさて、先日来問題となっている
”撮り鉄のマナー”ですが・・・
先日遂にやってくれましたね・・・大和路線で・・・
列車緊急停車とその影響による多数の運休騒ぎ。
”お座敷列車・あすか”の撮影のために
線路内に進入したバカが居たと言う
”お下劣”な話。
その数日後にも、草津線で同じような事件が・・・
で、大阪府警が立件に向けて
実況検分を行いました。
まぁ、
オイラも若干鉄分が多いらしいのですが、ココ最近ブームというか老若男女を問わず、
”鉄分多目の方”が増えているのは事実です。
今日も
500系新幹線車両が、
”のぞみ”として走行する最終日であり、物凄い騒ぎです。
ややマスコミが騒ぎすぎている感は否めませんが、ちょっと凄いことになっていますよね。
近所の超有名スポットも、朝から三脚持参で、
撮り鉄御用達の
”EF 70-200 F2.8L IS USM”を装着したデジイチをぶら下げて歩いてりう人を多数見かけました。
まぁ、新幹線の場合、
基本的に簡単には線路内に進入できませんので、それほど大きなトラブルにはならないのですが、
在来線の場合いとも簡単に線路内はおろか軌道内にも進入できます。
じゃあ、
なぜ身の危険を冒してまでこんなことをするのか・・・
線路侵入騒動 「撮り鉄」の心理とは…
この記事にも書かれているように、
自分の撮った写真を公開する場が非常に身近にあるということがあります。
自分で自分のHPなりブログを立ち上げれば、公開し放題です。
昔は
こういった写真の公開の場って言えば、
それ専門の展覧会やその筋の雑誌や写真集の”公募”位しかなかったのです。
しかも、
カメラがデジタル化され、
記録媒体の容量内なら幾ら撮影してもお金は掛からない。
記録媒体自体も、
写真一枚当たりに対するコストなんて本当に微々たるモノです。
”一球闘魂”では無いですけど、
シャッターを一度押す事が、
いかに安易に出来る様になってきたか・・・
銀塩カメラだと、
後何枚・・・現像に幾ら掛かって・・・焼き増しをしたら・・・次の撮影に向けてフィルム買わんといかんな・・・なんて思いがシャッターを押す瞬間に頭を過るんですよね・・・素人は。
最近はこういった感覚って、
全く過去のものですよね。
でもね、
本当にそれだけなんでしょうか・・・
この異様な加熱ぶりの背景には、
”いかにきわどい写真が撮影できたか”・・・
きわどい写真を公開出来た者が一番エライ!・・・
こんな風潮が有るのではないでしょうか?
趣味の世界では、どの業界でも全く同じ現象が起きます。
車でもそうです、例えば
”どんだけきわどい”着地”をしているか”とか、
”どんだけ鬼キャンなのか”とか・・・
モーターショーの写真でもそうです、キャンギャルを撮る時、
どんだけきわどい写真が撮れるか・・・
きわどさの度合い=ネット上での”神度合いの大きさ”なんでしょうな、実際の所。
そりゃね、
オイラもオトコだからきわどい方が好きですけど、
法を冒してまでのものや他人に迷惑をかけてまでのきわどいものは大嫌いです。
もっとも、
”きわどい”というのは
”法の範囲内&他人に不快感を与えない範囲内&他人に迷惑をかけない範囲内”ということをご理解いただきたい。
これを
逸脱したものは
”きわどい”ではなく、
犯罪です。
まぁ、どの世界でもこんなことをやっているのは、
ほんの極々一部のアホだけなんですよね。
殆ど全てといっていい位の人は
”その趣味に誇りを持ってやっている人々”なんですよね。
Posted at 2010/02/28 18:47:12 |
トラックバック(0) |
ウダウダ | 日記