配線コネクター・・・
皆さんおなじみのあの赤色や青色の、配線を分岐した入りするときに使用する部材ですよね。
ワンタッチコネクターとか、単に
”AMP”とか言ったりもします。
元々AMP社が考案した物なのかどうか知りませんが、コネクター部分に”AMP”の刻印があれば、少しは安心します。
あとスコッチなどからも形状の違う物が出ておりますし、
”AMPみたいな”パチモンも大量に出回っております。
AMP純正よりも、パチモンの方が多いような気もしますが。
便利ですよね、ペンチやプライヤーで
”ギュッ”とつかめば終了です。
手軽故に大量に使用しておられる方も多数いらっしゃいます。
中には
”コレ、葡萄???”ってな位、
”葡萄の房状態”の方も見受けられます。
オイラはあまり好きではないので、
出来る限り一旦配線をカットし、防水圧着ターミナルを使うか、被覆だけを部分的に剥いてスプライスを使って圧着するかします。
でも、作業スペース的に無理な場合もありますし、どうしても配線コネクターに頼らなければならない所も存在します。
あまり好きではない理由の一つが、被覆が傷むってことでしょうか。
他には幾ら規格通りの物を使い、その規格に合った配線材を使用しても、長い期間で考えるといずれ接触不良を起こす形状である事は誰にでもわかる事です。
もっとも、圧着配線ターミナルやスプライス+伸縮チューブを使った加工でも、完璧という言葉はどこにも存在しませんけどね。
さてさて、オイラが通勤やチョイ乗りに使っている、痛車イタリアのスクーター・
ジレラのランナー君ですが・・・
いや~・・・一向に壊れませんね。
日本のメーカーの名前をつけた某アジアンスクーターなんか比較にならない位信頼性があります。
もっとも、組み立てこそイタリアですが、
使われている部品は多くが日本製。
特に重要な部分の部品は・・・
新車購入時に、何を血迷ったのか
”ETC車載器も付けてちょ!”なんて言ってしまったもんだから・・・
当時はまだまだめっちゃ高価であった
”二輪車専用セパレートタイプETC車載器”なんぞ載せていたりします。
当時は(今もですが)、まだ
特定のお店でしか装着できず、個人なんかで装着は絶対無理でした。
だって、機械自体の入手ルートが無いのですから。
今でこそ、中古品がヤフオクなどに出ており、一部の
“闇業者”がセットアップ済みの機器のみ販売している状態です。
もっとも
”闇業者”なんて書きましたが、
オイラがCB1300SFにつけている車載器はそういった業者から新品購入した物です。
で、オイラのランナーも、とある地域では少しは名の知れたお店で装着&セットアップした訳ですが、どうも最近
走行中に信号ランプが点滅する時がある・・・
それは決まって
”ガタガタ道”なのです。
つまり、ETCレーンに進入する時は、
危険防止策で路面が凸凹加工してある訳ですが、その凸凹によって機械がエラーを起こすのです。
最初は
”カードが悪いのか?それともカードと機械の接触端子が悪いのか?”なんて考えていましたが、どうも凸凹区間でしかエラーは起きない。
元々単車用車載器は、こう云った状況を考慮して構造的に接触部分がずれなく、防水の観点より密閉性の高い構造となっており、車の車載器とは随分と構造が違います。
色々検証した結果、
どうも電源が一旦落ちて再起動している時にゲートに入ってしまいゲートでエラーを起こすという事が判明しました。
で、日曜日にECT車載器の電源回路を確認してみると・・・
なんと!ライセンス灯から電源を盗んでいるのはいいのですが、
配線コネクターを使用して電源を取っているではないですか!
しかも、当然細線用の赤色を使用しているのはいいのですが、
車載機側は赤色の規格よりはるかに細い線です。
そりゃ接触不良も起こしますわ。
こんなええ加減な電気工事をやっていて、
よくもバカ高い工賃を取るもんだと少し呆れました。
事故が無かったからいいものの、もしレーンで追突でもされていたら責任問題だよ。
当然配線を一旦ぶった切って、
防水圧着ターミナルで完璧に工事し直しましたが。
後付け電装部品の調子が悪い時、
まず最初にこの配線コネクターを疑ってみてください。
邪魔くさいけど、あまり使わない方がいいですよ、この部材は。
Posted at 2010/09/21 19:30:42 |
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