”AIGO”のロゴで有名な、新潟県三条市に本社のある
相伍工業株式会社・・・
この不況のあおりを受け、先月9月17日に民事再生法適用の申請を新潟地裁に申し立てていました。
有名とは云っても、工具に興味の無い方々はあまり聞かないメーカーだと思います。
ソコソコ興味があっても、知らない人も沢山居るかと思います。
昭和3年創業の、
超老舗ブランドです。
国産インチ工具ではトップメーカーです。
幾らメトリック規格のボルトやナット類が幅を利かせているとはいえ、やはりインチ規格ねじはまだまだ多数存在します。
特にメリケン製の工業製品なんか、結構多いいんじゃないのかな?
あと、ハーレーなんかも?
まぁ、何処とも工具メーカーは厳しいと思いますよ。
以前書いた泉精工もそうですし。
かといって、
金ぴかメッキ加工を施して付加価値をつけて売り出しても、こう云った工具が占める割合って高々知れているんですよね。
趣味の工具ですから。
技術力はありますので、間違い無くどこかが助けると思いますが、工具好きにとっては非常に気になる所です。
企業側もある意味ジレンマに陥っているのかも?
どんどん壊れて買い換えてくれるような工具を作ると、それこそ会社の存続にかかわりますし、かと言って壊れない工具を作ると買い換えてもらえない・・・
どんどん新しい物を企画しても、
その開発費がペイできるような商品は既に出尽くしている感がありますし。
ねじやボルト、ビスなんかは、そう新しい規格なんて出てこないし、
特殊ねじとして出てきても使われている絶対数が限られるため、莫大な売り上げは望めないし、その特殊ねじに使う工具が一通り出回ってしまえば後はほとんど売れない状態。
日本の工具メーカーは何処とも素晴らしい技術を持っていますが、このままではそれが消えていく恐れがあります。
どうにかならないものでしょうかね?
Posted at 2010/10/11 20:49:05 |
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工具バンザイ! | 日記