
災害の発生について少し考えてみたいと思います。
災害には本当に色々な種類があります。
地震や雷、火事やオヤジ・・・
最近のオヤジはあまり怖くないんですけどね。
元々この”オヤジ”は”親父”ではなく、”おおやじ=大嵐”なんですよね・・・
これが訛っていつの間にか”オヤジ=親父”になったらしいです。
その頃のオヤジ連中は怖かったんでしょうな。
災害は他にも有ります。
戦争やテロ、無差別殺人、交通事故など、人間に損害を与える物は全て”災害”と言ってもいいと思います。
その災害の発生メカニズム・・・
そんな難しい事オイラには良く解りません。
でも、少し考えて云うと災害はどうして発生するのか解ってきます。
例えば地震・・・
地殻変動などにより地球の表面の形状が変化しその時に起こる揺れなどです、チョー簡単にいえば。
そこで、良~く考えてみましょう。
地面が揺れて亀裂が入ったからと言って、それが災害なのでしょうか?
地球が出来てから地球自体の表面の形状が変わっているって事は今に始まった事ではありませんし、これからもどんどん形状は変化して行きます。
インドは南半球に有った・・・
今もインドは北へ移動しており、そのおかげであの辺りに非常に高い山が出来た。
誰でも知っている事実です。
南半球からインドがどんぶらこ~どんぶらこ~と北へ移動してきてユーラシア大陸にぶつかった・・・
それはそれは大きな出来事である筈なのに、絶対に”災害”とは言われません。
それは”自然現象”なのです。
なぜならそこには”人類=人間”が介在していないからです。
そうなんですよ、戦争やテロはもちろん、洪水にしろ河川の氾濫にしろ地震にしろ台風にしろ火事にしろ、そこに人間が存在するから”災害”になるのです。
人為的な災害は別にして、自然災害は人間が居るから災害なんです。
人間が介在しなければ”自然現象”なのです。
究極の防災策としてよく言われるのが、”そこに住むな!そこに近づくな!”なのです。
そうは言っても、そう云う訳にも行きません、現実には。
じゃあ、どうすればいいんですか?
”防災=災害を防ぐ”なんて、出来る訳が無いんです。
オイラこの”防災”ってコトバ、大嫌いなんです。
人間が防げるような代物では無いんです。
それより”減災”なんです。
起こった事、起こる事は仕方が無いんです。
止めようとしても対処出来ません、絶対に。
そりゃ台風なんか、地球上に居る人間全てが台風の来そうなルート上で一斉にお湯を沸かせば、ひょっとすると若干ルートが変わるかもしれません。
ナイル川の河口は毎年のように大洪水が発生し川が氾濫します。
でもニュースになりますか?なりませんよね。
なぜならそれが年中行事だからです。
家が流れちゃったよ・・・また造るか・・・
多分この程度なんだと思います。
流れてもいい家を造って、その時期になったら逃げる。
それによて”自然災害”を”自然現象”により近付ける。
減災とはこういう物なんですよ。
”自然災害”をいかに”自然現象”に近付けて行くか。
これからはそこを考えて行くべきだと思います。
地球上でM5以上の地震の30%は日本列島で発生していると言われています。
そう云うヤバい場所に住んでsるのです、我々は。
住まない事が一番ですが、そうも言っていられません。
災害が発生しそうな時、災害が発生した時、何をすればいいのかを普段からよく考えておく必要があります。
災害時に持ち出す災害用品の充実も良いですが、それ以前にもっともっと考えておかなければいけない事が沢山有る筈です。
災害用品の充実なんて二の次三の次です。
Posted at 2011/08/13 21:17:34 |
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