
BMW-JAPANでは未だ先行販売となるGTですらティーザー広告状態でスペック等もはっきりしてないというのに、本国では新型5シリーズセダンが正式発表されちゃいました。
新型5シリと同一プラットフォーム(のはず)を用い、ホイールベースだけ7シリーズ並みにストレッチしたGTはそのホイールベースも3mを越えるものになってますが、とりあえずセダン/ツーリング系は何とか3mを切るところで辛うじて寸止めしてます(^_^;)(胴着に拳がギリかするくらい)
全長4899㎜×全幅1860㎜×全高1464㎜のサイズは当然旧型より大きくなってますが(全高だけ5㎜低い)、ホイールベースは旧2890㎜→新2968㎜と便通Eを軽く100㎜弱も上回る長さ!
はっきりいって、もはや1世代前のFセグメントに匹敵するホイールベースです(>_<)(マジE38と一緒くらいじゃないの?)
但し、サイドラインのフォルムは結構キープコンセプトで、従来通りのショート&ハイデッキにすることでFセグメントの7シリーズとは一線を画してますが、BMWもあっしと同様に年々サイズが肥大化するのは避けられないみたいです(^^;)(ほっといてくれ)
エンジンは従来の直6系と新型V8なのは従来通りですが、535iは現行335iや135i、さらにはX6 xDrive35iやZ4 35iが搭載するツインターボではなく、シングルターボに改編されてます。
とはいえ、小径ツインをシングルに変更する時点でタービン自体は大径化されており、大型化による慣性マスの増大に対してもツインスクロールタイプとすることで2000回転を遙かに切る低回転から従来通り最大トルクを発揮出来るよう考慮してあります(^_^)v
どうやらこのツインスクロールタイプのタービンは、X5M&X6Mにツイン搭載されているものと同一みたいな気がしますが、大径の方がエンジンの高回転に対しても追従は可能なので(小径タービンより回転数が低い分許容回転域が上がる)、ブーストアップにも充分なマージンを保っていると考えられます(^o^)(但し、インタークーラーやオイルクーラーの容量考慮しないとむやみにブーストチューンしてもあきまへんが)
ミッションは6速ATから一挙に8速ATへと進化してますが、ターボ化による低回転からの大トルクに逆行してるようなクロスレシオ多段化は疑問に思われるかも知れません。
ところがこれ、実は8速全部がクロスレシオにはなっておらず、おそらく6、7、8速は超ハイレシオの巡航用だと考えて間違いないでしょう(^_^)v(高速巡航での燃費改善対策)
事実、長年5速AT(ポルシェも997Ⅰまで使ってたTip)を搭載していたベンツが、一挙に2段増やして7Gトロニックとした際も、実際のギヤレシオは5速までほぼ旧型と一緒で、残り6、7速は経済巡航用の超ハイレシオとなっていることから、これと同様BMWの新型8速ATも100km/h巡航時で1700回転前後まで落として走れるためのミッションであることは明らかです(^_^)v(Co2低減にもなるしね)
このミッションもZF社製であろうかと思いますが(まさかアイシンAWではないだろ)、ロックアップクラッチは従来通り外出し多板クラッチとし、トルコンはスタート時だけ使用する低容量高ストール比として小型化しているでしょう。(現行6速ATも数年前から同様に大改良されてますが)
興味深いのは、足回りやエンジン等の走りに関する部分の電子制御化に関して常に先鞭を付けてきたBMWが、もはやそっちはやることなくなったのか今度は日本車みたいに各種のユーティリティー的装備にも電子制御の手を回してきたこと!
日産車同様のアラウンドビューシステムは無論(これ2010モデルのX6にも付きました)、どうやってもバックで車庫入れ出来ない哀れな連中のためにとうとうBMWパークアシスタンス機能まで装備しちゃいました。
これ、車庫入れバックでDMEがご丁寧にもステアリング操作してくれる優れものですが(国産車でもあるけど)、アクセル操作はあくまでも人的ですから、ペダルすらまともに踏めないアホはどうやってもぶつけるような気がするんですけどね(^^;)
他にもクルーズコントロールはストップ&ゴーにも対応可となってますし(街中でセットするバカが増えるな)、衝突制御機能は勝手にブレーキ踏んでくれるみたいだし(てめえで踏めよ)、まともな運転スキルをお持ちの方々には大きなお世話じゃ!機能が満載となった新型5シリーズですが、くれぐれもこういう機能はレスOP可能にしていただくような販売方式を採ってもらいたいもんです(^_^;)(絶対パッケージ抱き合わせ販売だろな~)
Posted at 2009/11/24 13:26:43 | |
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