
昨日は数年ぶりにオートサロンに行ってきました。

天気は生憎の雨でしたが、屋内のイベントなので問題ありません。
とりあえず今回は、新型シビックをレポートしていきます。

まずはホンダブースで展示してあった、シビック タイプR GT です。
突如発表になった2024年にスーパーGTデビュー予定の車体です。
NSXが販売終了になったとはいえ、ついにNSX系列じゃない車体がホンダのGTカーになるとは。

4ドア車のためキャビンは大きめになってしまいますね。
ただ4ドアのGTカーは他にもあるので特に不思議なことではないですけど。

リアはコンセプトのためまだ形だけって感じだけど、なかなかの迫力ですがシビックの面影も結構残ってます。
来年のデビューが楽しみです。

こちらもデビュー時に話題になった、スーパー耐久の新型シビックです。
タイプRのデビューして早々に参戦したことでかなり注目を集めましたね。

そしてこちらは個人的に今回の主役と言える、シビック タイプR 無限 コンセプト です。
さきほどのスーパー耐久からのフィードバックから作られている、今後商品化予定の無限製品の装着車です。

まず目を惹くのはこのフロントリップ。
純正より張り出していて一部は純正バンパーにも被る構造になっていてフロントバンパー下部がカーボンで覆われます。
ちょっと分厚い気もするけど強度や公道での使用も考慮したのかもしれません。

そして、ドライカーボン製のボンネット。
クーリングのために純正以上のダクトが追加になっているのは当然ですが、その見た目も美しいです。
ダクトの配置は前のFK8を踏襲していますが、サイド部には開いてないのは大して効果が無かったのか製品コストを少しでも抑えるため省いたのか最終仕様では追加になるのか。

中を覗いてみるとしっかり雨樋があるのが見えます。
なのでこれまで同様に大雨の中でもエンジンルームが水浸しになることはないでしょう。
あとは、何キロ軽量化になってるのかも気になりますね。
価格はFK8のが110万円だったのでそのぐらいは覚悟しないとかな…

上部には最近流行りのフェンダーダクトがついていてタイヤハウス内のエアーを効果的に抜いてくれそうです。
材質はFRPみたいでカーボンは無さそうですね。

サイドステップはフェンダーダクトから一体化したカーボン製。
張り出し具合は純正より出てる感じなので空力面も良さそうですが、個人的には純正の形のほうが好みかも。

リアウィングも完全カーボン製でFK8の形状を維持しながらFL5に装着したって感じです。
ただ、ウィングの角度調整は無段階になってました。(製品版では変わるかもだけど)
迫力や効果は絶大だろうけど、ホンダアクセスのウィングを見たあとだとどこか物足りなさも感じます。
こちらもFK8では99万円だったので今回はカーボン製は100万円超えかな。
今回は純正がGTウィング形状になったので、これまでのようなウィングが好みの人にならありだと思います。

マフラーは潔く(?)1本出しになっていますがこの辺は好みが分かれそう。
ディフューザはマフラーの形で穴が開いているのでこのマフラー専用ですが、
説明員さんに話を聞いてみたら「あくまでコンセプトなので、純正マフラーでも装着できる形状も検討します」ってことでした。
S2000のリアバンパーのように専用マフラーでしか装着できない ってことにはならないといいな~

ディフューザは3分割のためサイド部はこんな感じです。
分割だけどその境目は自然に仕立てられていました。

ホイールもBBSに変わっていてブレーキも6ポットの大型で一回り大きい2ピースローターに変わっていました。
純正のホイールもカッコいいけどこっちはさらに軽量でよさそう。
ブレーキも個人的に純正の真っ赤なキャリパーよりこの色のほうが好みなんですよね~

内装はこんな感じで、メーターが追加で並んでたりとか特に大きく変わったって感じはありません。
大きいところではシートがフルバケットにはなっていましたけどね。

ただ、ハンドルが変更なっていました。
レザーとアルカンターラを組み合わせたいいとこ取りのようなハンドルです。
FK8のときはカーボンとの組み合わせだっただけにより手触りの良い組み合わせになってます。

シフト周りも変わっていました。
シフトノブは既存品ですが、カーボンパネルを作ったみたいです。
ホンダアクセスと違い、ドライカーボンっぽいつや消しの感じがさらにレーシーですね。
とまあ、無限コンセプトはこんな感じでした。
製品版では多少変わるかもしれませんが、おそらく装着されてるパーツは発売されるでしょう。

VARISのブースにもシビックがありました。
ラッピングはされていますが、まだ大きくは変わっていない感じでした。

ただ、フロントリップが装着されていました。
先程の無限よりは控えめな張り出し具合ですがこっちの方が薄いので好みかも。

ホイールはレイズのTE37が装着されていました。
これもまたカッコいいですな。

フジツボブースにもシビックがありました。

フジツボブースでは開発中のマフラーが装着されていました。
特徴的なのは3本出しなのは純正と変わらないけど、一番右が細くてそこが常時排気し太い2本には排気バルブが装着されていました。
純正では排気バルブは1箇所なので大きな違いです。

説明員さんに話を聞いてみたら、排気バルブの制御をどうするかは検討中とのことでした。
個人的な意見として、純正制御と任意の制御がコントローラで設定できる方が面白いと伝えておきました。
今後どうなるか楽しみですね。

つや消しのBBSホイールは純正の雰囲気を残しつつ軽量化出来るのでかなりいい。

ワークスベルのブースでは、シビック用のハンドルボスが展示してありました。
シビックのハンドルには最近の車と同様に、オーディオやクルーズコントロールの制御スイッチがありますが、このボスを使えばそれらも使用しながら好きなハンドルに交換することが可能です。

とは言っても、結構奥の方なのでスイッチ操作はやりにくいですが、使えなくなるよりはマシですね。
選択肢としては十分だと思います。

タイプRではないですが、シビック用のホンダアクセスの新しいエアロコンセプトが展示してありました。
リップにサイドステップなどがタイプRを意識したより空力の良さそうな形状になっていました。

さらに新しいリアウィングも装着されており、タイプRで話題のシェブロン形状のウィングが装着されていました。
高さはタイプRより低いですがそれ以外は同じでいて、素材はFRPなので価格も安くなっていることでしょう。
そんなこんなで話題のシビックです。
(SPOONものあったみたいですが、見たかったのに気が付きませんでした。汗)
まだ発売されて間もなく本格的なデリバリーもこれからなので、来年のオートサロンあたりには結構な台数が出てくると思います。

最後に、ホンダのブースでタイプR開発責任者の柿沼さんを見つけたので少しお話させてもらいました。
普通にいたのでビックリしちゃいました(汗)
握手までしてもらって、今回のオートサロンで一番の収穫かもしれません(笑)
つづく