ブレーキアップグレードプロジェクト！

しばらく、ブログをサボっていましたが、実はサーキットには行っていました

しかし、毎回トラブルが出てしまい、まともに走れていない状況です
その中で、2回続けてブレーキトラブルが出てしまいました、ロータークラックです



１回目は、FSWのレーシングコースで割れて、ストックしていた中古ローターに交換しましたが、そのローターもほどなくして、筑波TC1000で割れました
大体が、1本目走った後に割れてるんですよね(>_<)

メンテナンスの問題もありますが、だんだんサーキットのタイムが上がるにつれて、そろそろ純正キャリパーの限界を感じてきました
効きはパッドの磨材を上げれば、そこそこ止まりますが、コントロール性と耐久性がイマイチ
色々な意味で耐久性が欲しいものです
こんなのとか・・・



しかしながら、ブレーキキットを買うと最低でも30万オーバーの出費

「どうにかして安くブレーキの容量を上げる方法ないかな～」と思ってネットの色々な記事を検索していると、他の方のブログでポルシェのキャリパーを流用する記事を発見しました
どうやら、ローターはCSL用の345㎜を使って、ポルシェの996キャリパーと置換する流用チューンらしく、海外では実績があるみたいです



この時代のポルシェのキャリパーは、ブレンボ製のモノブロック、４POT
今の純正のキャリパーと比べると、ローター径が変わらないので効きは変わらないかもしれませんが、耐久性は上がりそうです
更に色々と調べてみると、フロントだけなら上手くそろえれば、10万以下でビッグキャリパーに変更出来そうです
周りには、このチューンをやっている方は居ないので、私が人柱になってみようかと思います

ということで、早速動いてみました

まずは、キャリパー
偶然にも、某オクでパッド付きの中古キャリパーが出品されており、早速落札！5諭吉くらい
届いたのがこれ



かなりブレーキダストで汚れていたので、サンポールとブレーキクリーナーでよく洗浄しました
疲れました



ブーツはそこそこ綺麗ですが、オーバーホールしてから使う予定



もちろん、このままでは取り付けできません
必要になるのが「キャリパーブラケット」と「専用のブレーキホース」です
どちらも「作る」方法もあったのですが、設計を頼むとコストが跳ね上がるので、既成のものを使うことにしました

イギリスの「クリエーションモータースポーツ」と言う、自動車パーツ屋さんが、E46M3用の、ポルシェキャリパー用のブラケットと、専用のブレーキラインを販売しています
ebayを使って、取り寄せました。



しかし、ここ数年ドイツやらアメリカやらイギリスやらから、ネットを使って簡単に買い物している自分がいます。まさに時代はボーダーレス(笑)

そして、1週間ほどして、物が届きました
これがブラケット　129ポンド
鋳鉄製のボディに、ステンレスのボルトを使っているので、アルミのブラケットよりかは強度面では安心できそう
この手のアフターパーツは、基本的に強度計算とかはやっていないはずなので、アルミブラケットを使うと最悪クラックが入る可能性もありますから・・・





そして専用ステンメッシュホース　49ポンド
これは、見たまんまです
ボディ側のアダプタは、BMW用で、キャリパー側がポルシェ用になったメッシュホースです



そして、もうひとつハードルがあります
このブラケットを使うには、キャリパーの台座の部分を5.5㎜切削する必要があります



おそらくこれは、設計上ブラケットの強度を上げるため？
キャリパーの台座5.5㎜を犠牲にすることで、ブラケット側の肉厚を多くとり強度を確保するためだと思います

この台座を平行に切削は、流石に素人には無理だと思い、ネットで検索
話が通じそうなとこを探してみると、横浜の「キタダイ製作所」という金属加工屋さんを発見
様々な金属加工をやっていますが、キャリパーブラケットの制作やアルミホイールのオフセット加工など、主に自動車のパーツ加工をメインでやっている工場です
車で行ける距離なので、持ち込みでお願いしてみることにしました



携帯のＧｏｏｇｌeナビを使って行ってみると、看板が無いお店なので、非常に見つけにくい感じです
シャッターが開いており、アルミホイールとキャリパーが転がっていたので、にわかにここだと予想出来ましたが、シャッターが閉まっていたら、見つけることは無理だったでしょう(笑)



ここの主人に5.5㎜の切削をお願いし、来週取りに行く予定

と、ブレーキアップグレードの途中報告はここまで
来週加工から上がってきたキャリパーを、取り付けする予定です