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イイね!
2008年10月08日

カンクネン vs ローブ

カンクネン vs ローブ これまたやや古新聞ですが、カタルニアではまたローブ&シトロエンが圧勝しました!
まったくもって、選手権としては悩ましいことで…
ポイント的にはヒルボネンとか、可能性はまだありますけど、中身が違いすぎるような。
そのうち、フォードがマウンテンバイクをローブの家の玄関前においておくかも知れんなぁ。

ちなみに、私はこれでも結構ローブのファンです。
アイス・クール・セブとかって言われるけど、それは走りだけの話で、人間的にはとてもデキた方ですよね。
レース・オブ・チャンピオンズとかでは子供のようにはしゃいでるし、どんなにトラぶってもほとんど怒りを露にしないですもんね。
こういうラリーストって、本当の意味での強いラリーストなんだろうなあ。

通常、私はこういう優等生過ぎる人を嫌いになる傾向があるんですが、ローブはOKなんですよね~。

ただ、それでも私の中ではベストドライバーたり得ないのです。
多分これから永遠にベストドライバーは更新されないんだろうなあ。

だって、私のオーバーオール部門ベストドライバーはユハ・カンクネンですから。
(ちなみに魂のベストドライバーがフランソワ・デルクールっす!!!敬礼!!)

私にとっては、彼以上のドライバーは思いつきません。
ラリーストとしても人間としても、非の打ち所のないドライバーだと思っています。

で、画像の「どっちが偉大か比較!」と相成ったわけです。
勝率はローブが脅威の40.9%!!!!
ひゃー、尋常じゃないですよねー、この数字は!
これ以上っていったら、それこそMotoGPのバレンティーノ・ロッシぐらいしかいないんじゃないですかね~。
(昔計算したら48%ぐらいだったような気がしたんですよね。本当に天才だ!)
どちらにしても、すごい勝率です…

ただ、そこが素直に「スッゲー」って思えないところがあって…
ま、私がひねくれ物なんですけど。
でも、圧倒的にシトロエンが速いっていうのも事実としてあるわけで。

で、カンクネン先生です。

1979年にエスコートでWRCデビューしてから2002年にヒュンダイで引退するまでに、出も出たり165戦、それ以上にすごいのは23年間もWRCのトップドライバーとして君臨し続けたところです!!!!!
8486日間ですよ!!!!!
凄すぎます。
その間に乗ったマシンが14車種、マニュファクチャラーは7メーカー。

86年にプジョー205でグループB最後のチャンピオンになった翌年は、デルタでグループA初代チャンピオンに。
翌年、トヨタに移籍しサファリでスープラ(サファリはスープラですよ、やっぱり!!)、その後のセリカ時代を経てランチアに復帰、91年には3度目の戴冠。
93年には再度トヨタに移籍し4度目のワールドチャンピオンに。
こんなドライバーは空前絶後だと思います。

それも、彼が全盛期だった頃のグループA時代のWRCは、氷のモンテから雪のスウェディッシュ、過酷極まりないサファリ、ターマックのコルス、他にもアクロポリス、アイボリー・コースト、1000湖にRACと、フィールドも千差万別。
サンレモも、確かポルトガルもグラベルとターマックのミックスラリーでしたよね。

そんな中でも、どんな状況でも、笑顔と周りの人への配慮を絶対忘れなかったカンクネン。
93年に愛すべきユハ・ピロネンが倒れて引退をしてしまってから、すっかり勝てなくなってしまったところも、彼の人柄を感じさせます。
太りすぎだぞー、ピロネンー、ちくしょー!!

ダメだ、どんなドライバーもカンクネンの前では霞んでしまいます。
まさに、帝王。

…このままで行くと、今晩一晩中書いていると思いますので、この辺で止めておきます。

あ、あと無冠の帝王部門では、これまた敬愛するマルク・アレン御大もいます!
顔の怖さではブッチギリのNo1です!!
(いや、絶対良い人だと思うんですけど!!!)

怖いで思い出しましたが、90年頃DTMで走ってたハンス・シュトゥックもムッツリしてると怖かったなあ。
笑うととてもチャーミングなんですがね!!

いつか、「デルクール特集」&「カンクネン特集」も思い切り書いてみたくなりました!
皆さまの色々なデルクール愛、カンクネン愛も、そのときはぜひお寄せください!

では!
ブログ一覧 | ラリー | 日記
Posted at 2008/10/08 23:43:25

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この記事へのコメント

2008年10月9日 8:32
クループA万歳さん、アツいっすねー。
たしかに今季WRCの前半はそろそろヒルボネン、ラトバラがいくかなーと
思いましたが、いやいや、まだまだローブの牙城は崩せないようです。
ローブはラリーではほんとにクールですよね。
どこだったか忘れましたが、コドラのエレナなペースノート読み間違えて
リタイヤしてしまったときも
「何十年もやっていて初めての出来事。そういうときもあるよ」とさらっと
言ってのけたことが印象に残ってます。
カンクネンは僕の印象ではセリカってイメージが強いです。
フィンランド人ですがどこか英国紳士のような風格がありましたね。
マルク・アレン、まじで顔こわいっす(笑)。
あと、ブロンクビストもいい味出してます。
見た目、ただのおっさんですよね(笑)。
オーラはないけど彼もマシンを選ばない器用さがあり、
見た目とのギャップにやられました(笑)。
60超えても現役だったんだからすごいよなー。

コメントへの返答
2008年10月9日 22:39
こんばんは!

もう脳みそが固まってしまっているのか、どうも最近のドライバーって私の印象に残っている人が少ないんですよねー。
皆さまにいろいろ教えていただきながら再勉強中させていただいている感じです!

でも、エレナのせいでリタイヤした時のローブのコメントには、感心した覚えがあります。
「何でもすぐ人のせいにする」ドライバーって、ラリーの世界では大成しないと思っているのです。
例えばパニッツィとかパニッツィとかパニッツィとか。

ラリーは人間性のモータースポーツだと思っているので。
何かミスを犯したとしても、そのミスに気をとられる人はダメだと思うのです。
アクシデントを呪うより、その被害を最小限にする努力がすぐできる素質がラリードライバーの素養なんだと。

一言でいうと「前向き」な人、ってことですかね。
「能天気」な人っていうのもたくさんいらっしゃいますし!

サロネン、ブロンクビスト、ワルデガルトがもし並んでたら…
なごみますよねー!!
2008年10月9日 8:35
ローブもいいですけれどカンクネンは懐かしいですね♪

今は何をされているのやら…疑問です(汗)
コメントへの返答
2008年10月9日 22:42
御大カンクネン先生は、本当に今フィンランドでドライビングスクールの先生をやっておられます。
で、いま講師陣をよく見てみたんですけど…

驚愕の事実が!!!!

校長:ユハ・カンクネン
先生:ユハ・レポ
先生:ハリ・ロバンペッラ
先生:ハリ・トイヴォネン
   他

ありえません!!
なんて豪華なんでしょう!!!!!

入校したい~。

http://www.juhakankkunen.com/driving_academy/fi/index.php
2008年10月9日 11:06
実はカンクネンが好きで、私のペースノートにはEasyという言葉が結構使われています。私の最初のラリーカーもST185。80~90年は特に熱い人達がいますよね。

でもぼくは今は偉大な方よりは、ちょっと柄の悪いデュバルやラトバラを応援して、ローブと渡り合える人材を早く育成してWRCを盛り上げて欲しいですね。ヒルボネンはもうちょっとお肉を付けて欲しいです。

ローブはシトロエンの秘密兵器として育成プログラムで育ったドライバーなんで多彩感が足りないんですよね。でもあのC4をよく限界ドライブしていますよね。クサラの時より苦労しているのが分かります。

私はサインツのようなしぶとい男になりたいですね。
コメントへの返答
2008年10月9日 23:02
最近のラリードライバーはだんだんF1ドライバー化してきて、ステレオタイプのドライバーが増えてきましたよね。
「ラリースト」というより「ラリーレーサー」とでも呼びたいような。

昔は「キレると速い」とか「調子乗ると速い」とか、そういう個性的な人が多かったですよね。
マシンも、乗りにくいということだけじゃなくて、得意不得意がはっきりしていた様に思います。
で、ラリー自体もさまざまな環境が用意されていたと。

だから、毎戦ドラマチックだったように思います。

それが、ドライバーも(比較的に)没個性、ラリーフィールドも整えられてきて、マシンもオールラウンダー傾向。
これでは、毎戦ごとの順位の意外性が減って、結果的にチャンピオンシップ自体が先が読めるようになってしまうのではないでしょうか?

昔のラリーストは「芸達者」という感じがしました。
「あ、あと俺が帳尻合わせとくから!」みたいな。

でも、はん太さんが「(ローブが)クサラの時より苦労しているのが」分かるっていうのは、すごくうらやましいですし尊敬します!
それは、やっぱり本当にご自分で競技をやってらっしゃるからこそお分かりになる感覚なんでしょうね~。
そういう感覚を共有したくて、少しずつダートラとかはじめておりますが、なかなか難しいですねー。

サインツとかは本当はマシンを振り回して走るタイプなのに、それを自分で軌道修正して築き上げた強いドライビングスタイルを持っていますよね。
芯が強い、本当にしぶといドライバーですよね。
あきらめずに車をゴールまで運ぶ根性もすごいです。
「行って帰ってくる」というラリーの本質をよく理解しているんでしょうね。
お世辞抜きにすごいドライバーです!
2008年10月9日 23:59
おー、ラリースト談義、盛り上がってますね。

> 例えばパニッツィとかパニッツィとかパニッツィとか。
わはは(爆笑)。パニやんは荒いですもんねえ。
でもそこが彼のチャームポイントだったりして。

そうそうサロネンもいましたねぇ。
あの色眼鏡がなんとも……。おしゃれなのか、どうなのか(笑)。

サインツ、僕がいちばん好きなドライバーは彼だったりします。
テクニックももちろんですが、なんとも男の色気を感じるんですよね。
けっして二枚目ではないですが、渋い、という表現は彼のためにあるような気がします。

あとあと、やはり外せないのがFFの神!ラニョッティ先生です。
FFなのに(いやFFだから?)あんなにケツを振り回していいのか!
ってなぐらいに派手ですよね。
クルマから降りるとジョークの好きなおもしろいおじさんってキャラが
また人をひきつけます。

カンクネンのドライビングスクール、見ました。
写真載ってましたが、変わってないですねぇ。
それにしてもあのハリ・トイヴォネンも講師とは!!!
すごすぎます!
コメントへの返答
2008年10月10日 0:33
パニッツィ、憎めないんですよねー。
いつまでたっても小僧だなーって思ってしまって。

サインツは実は出てきた当時は嫌いだったんですよねー。
当時はランチア贔屓だったので、憎きサインツ!って感じだったのです。
でも、その後だんだんそのすごさが分かるようになってきて、今ではかなりファンです。
(当時はビアジオンのファンでした!若かったなー!!)

フランス車フリークの人はラニョッティ先生は外せないでしょうね!
FFの印象が強いですが、ルノー5ターボ2なんて、すごく綺麗にテールを流してましたしね~。
いつかのネコパブのもてぎのイベントでも、LSD無しのルノースポールスピダーでグルグル回ってらっしゃいましたし、オールマイティですよね!

鬼の荷重移動っていう感じで、やはり腕が立つんだなって思いました!!
2008年10月12日 3:23
安定感では圧倒的にカンちゃんがナンバーワンでしたね。

1993年までのWRCは最低7戦以上のラリーへの参加義務があって、苦手なイベントはスキップ出来ましたが、それでも、安定感ではオリオール、サインツらより、やや上回っていたように思います。

ただ、テスト嫌いがなかったら、もっと勝てたかもしれんですね(汗)。

サインツのように、しつこいくらいのネチっこさで取り組んでいた開発力があったら、もっと違ってたかもしれません。
コメントへの返答
2008年10月12日 23:54
速さと安定感の絶妙のバランスだったと思います。

苦手なターマックはほとんど出てこなかったあの姿勢が微笑ましかったですね。
出なきゃいけなくなってからも、目が死んでるというか、明らかにいやいや走ってましたもんね。
そうえいば、ターマックへの出場が必須になってからチャンピオンになってませんねえ。

昔のドライバーは個性だらけで見ているだけで楽しかったですよね。
「いいよテキトーで。俺なんとかするからさ!」的なノリで本当に何とかしてしまうんですよね、カンクネン。
もっというと、トラブルは起こって当たり前、トラブルさえも楽しんでいたようにも見えてしまいます。

人として、見習うべきところが沢山ありそうですよね!

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